８月５日（日）尾白駐車場〜日向山〜鞍掛山〜水晶ナギ〜雨乞岳〜ビレッジ白州

『日向山と雨乞岳を繋ぐと装備が破れる』
〜計画山行の下見は山座同定日和に〜
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８月5日

〜突然開ける日向山〜　

　尾白駐車場からは皆さん甲斐駒なんだろうなぁ…と日向山へ向かいます
とても歩きやすく平和なトレイルに、前夜車中泊にしなかったせいなのか激しい睡魔に襲われどこかで「仮眠するかぁ」と思っていたらあっさり三角点到着
標柱のあるピークへ向かうと、突然視界が開けて大パノラマに目も覚めます
　けして高くない山ですが、位置良いのか甲斐駒から本日歩く日向八丁尾根から水晶ナギ、その奥に雨乞岳とそこから派生する尾根、遠くには八ヶ岳をやや西側からみる表情が新鮮でした

〜鞍掛山展望台は甲斐駒の特等席〜

　日向八丁尾根にやや息を切らせながら、時々隙間から鳳凰と甲斐駒が見えていたので予定どおり鞍掛山へのピストンへ
　ここも突然視界が開けると、目の前の甲斐駒を北側からの表情をこんなにまじまじと見る事ができたのは予想以上にグッときました
　更に甲斐駒から派生する尾根や鋸・鳳凰との位置関係がよくわかる所で今後の詳細な山座同定の楽しみにも繋がり、また少し山の表情を知る事ができました
　平場もあったので一晩ここで過ごせたら最高の贅沢かもしれません

〜侮っていた中ノ尾根からの水晶ナギ〜

　鞍掛山ピストンの復路は、鞍部で気持ちの良い風が吹き上げてくる心地よさを感じていると、往路では気づかなかったトレースが良い方向に続いていたのでトライしてみると、上手くショートカットして稜線に復帰できました
　稜線を暫く歩くと右手にかなりえぐれている谷があったので、そろそろ中ノ尾根分岐入口探しにウロウロしますが、これというトレースやリボンは確認できず、念のため駒薙ノ頭あたりまでも歩いてみましたが手応えはありません
　しかたがないので、地図と現況（尾根が特定しにくい箇所は谷で補正）でルートをとりながらトレースやリボンの出現を待ちますが、あっても薄い踏み跡ぐらいなので諦めました
　タイムリーにGPS（ガーミン）を忘れて来たので、携帯のGPSで補正しながらのルートファイの訓練と前向きにトライします
　こちらのレコでGPXデータは取得できていたので、あとはどれだけ歩きやすいルートで身体にダメージなく歩けるかを気にしたつもりでしたが、結果はCW-Xと靴をひっかけて「穴あきー」にしてしまいました
　肝としては尾根を変えるポイントと、鞍部へ降りる時に地形が崖や急傾斜面と落差があったので少し気を使いました

　フロントトレイルの方がよほど歩きやすかった印象でしたが、また一つ勉強になって良かったと思います(^^;)

〜雨乞岳へはドリンクバーを経由〜
　
　水晶ナギ手前の口ノ鬼ノ窓では、水の残量は雨乞岳を越えた次の水場までもちそうでしたが、こちらも勉強がてら本谷方面に下降して寄り道してみることに
　足場がザレているのと、意外と地味に攻撃力のある「アザミ」にやられながら、どれぐらいまで降りるかなぁ…と耳を澄ましていると現況の涸れ沢より進行方向左側から期待していた音が聞こえてきました♪

　大きな岩が一部分だけ色が違うのですぐ気づきます、細い水の筋がたくさんあって一安心、さてここはどうやって汲むかとテンションがあがります
　水が取れたこと以上に、これ以上アザミのいじめに耐えなくてよく、ザレ場を下らなくてよい方が嬉しかったようにも思い出します
　無事に水も取れ、何の気なしに目をやると奥にトレースが見えたので、地図と整合させると予定ルートの巻き道になりそうだったのでまたトライします
　この巻き道、いたるところから水が出ていてドリンクバー状態です
もし参考にされる方がおりましたら、地図上に水場の画像配置しておきます