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Yamareco

記録ID: 243440
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無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

イブネ・クラシ・銚子(錦をまとった甲津畑・千草街道より)

2012年11月10日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
16.7km
登り
998m
下り
983m

コースタイム

岩ヶ谷林道登山口(7:10)〜桜地蔵尊(7:50)〜蓮如上人旧跡(8:30)〜杉峠(9:30/9:40)〜佐目峠(10:00)〜
イブネ(10:20/10:30)〜クラシ(11:00)〜銚子(11:20/11:30)〜イブネ:昼食(12:00/12:30)〜杉峠(13:10/13:20)〜
蓮如上人旧跡(14:20/14:25))〜東近江市避難小屋(15:00/15:10)〜登山口(16:00)
天候 晴れ 午後より雲が多くなり、風も冷たく感じる。
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八日市ICより八風街道(R421)にて甲津畑へ。
渋川(藤切川)に架かる鳴野橋手前の路肩に駐車。
コース状況/
危険箇所等
岩ヶ谷林道登山口に登山届ポストが有ります。
岩ヶ谷林道と対峙するカクレグラ〜タイジョウの尾根に見事な紅葉が見られ、
杉峠に至る千草街道は未だ充分紅葉(黄葉)が楽しめました。
黄葉の岩ヶ谷林道を行く
2012年11月10日 07:39撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 7:39
黄葉の岩ヶ谷林道を行く
杉峠に出た
2012年11月10日 09:45撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 9:45
杉峠に出た
杉峠を上がると綿向山が望まれる
2012年11月10日 09:56撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 9:56
杉峠を上がると綿向山が望まれる
尾根のピーク・杉峠の頭
2012年11月10日 10:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 10:04
尾根のピーク・杉峠の頭
曖昧に尾根が広がるとタイジョウ・佐目峠分岐になる
2012年11月10日 10:08撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 10:08
曖昧に尾根が広がるとタイジョウ・佐目峠分岐になる
イブネに延びる尾根を見る
2012年11月10日 10:13撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:13
イブネに延びる尾根を見る
御在所岳が近い
2012年11月10日 10:13撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 10:13
御在所岳が近い
佐目峠の目印岩
2012年11月10日 10:15撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 10:15
佐目峠の目印岩
タテヤマリンドウ?(イブネに上がる小尾根にて)
2012年11月10日 10:21撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:21
タテヤマリンドウ?(イブネに上がる小尾根にて)
イブネの頂上台地
2012年11月10日 10:31撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:31
イブネの頂上台地
雨乞岳が大きい
2012年11月10日 10:32撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:32
雨乞岳が大きい
国見岳・御在所岳・鎌ヶ岳(イブネより)
2012年11月10日 10:33撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:33
国見岳・御在所岳・鎌ヶ岳(イブネより)
鎌尾根の奥に伊勢湾が広がる
2012年11月10日 10:35撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:35
鎌尾根の奥に伊勢湾が広がる
イブネ北端から釈迦ヶ岳(左奥に御岳が)
2012年11月10日 10:54撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 10:54
イブネ北端から釈迦ヶ岳(左奥に御岳が)
イブネ北端からクラシのコルへ下る
2012年11月10日 10:56撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 10:56
イブネ北端からクラシのコルへ下る
クラシの西側の紅葉
2012年11月10日 11:03撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 11:03
クラシの西側の紅葉
クラシに広がる苔の台地
2012年11月10日 11:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 11:04
クラシに広がる苔の台地
展望の無いクラシのピークは石楠花がうるさい
2012年11月10日 11:09撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 11:09
展望の無いクラシのピークは石楠花がうるさい
クラシの台地から銚子へ向かう
2012年11月10日 11:17撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 11:17
クラシの台地から銚子へ向かう
銚子から見る北側の紅葉
2012年11月10日 11:28撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 11:28
銚子から見る北側の紅葉
ブナに「銚子」の刻み
2012年11月10日 11:35撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 11:35
ブナに「銚子」の刻み
佐目子谷源流?を越えてイブネ北端を見る
(佐目子谷支流の熊ノ戸谷だと教えていただきました。)
2012年11月10日 11:35撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 11:35
佐目子谷源流?を越えてイブネ北端を見る
(佐目子谷支流の熊ノ戸谷だと教えていただきました。)
支流・熊ノ戸谷の紅葉
2012年11月10日 11:45撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 11:45
支流・熊ノ戸谷の紅葉
小さな流れを横切る
2012年11月10日 11:48撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 11:48
小さな流れを横切る
谷を越えた岩のコブからイブネを
(イブネのへそ:熊ノ戸平と呼ばれるそうです)
2012年11月10日 11:55撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 11:55
谷を越えた岩のコブからイブネを
(イブネのへそ:熊ノ戸平と呼ばれるそうです)
岩のコブ周辺の紅葉をズーム
2012年11月10日 12:05撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 12:05
岩のコブ周辺の紅葉をズーム
イブネに戻り岩のコブと銚子ピークを見る
2012年11月10日 12:09撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 12:09
イブネに戻り岩のコブと銚子ピークを見る
幹にも分岐の刻みが
2012年11月10日 13:02撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 13:02
幹にも分岐の刻みが
熊が出るって本当?
2012年11月10日 13:32撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 13:32
熊が出るって本当?
一反ボウソウ(ミズナラ)
2012年11月10日 13:47撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 13:47
一反ボウソウ(ミズナラ)
フジキリ谷中流を飾る紅葉
2012年11月10日 14:06撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 14:06
フジキリ谷中流を飾る紅葉
陽に映える紅葉
2012年11月10日 14:10撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 14:10
陽に映える紅葉
吊橋で本流を渡る
2012年11月10日 14:22撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
11/10 14:22
吊橋で本流を渡る
大シデの木(クマシデ)
2012年11月10日 14:29撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 14:29
大シデの木(クマシデ)
カクレグラ〜タイジョウの尾根は見事な紅葉だ
2012年11月10日 15:50撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 15:50
カクレグラ〜タイジョウの尾根は見事な紅葉だ
紅葉を眺めながら林道を戻る
2012年11月10日 15:51撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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11/10 15:51
紅葉を眺めながら林道を戻る

