こんにちは!ヤマレコ代表のmatoyanです。
タイトルは煽り気味に書いてみました。
私は社内登山や家族で登るときは複数人で、それ以外は単独で登ることが多いです。
みんなでワイワイ話をしたりしながら登るのも楽しいのですが、単独だと他の人のペースを気にすることなく自分のペースで自由に歩けるところがいいですよね。
ところで一人で登山をするときって、皆さんどう過ごしていますか?
もちろん自然の景色や澄んだ空気、鳥や風の音を楽しみながら登ったり、歩くという行為に集中することもあります。ただ景色も見えない尾根を直登したり、長い尾根をだらだらと下山するときは歩いているというだけでは正直ツラいです。あとはテン場に早く着きすぎてしまったり、ご飯のあと夜に一人で過ごす場合も暇ですよね。
最近はスマホで様々なアプリがあるので、単独登山のお供にスマホを使うことも多いです。
そこで今回は、単独登山のときに使っているアプリを紹介してみたいと思います。
1.メモアプリ
色々と考えを巡らせながら歩いていると、ふといいアイデアが思いつく場合があります。
そのときにすぐにアイデアを残しておけるようにメモ用のアプリを使っています。友人が作ったSpeedMemoというアプリです。(iOS版のみ)
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スマホでアプリのアイコンをタップすると、即座に新規メモの作成画面が出てきます。画面を開いてアプリのアイコンをタップしたらすぐメモを入力できます。私はいいアイデアが出ても一瞬で頭から消えてしまうため、「とにかくすぐにメモを残したい」というときにとても重宝しています。
ヤマレコに関することや山のことはヤマレコMAPのメモ機能も活用しています。
スマホのないガラケーの時代は、アイデアを残すために自分のメールアドレス宛に短文のメールをたくさん送っていたのですが、アプリだと操作性も良くて便利でいいですね。
2.音楽アプリ
人に合うことがほとんどない平日の里山などでは、音を聞きながら登山することもあります。
私はAmazon Primeに入っていると使えるAmazon Musicのアプリ、あとはアメリカに住んでいた頃から使っているSpotifyというアプリを併用しています。
音楽のオンラインサービスは、最近はどのサービスも楽曲が豊富でどれを使っても正直あまり変わらないのではないかと思います。特に私はあまり楽曲へのこだわりもなくダラダラと洋楽を聞き流すことが多いので、各サービスで提供されているプレイリストをダウンロードして聞いています。
上記の2つのアプリはどちらも有料プランなら「オフラインで聞ける」ので、山の中で圏外でも音楽を楽しむことができます。
3.ラジオアプリ
昔のようにラジオを携帯する、という選択肢もありますが、現在は音のコンテンツを楽しめるスマホアプリが出てきています。ラジオを聞きたい場合は radiko.jp というアプリで聞いています。オフラインの機能はありませんが、タイムフリーの機能で過去のラジオも聞けますし、有料プランなら全国どこのラジオも聞けます。
あと最近一番ハマっているのはVoicyというアプリです。山の中だけではなくて日常でもよく聞いているのですが、ラジオのような声だけの独自の番組を配信しているアプリです。最近はインフルエンサーと言われる有名な人たちも番組を配信していて、ダウンロード数もリスナー数も増えて盛り上がってきているようです。
私はこのあたりの番組を普段からよく聞いています。
森拓郎さんの「森拓郎の聞くだけでヤセるラジオ」
運動指導者であり、パーソナルトレーニングジムやサプリメントブランドのプロデュースをしている森拓郎さんが運動やダイエット、人生相談などに答える番組です。
ダイエットや筋肉の付け方、体の痛みなどの相談に対して、頭の中にイメージを作れるように体の部位をどう動かせばいいか細かくアドバイスをされているところがとても勉強になります。
恋愛相談をバッサバッサと切っていくのも楽しくおすすめです。
サウザーさんの「サウザーラジオ〜青雲の誓い〜」
資本主義社会において、「勤め人」を卒業して自由に過ごせる立場になるにはどうすればいいか?をいろんな角度から常に同じメッセージで伝え続けてくれる番組です。
