こんにちは、ヤマレコ エンジニアのKJです。
10月以来、久しぶりの社内登山がやってきました。
今回のメインテーマは『スノーシュー』です。
スノーシューって何?と思うほどに雪山に慣れていないため(というか未経験)、かなり不安でした。
事前準備
スノーシューを買ったはいいものの、運搬はいったいどうすれば…。
聞いたところザックの前面に固定するのが一般的だそうですので、さっそく登山用品店に行き、店員に相談。
ギアーポケットをおすすめされました。
おおー、これならベルトのみで固定するよりも簡単そう。
これと上部固定用にベルトを一本購入し、試しにザックに取り付けてみました。
いい感じ。
中に荷物の入っていない状態ですが、安定して動けるのでとりあえずは問題ないでしょう。
不安が一つ解消されました。
※当日は駐車場からスノーシューを履いていけ、結局運搬しませんでした。
当日 登り
休止中のスキー場のゲレンデを通り、山頂を目指します。
序盤は緩やかな傾斜。
パリパリとした雪の感触が面白く、楽しく登れました。
しかし、次第に傾斜が増していきます。
初めてのスノーシュー、しかも私のはサイズが少し大きめ(60センチ前後)で上手く足がさばけず、気を抜くと左足で右足を踏んでいて足が上がらないなど大変でした。
急斜面もあるので、トラバースしながら登ります。
スノーシューは横移動があまり得意ではないので、滑り落ちないように山側の足を雪に引っかけるように踏み込んで進むそうです。
苦労して登りきれば、この景色。ご褒美ですね。
湖が望めるのが嬉しいです。
ここで先輩から、
「帰りは隣の尾根伝いに降りるから、ちゃんと地図と地形を見ておくように」と仰せつかります。
(下の写真の黄緑のラインのあたり)
ゲレンデから少し離れたところで、権現山に向かう分岐を探す地図読みクイズを出題されました。
下の地図の+マークのところが現在位置です。
軽車道の間をぬうようにルートがある?
周りをぐるぐる見回すと…………………それらしき道が、無い。
えっ、じゃあ今来た道が軽車道で、この道がルートなのかなぁと悩みつつ、多分間違っているだろうと思いながら道を選びましたがやはり不正解でした。
正解は!
写真の青い矢印の方向です。
分からないよ~。
でもよく見ればうっすら足跡も残っていました。
山のなかに入ると雪質が変わってくるのか、足元の感触がパリパリからふかふかに変わってきました。
当日 山頂
お楽しみの食事の時間です。
周辺を掘り、雪のテーブルを作って食卓を囲みました。
さぁ準備も整い、いよいよお昼御飯。
美味しそうでしょう♪
メニューは、キムチ鍋ベースのうどん、林檎のケーキ、アイスです。
食事担当のスタッフに感謝しないとですね。
作ってきて頂いたケーキには長野県特産の林檎がたっぷり入っていました。
登山中にひきづって作ったアイスを、ディップにして「いただきます」
見た目通り、美味しい!
ディップ状のアイスも美味しかったですが、食事担当曰く「固まりきらなかったのは次回の課題」だそうです。
試行錯誤ですね。
当日 下山
さて私の苦手な下りです。
傾斜にきつくなっていくにつれて、へっぴり腰になってしまうのが課題です。
実は歩くのに精いっぱいですが、読図も頑張ります。
尾根のある方向に進みつつ、まずは目的の尾根を見つけようとしますが、雑木林の中で地図には現れない10M以内の盛り上がりに惑わされながら、尾根を見つけるのは中々難しかったです。
先輩の助言とヤマレコMAPの力で何とか取り付けました。
さぁ、あとは下るだけ。
とはいかず、進行方向に尾根がぶつかり二股に分かれている場所があるので間違えて左の尾根へ入ってしまわないように注意が必要です。
上の地図を見て頂ければ、ピンクの線が進行方向にある尾根で二股に分かれているのが分かると思います。
それ以外にも左側にはいくつかの尾根が張り出していますね。
ヤマレコMAPは地図に陰影がついているので、読図初心者としては分かりやすくて助かります!
では、こういう時にはどうしたら別の尾根に迷い込まずに済むのか。
地図をよくみると、進行方向右側には迷うような尾根が無いです。
そのため右の沢を見失わないように下りていけば、別の尾根に迷い込むことはないそうです。
ただし右ばかりに注視して他の尾根の存在にそもそも気が付かないというのは、現在地の把握が出来ていないということですから、絶対にダメと指導を受けました。
今度こそ、あとはただ下るだけ。
下るだけといっても、歩き方が下手な私としては転びつつの、歩行技術的にも体力、筋力的にも大いに課題の残る下山ですけどね。
写真ではなだらかそうに見えますが、傾斜がでてくると怖がって遅れてしまいます。
あと一つ気を付けなくてはいけないことですが、
ストックの長さの調整をする際、手袋を外して作業をしてしまいました。
手袋が邪魔でサッとロックが解除できなかったため、外してしまいました。
そこですかさず「もう少し寒ければストックに指が張り付いて離れなくなるよ」との注意を受けました。
怖!
運動をしていて自分は寒さを感じていない分、油断してしまいそうです。
気を付けないと。
色々ありましたが、とにかく無事に戻ってきました。
お疲れさまでした。