感想

初冬にこのコースを歩いた時、紅葉の時期に是非来たいと考えていたので、
晩秋に差し掛かる前のこの時期に出かける。

その他、今回はいろいろと目的が有ってこのコースを計画した。
1・奥の畑へ通じる入り口を確認する。
2・お金峠〜ワサビ峠からの尾根(クラシ北尾根)とイブネ北端に上がる北端尾根の各分岐地点を確認する。
3・銚子ヶ口への分岐地点を確認する。
4・痛めた膝の回復具合を長い距離で確認する。

盛り沢山の目的を持って渋川(藤切川)に懸る鳴野橋脇に車を停める。
上流の尾根には見事な紅葉が広がり一段とテンションが上がる。

黄葉に溢れる林道から垣間見えるカクレグラ〜タイジョウの尾根は素晴らしい紅葉だが、楽しみは帰りに残しておこう。

林道から山道に入ると、タイジョウへの分岐指標が無くなっている。プレートが割れて無くなったようだ。
大峠分岐のツルベ谷出会いを過ぎると、期待通リに色づいた紅葉(黄葉)が続き度々脚が止まる。

石垣の残る道を過ぎ、石積の堰堤で谷を左岸へ渡ると踏み跡が分かれる。
左折ですぐに蓮如上人旧跡。右が本流の下流へ向かっている。踏み跡について行くとすぐに支流右岸の道に変わり、
谷に沿ってしばらく続いている。どうやらこれが奥の畑谷らしい。もう少し歩いてみたいがこの辺りで引き返す。

コースに戻って、大シデの木を過ぎ、一反ボウソウの脇を上がると一息で峠直下の避難小屋に出る。
この先水は期待できないので、手前の谷で水を補給して行く。

少し重くなったザックを担いで、小屋から谷のヘリをトラバースして行くと、白禿の水場にホースが引かれていた。
しかし水量は心細く、補給には時間がかかりそうだ。

足元に注意して落ち葉に覆われたトラバースを終え、笹の斜面を急登して杉峠に出る。
峠に出ると三重県側の展望が広がり、御在所方面が眺められるが尾根の紅葉は盛りを過ぎていた。

峠で小腹を満たして、イブネを目指し北に延びる尾根を登る。
明確な尾根をしばらく登り樹林の開けた草付の台地に出ると、初めてタイジョウのピークが見られる。
再び樹林となった尾根を忠実に辿り、杉峠の頭を過ぎ曖昧に広がった尾根を佐目峠へ向かう。