会社に勤めながらヤマレコを作って起業した自分のエピソードにも通じるところがあって、学びも多いです。
過去の番組からすべて聞き直しました。特に第49話と50話の「聴くだけで勤め人が嫌いになるラジオ」は昔のブラック企業のひどさに衝撃を受けます。
ベンチャー支援家Kさんの「ベンチャーニュースで言いたい放題」
ベンチャー関連のニュースを題材に、ベンチャーの支援をする事業をしてきたKさんが独自の視点でぶった切る番組です。
ベンチャー企業に興味がある方は楽しめると思います。
最初はこの番組からVoicyにハマったので、大好きな番組の一つです。
笑福亭鶴光師匠の「turuでおま」
毎回5分程度の短い番組なのですが、鶴光師匠の話は面白いです。
短時間で楽しめるので、合間の時間にぜひ。
4.SNSアプリ
ヤマレコは下山をしてから書くので、山の中ではTwitterとかFacebookで現在の山の状況をつぶやくことがあります。
私の使い方としては、上記の2つは情報提供の意味はかなり薄くて「山に行ってる自慢」「いい景色を楽しんでる自慢」でしかないです・・・。
5.ゲームアプリ
Pokémon GOのゲームを細々と続けていて、山の中にもポケストップやジム(アイテムが貰えたり、相手チームと戦って陣地取りができる場所)があるので、山頂などでたまに起動して遊んでます。残念ながらバッテリーの消費が激しいので、山の中で長時間遊ぶことはできないです。
同じ位置ゲームの「Ingress」というアプリでも一時期話題になってましたが、アクセスが困難になる冬山になると現地に来る人が激減するので、ジムを占領し続けられると思います。Pokémon GOの場合はメリットも少ないですし、ゆるく遊んでいるのでそこまでの気力もないですが。
6.電子書籍アプリ
私はKindleのアプリを使っています。
テン場についたあと、夜にゆっくり本を読むことができるので重宝しています。電子書籍ならいくら持っていってもかさばらないですし。
長めの縦走の場合はバッテリーが長持ちするKindleの端末を持っていく場合もあります。ページめくりボタンがあるKindle Voyageモデルが使いやすくて良かったのですが、現在は廃盤になってしまいました。今買うならKindle PaperwhiteかKindle Oasisでしょうか。
7.動画アプリ
同じくテン場についたあと、Amazonの動画アプリで映画やTV番組を見て過ごすこともあります。同様なサービスにHuluやNetflixなどもありますね。
あらかじめダウンロードしておけば普段まとまった時間が取れずに見れない映画なども見ることが出来るので、山の中でも快適に楽しめます。
8.地図アプリ
地図のアプリはここで紹介するまでもありませんが、ヤマレコとして提供している「ヤマレコMAP」アプリ(Android版/iOS版)を活用しています。
1. 登山計画書を作り、
2. コンパスに提出し、
3. 予定のルートと地図をスマホにダウンロードして、
4. 山の中では予定ルートを見ながら登山をして、
5. 下山したらアプリから下山連絡をする、
という使い方ですね。すべてアプリ上から操作できます。
疲れてくるとあとどれぐらい歩くのかがとても気になるので、ひんぱんに画面を開いて現在地を確認しています。
図:ヤマレコMAPの到着予測機能
最後に
以上、単独登山で使っているアプリでした。
みなさんも単独登山におすすめのスマホアプリがあれば、コメントなどでぜひ教えてください!
人によって価値観は様々ですし「山に行ってまでスマホをいじるのか」と言われるかもしれませんが、私の場合は普段の生活では確保できないまとまった時間ができて色々なことができる貴重な環境ですし、自然を楽しみつつスマホも活用して色々と遊んで過ごしています。
これも一つの山の過ごし方ではないでしょうか。
もちろんモバイルバッテリーは忘れずに。
あとヤマレコMAPの登山を開始する時にいつも表示するようにしていますが、山の中で歩きながらスマホを操作するのは危ないので、必ず立ち止まって操作したほうがいいです。
木の根っことかを見逃して足に引っ掛けたりしますし、場所が悪いと足を踏み外す場合もありますので。
ではまた!
by matoyan