日を追うごとに訳の分からない行為が増えて、家族の手には負えない状態となり、ケアマネさんと相談して、一旦、介護施設のショートステイを利用。入所させたものの、その場所でも徘徊や食事拒否を始めとする迷惑行為が目白押し状態で、とてもじゃないけど、その介護施設でお世話をお願いできる状況ではなくなり、数か月前からお世話になっている認知症専門病院に転院することに。
老人介護に関して、私は初体験で何もかもが「へぇ~そうなんだ」の連続でしたが、
介護施設は、入所している本人の意思を尊重し、食事をしなければ無理強いはしないし、施設内を徘徊しても他の入居者さんに迷惑行為をしても「拘束」はしない(というか「できない」虐待になるから)など、知らない事ばかりでした。
で、毎日、介護施設から電話があり、いかに困っているかを伝えてくるので、こちらとしては「申し訳ない」気持ち以外何もなく、心苦しいしかない状況になりました。
しかし反面、病院は・・・
食事を拒否すれば、点滴や最悪鼻から流動食を入れて、身体の機能が落ちないように処置をする。暴力行為や、点滴拒否などすれば、拘束される。
ここまで聞くと、「えーーかわいそうじゃないの?」って思う人もいるでしょうが、あくまでも年齢なりの健康をキープするための措置であり、胃ろうなどのような「延命」ではありません。普通の病院であれば、一般的に無駄と言われるような延命措置に走るのでしょうが、父が入院したのは認知症専門の病院。入院している人は父と同年齢の高齢者ばかりです。最低限の措置しかしないということを今回初めて知りました。そして、父が困った行為をしても、命にかかわりのない限り、私に電話はかかってきません。
認知症を「病気」として受け入れているので、淡々とその病気を受け止め対応してくれるのが「病院」なので、介護施設との違いはそこなんだと実感しました。
父は退院後、自宅で一緒に暮らしている時にも、穏やかになったり攻撃的になったりと、アップダウンが激しかったけど、アロマの良い香りでマッサージをしてあげると一転して穏やかになり、そのまま暫く眠り、その後起きてきた時は、穏やかなゆったりした父になり、一時だけど幸せな時間を過ごすことができました。
入院した父が、いつまで命を保てるのかわかりませんが、穏やかに最後を迎えて欲しい、、、ただそれだけです(ってか、まだ始まったばかりですけどね!)
この病院に入る際に、ペースメーカーは無駄だったのでは?と話したら、最善のタイミングでの手術でしたよ!と言われました。
もし、不整脈がそのままで、頻繁に意識を失うような状態だった場合、その状態を改善してからでないと入院はできなかった、と言われました。
認知症専門病院でも老人介護施設への入所でも、「ここに異常あり」の状態では入れて貰えない、ってことらしい。当たり前と言えば当たり前ですが、これも初めて知ったことでした。
8月下旬に、父の希望で温泉に行った時に、一緒に家族風呂に入りました(父を男風呂に一人で行かせられる状態ではなかったので)。
その時に父が私の耳元でささやいた言葉は・・・「ちょっと触らせて」
私は思わず「何を?!」とデカい声で言ってしまいましたが、まぁ「おっぱい」ですよね💦私を娘とは思っていなかった故の言葉だったようです。
触らせることはしませんでしたが(;^ω^)、介護タクシーの運転手さんにこのことを話したら「それは素晴らしいことだね!」と言われました。そういう意識は男性としての根源だから、と言っていました。
娘としては微妙ですが、笑い話の一つになるな、とは思ってます(笑)
*写真は、自宅ベッドでハンドマッサージをしているところです
介護施設と病院、対応がずいぶん違うのですね。
お話を聞いてビックリ。
また体に異常が有ると認知症泉門病院に入れないとか、初めて聞くことばかりでした。
私の母は90歳、頭ははっきりしています。
実の妹(訪問介護経験あり)が実家を継いでいるのでいるのですが、
いつかは我が身、子供のいない私。
自分が周りに迷惑を掛けずに一生過ごせるが心配でいます。
ちょっと笑う場面もありましたが、
為になるお話ありがとうございました。
お母様、90歳ですか!でもって頭脳明晰とは二重に驚き😲
父は今年に入ってから変な症状が出始めて、ここ二ヶ月であっという間に「ザ・認知症」になってしまいました。
介護申請から始まり、介護に関する事は初体験ばかり。給与天引きで何年も払ってきている介護保険の世界へ初めて足を踏み入れ、知ることも多かったです。
介護施設の入居比率を見ると、男性の割合は2割程。なんで?と思ってましたが、うちの父と同じく、男性は大人しく施設で過ごせる人が少ないから、病院へ入院になるんだろうと想像してます。日記に書いた通りで、施設には入居者を強制的に大人しくさせる術が与えられていないんですよね。部屋から出ないように鍵を掛けることも出来ないと言われました。親族の了承があってもダメだそうです。
そんな事も父を入所させて初めて知りました。
私も父の変わって行く姿を見て、自分もこうなったらどうしよう…って何度も思いました。
まぁ、出来ることと言ったら、脳の血管が詰まって、脳機能にダメージをあたえないように健康管理をするとかくらいでしょうか。
実際、私の父は脳の血管が壊死してる箇所や頭をぶつけた際に出来たであろう脳挫傷跡が多数あり、さらに加齢による脳萎縮も加わっての認知症だと言われました。
あとは、介護保険があっても、それなりにお金はかかりますので、年金額が少ないなら、介護保険に入るとかも必要かも。
医療の進歩で、身体の機能を長持ちさせて長生きが可能になったけど、長生きして脳機能も健康に保つのは難しい気がします。だから、長生きする人が増えたと同時に認知症になる人も増えているのが実態なんじゃないでしょうか。そして、認知症を治す薬は無いので、家族の手に負えなくなれば、父のように病院へ入り、身体の機能が段々と衰えるのを待つしかないのが実態だと思います。
エリさんのことを子供と認識できんようになってるんかな?
まあ、お父さんに「男」が残っていていいんじゃない
お父さんの件、大変だと思うけど
無理せんでね
脳が誤作動を起こして、ヒートアップしている故なのですが、不思議でコワイ病気だなぁと。
父は、私を既に亡くなっている妻(私の母)と思う事が多いです。
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