東に広がる国見ヶ岳〜鎌ヶ岳の主稜線を見ながらイブネの頂上台地に上がる。
草原のように広がるイブネは山にいる事を忘れるような解放感に溢れている。
そんな雰囲気のピークがクラシ・銚子を併せて三角形のように並んでいる。
今日はその三角形を左廻りで周回する。

馬酔木の群落を抜けイブネ北端に出ると、目前には堂々とした釈迦ヶ岳が紅葉の尾根を越えて眺められる。
北端から東方を見るとイブネ北端尾根へと踏み跡が続き、左(北向き)に下ると平坦なクラシへの道となる。


ゆるやかに広がるコルから、草原→樹林→草原を辿ると石楠花の枝がうるさいクラシのピークとなるが、
展望も皆無なのでピークを確認したのみで引き返す。
石楠花の群落を戻ると北向きの尾根が派生する。プレートを確認すると、ここがワサビ峠から続く尾根で、
クラシ北尾根と呼ぶらしい。

往路を戻り、草原に出て北寄りを行くと、右手(北)へ尾根が分かれ、「銚子出会い」のプレートを見つける。
どうやら尾根の先左に見えるピークが銚子のようだ。
北向きの尾根が詰まった場所で分岐となり、左へ折れると銚子へ、右へ向かう尾根が銚子ヶ口へ向かうものだ。

指標も無い草地のピークへ出るとブナの幹に「銚子1130」と刻まれている。
イブネの展望台のような銚子の北側には、陽を浴びた素晴らしい紅葉の斜面が眺められる。
これで三つの目のピークを踏んだので戻ろうかと思ったが、目の前には谷を越えて直接イブネに戻るショートカットコースが
見える。今日は見通しが効くのでそちらへ向かう。

最高地点から見当をつけて、笹を分けて南東へ下り小沢に下りる。
紅葉に囲まれた沢から草地を岩が集まる高みへ上がると、イブネを歩く人影が見られる。
雰囲気の良い場所なので一息入れた後、
踏み跡を追ってイブネの稜線に戻ると馬酔木の群落の端に出た。稜線からの下り口はわかりづらい。
時計を見るともう12時だ。風を避けて昼食にしよう。

御在所岳北西尾根が正面に見える場所で腰を降ろし、サンドウィッチをほうばる。
もう少し遠望が効けば、白山や乗鞍などが眺められるのに少し残念だ。
ゆっくりしたいが雲が多くなり、風も冷たく感じてきたので下る事にする。

往路を杉峠まで下ったので、後は秋のフジキリ谷を楽しみながら下ろう。
谷を飾る黄葉や紅葉を眺めながら観光気分で下ったので、登りよりも時間がかかってしまった。

距離は長めのコースだったが、膝に違和感は残らなかったし、
イブネ周辺を周回して新たな魅力も発見でき、充実感に満ちた一日だった。

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コメント

onetotaniさん こんばんは
イブネ・クラシ山上台地の紅葉は、もうすっかり終わってるんですね。
今年も行きたかったのですが、すっかり行きそびれてしまいました。

この界隈は鈴鹿の中でも独特の空気感が流れる所で、いつ訪れても本当に良い所ですね。

38番の写真の谷ですが、ここは佐目子谷の支流の谷でクチクマ谷(熊ノ戸谷) の源流域です。そして43番の写真の場所には「イブネのヘソ 熊ノ戸平」と書かれた古びた小さな標識が掛かっています。
ここを中心とした一帯が鈴鹿の中で私の一番のお気に入りの場所です。
四季を通していつ訪れても期待を裏切らない素敵な場所ですので、ぜひonetotaniさんもまた訪れてみて下さい。

あと熊ですけど、去年の10月頃に永源寺町辺りでイノシシの罠にツキノワグマが掛かり、そのまま鈴鹿の山奥に逃がしたそうなので確実に1頭はいますよ〜。 
2012/11/12 19:20
写真のテント場はここでしたか
コメント有難うございます。

Toshi42さんの4月末の記録を目にしてから気になっていました。

今回周辺ピークを周回して、より魅力が増しました。
霙・残雪・紅葉とイブネもまだ三度目ですが、少々遠くても何度でも来たいと思わせる魅力には勝てません。

ルートを変えて、季節を変えて・・・。
水場の心配も解消したので、今度は是非泊りで行きます。
2012/11/12 23:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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