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山の本 : エントリ

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雷鳥が語りかけるもの (ネイチャー・ストーリーズ)
中村 浩志()
alpsdake ( 2011/03/27 )

 長野大学の研究室で、南アルプスと乗鞍岳などで雷鳥の生息数調査行われた。 最初は、網で捕獲して個体識別タグを付けようとしたが捕獲が難しく、その後確実に捕獲する方法を見つけた。雌が抱卵中かどうか識別する方法を発見した。1日1〜2回30分ほど、巣を離れて植物のエサを啄ばむスピードを調査したところ、抱卵中でない雌(59回/分)と比べて平均135(回/分)と大きく異なることを発見した。
 ハイマツ帯のナワバリ内では雌はほとんんど飛ぶ必要がないが、雄はナワバリの監視とナワバリ争いで飛ぶ姿が時折観察される。人が近づいても逃げないのは日本のライチョウのみとのこと。

『ニホンライチョウ』の生息範囲はごく一部の隔離エリアのみ 火打山、北アルプスの高所、御嶽山、南アルプスの高所(南限はイザルガ岳)にみ生息。八ヶ岳、中央アルプスは絶滅。白山は絶滅したとされていたが、最近70年ぶりに確認された。

過去に白馬岳で捕獲した雷鳥の放鳥を富士山で試みたが10年後には環境に適応できず死滅。大町山岳博物館で人工飼育が行われたが、すぐに死んでしまい成功に至らず。地球温暖化に伴い、シカや他の動物が雷鳥のエサとなるハイマツ帯の高山植物を食べ尽くし、雷鳥の個体数は減少。トリカブトなどの毒性のある植物などは残っているとのこと。


在庫あり。
¥320 | 発売:2006-08-01 | セールスランク:1013480
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