8月19日（日）八紘嶺〜大谷嶺〜山伏

『大谷嶺・山伏で山座同定三昧』
〜イワシャジンを追っていったらヤナギランに間に合った〜

8月19日（日）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1563290.html

　仕事が長引き21時に自宅出発、外は少しヒンヤリする位の秋の風に今日の車中泊は換気扇・網戸の必要なさそうだとニヤリ
　
「コンビニはインター降りてすぐ以降無くなるよ」
　「真富士の里がトイレが綺麗だよ」
と一緒に歩くお友達に情報まで入れてもらい非常に助かっちゃいます(^_^;)

　3時起床、4時待ち合わせで各々の登山口に車を配車してスタート
入山を八紘嶺か山伏と迷いましたが八紘嶺から反時計廻りで歩きます
　この日は早い時間がガスの動きが激しく、時間が経つにつれて落ち着いてきた感じだったので、コース的に眺望が良かった「大谷嶺」「山伏」が上手くハマり、終わってみるとこの反時計周りがとてもシックリいきました

　八紘嶺までは視界もないので、もくもくと稜線に出る作業
そんな中、イワシャジンの花を教えてもらうと、所々に咲くイワシャジンを目で追いながら歩きます

　八紘嶺から先は初めて区間、やや急な痩せ尾根を下りって登り返すと五色ノ頭
「人に会わないねぇ」と静かで雰囲気の良い道を進み、大谷嶺到着時には結構ガスが残っていてテンションがダダ下がりです⤵

　山座同定の案内板で我慢しようと、ここから見える山のメンバー構成からは普段見える山の位置関係とイメージが違っていて新鮮でした
　大休憩をしながら、三大崩れと言われる「大谷崩れ」を散策したり、葡萄をご馳走になったり、上がってきた人と挨拶したりなんてしていると…

「なんと雲が消えていきます！！」

　まず安部奥の山々がずらっと並び、山伏の右手に大無限が確認できると、樹間の隙間から笊を発見した時は二人ともテンションの針が振り切れます！⤴⤴
　笊が決まると南アも決まっていき、久々にじっくり山座同定をする事ができました
結局山頂に2時間も居たのに、まだ後ろ髪を引かれながら大谷嶺を後にしていきます

　新窪乗越までは崩壊地の淵をどんどん下っていくだけと思いきや、予想外のピークが1つあるのに途中で気づき、実線だと地図を見なくて困ったものです
　途中の隙間からの眺望では、ランカン尾根の右に白い山の塊が見えます…
もしかしてとズームすると

「鳳凰でビンゴ！」

このような構図も新鮮で、これから静岡ステージのオープニングふさわしいルートだと思えました

　目を楽しませながら歩いていると、大谷嶺から見えていた「たおやかな稜線」に乗ったのか、今度は高低差の少ない気持ちの良いトレイルが続きます
ただ…気持ち良過ぎたのか、寝不足気味な私は睡魔と一戦交えながら「いざ山伏」へ
この辺りはどこでも張れるなぁ…なんて思いながら進むとあっさりと山頂到着

　まず目に入ったのは南ア・南嶺方面、笊からここ山伏までルートがとても繋がっているようには見えなく遠く感じますが、歩いてみたかったルートを近くから下見できて益々興味津々です
　
　山伏では大谷嶺では見えなかった、富嶽方面が仲間入りします
歩いてきたルートに目を向けると、「大谷崩れ（大谷嶺）と大沢崩れ（富嶽）」のコラボや富嶽と駿河湾方面には、見慣れた愛鷹も鏡像のようにいつもの逆に見えます

　山梨百名山ハントが目的でもあった山行なのに、標柱を入れてのピーク写真を忘れるほど眺望に夢中なれる場所で、立ち枯れしている樹木と笹原の広がった感じの雰囲気も良く気持ち良い場所でした

　ヤナギランはやはり皆枯れていて、諦めかけていると…
本当に最後の最後の一株を見つける事ができました！
やはり、花の先生の「花センサー」は素晴らしいです

　まったり系の山行を満喫したせいか、ルートの割に時間が押しています(^^;)
最後の西日影沢が暗くなるといやらしいなと思いながら、「事故の8割は下山」と本日の標語を唱えながら焦らず淡々と降ります
　
　トラバース気味に尾根を下り、やがてその尾根を外すと、水の音も聞こえてきて沢に向っていきます
　水場も複数あって水には困らないルートですが、この日は肌寒く感じる時がある程で、水の残量は1リットル以上…
それでも冷たい水で手洗い・うがいをしていると気持ちがシャッキとします

「示し合わせたように暗くなる直前に下山完了！」

　デポした車で車を回収に行くと八紘嶺登山駐車場ではさすがに暗くなっていました
遅くなってしまったので、お風呂が難しくなり、そのまま帰ろうとしますが激しい睡魔に再び襲われ、あえなく静岡で朽ち果てます

　前席で仮眠すれば良かったのですが、後ろのベッドで横になってしまった為、ダメ人間モード全開で気づくと日も変わり1時！
目覚ましもかけず朽ち果てたせいか、熟睡して目が覚め、我ながらよく会社を遅刻せず歩いているなと呆れます…