初夏の笹刈り~集中するとなかなか楽しい~

2021年6月15日

こんにちは、スタッフHです。
先日「チーム安全登山」の取り組みのひとつとして、美ヶ原の笹刈り作業をお手伝いしました。
今回はそのレポートです。

■チーム安全登山とは?

やまきふ共済会、ヤマレコ、ヤマテンが運営し、
登山業界の応援と安全登山を、持続可能に&みんなで行うプロジェクトです。
今年の5月にロゴとWEBサイトをリニューアルしました。
良かったら参加してくださいね。

・チーム安全登山

・山岳業界の応援と安全登山を実現する「チーム安全登山」がリニューアル!

■なぜ笹刈りが必要なの?

藪漕ぎする登山者

笹は、生い茂る力がとても強い植物です。
短い期間で繁茂して登山道を塞いでしまうことがあり、植物を掻き分けて進む「藪漕ぎ」でもお馴染みだったりします。
また、笹原が増えることで在来の山野草が減り、お花畑がどんどん失われてしまう事象も発生しています。

日本百名山のひとつである「美ヶ原」では、植物の多様性を回復させるために地道に笹刈り作業が行われています。

■さあ、笹刈りへ

美ヶ原自然保護センター:笹刈りの説明を受ける

6月某日、笹刈りをお手伝いすべく、ヤマレコスタッフ全員で美ヶ原へ向かいました。
この日は薄曇りで風はほとんど無く、作業がしやすい天気でした。


スタート時の笹原です。手前はすでに笹刈りがされています。
この続きから、奥に向かって笹を刈って行きます。

笹刈りに必要なものは
・肌を露出しない服装
・手袋
・鎌

です。鎌は稲刈り用のものが向いているそうです。


刈り方ですが、笹をいくらか束ねて持ちます。
その根元に鎌の刃を当て、一度でザクッと引いて切ります。


それでは笹刈りスタートです。
適度に休憩を挟みながら、各々のペースで作業をします。


・・・・・・少しずつですが、進んでいます。
聞こえるのはガサゴソと笹を刈る音だけ、みんな静かです。
私は傾斜地で作業をしていたため、笹の切り口がおしりに近く、
頻繁に刺さりました。イテテ。。。


写真の一番奥、Kさんの刈る勢いが突出しています!


高山植物を見つけたら、笹と一緒に刈ってしまわないよう気を付けます。
よく見るとあちこちに、ランやトモエソウ、フウロソウなどがあります。
軍手の先にあるランの葉っぱ、分かりますでしょうか?


終了です!作業前と比べて、ずいぶん開けました。


刈り集めた笹も、たっぷりです。
ただ、笹原の全体に比べるとごくごくわずかな量・・・作業の果てしなさを感じます。

■感想

黙々と集中しての単純作業は楽しくて、ちょっぴりハマりそうです。
半日のお手伝いでしたが、もう少しやりたいな!とやや物足りない感覚でした。
刈った跡が徐々に開けていくのも、成果が見えて嬉しい気持ちになりました。
いくばくかお役に立てたうえに、身体も適度に鍛えられて良かったです。

そして、自然保護活動には大多数の協力がまだまだ必要ということも改めて感じました。
ただし、いま美ヶ原では一般の方を広く募っての笹狩りは難しい状況で、
“美ヶ原パークボランティア”の皆さんが、定期的に少人数で行っています。

大規模な笹刈り(2019年)

美ヶ原では年に2回、一般からも参加者を集めた笹狩りが行われていますが、昨年と今年は新型コロナウィルスの影響で中止になりました。
早く事態の収束を迎え、大勢での笹刈りが開催できることを願います。

また、全国各地では登山道整備や草刈り体験などのツアーが開催されているようです。美ヶ原でもレジャーとしての笹刈りができれば、継続的に人手が得られて、観光も盛り上がるかも・・・とぼんやり思いました。

 

■おまけ:美ヶ原で遊ぶ


笹刈りの後は、美ヶ原を散策しました。


まずは王ヶ頭ホテル前のテーブルで、ランチです。皆で豚汁を作ります。
とっても開放的なロケーション、遠くには牛が放牧されています。

ルバーブのタルト

デザートは今泉さん手作りのルバーブタルトです。
見た目は野菜のフキがのっているようですが、甘酸っぱいベリータルトを思わせる本格的なスイーツ、ギャップがあって不思議です。

王ヶ鼻

食後は王ヶ頭~王ヶ鼻を巡ります。
王ヶ鼻からは松本平が良く見えます。残念ながら北アルプスは望めず、またの機会に。


この時期に見られるカラマツの新芽は、可愛くて好きです。


いくつも電波塔が並ぶ光景は、美ヶ原ならではです。

美ヶ原は何度も訪れており、松本市街からもいつも見えていますが、いっそう身近に感じた一日でした。

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