９月９日（日）大門碑林公園（市川本町）〜蛾ヶ岳〜釈迦ヶ岳〜三方分山〜中ノ倉峠登山口（本栖湖））

『クラシカルに蛾ヶ岳を…〆は千円札の裏面で…』
〜ついに王手！山梨百名山99座〜
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９月９日（日）

　まず自転車をデポしに本栖湖湖畔の「みのぶ観光案内所」向かいます
山梨に入ると場所によって結構雨が残っていたので明日の午前中の眺望に黄色信号が点灯

　次に市川本町駅にほど近い「大門碑林公園」に駐車してそのまま前夜車中泊
だいぶ涼しくなっていて、網戸と自作ファンのセット使用で快眠
睡眠時間は3時間程度でしたが、だいぶ秋らしくなりぐっすり眠れました

　「大門碑林公園」脇からトレイルに入ると、暑さというより湿度に汗をかかされながら、やや倒木多めの道を「四尾連峠まで〇キロ」の標識に励まされながら歩きます
　途中の烽火台では見慣れない角度からの鳳凰が見えた事にすでに「満足」

　四尾連峠では湖を周回するか迷いますが、今回は稜線で大畠山へ直行します
　このルート、標高の上げ方、道のつけ方が絶妙で蛾ヶ岳直下まで息を切らせるような所はなかったような好印象、沢山の人に歩かれていたのでしょうかね

　眺望の厳しかった蛾ヶ岳ピークでしたが、山梨百名山99座面を少し噛みしめながらゆっくりしました

　次なる釈迦ヶ岳までは、「眺望のない稜線歩き」でしたが、高低差も少ないく歩く事を楽しみます
　地蔵峠からは、やや道が荒れますが標識やリボンもあり親切です
八坂峠の先でロードを跨ぐと、もう一つの釈迦ヶ岳（御坂山地）
　地味な山頂でしたが、舞っている蝶々を眺めながらホッコリできました

　いったん分岐まで引き返し三方分山へ南下していきます
蛾ヶ岳までが歩きやすかっただけに、この辺りは道が荒れていたり、トレースが薄かったりでしたが、この頃から樹林帯越しに周りの雲が薄くなっている雰囲気だったので、前回雨だった三方分山に期待が膨らみなます

　三方分山ピークでは、私の期待を裏切らず富嶽登場
裾野まで綺麗に見える富嶽は、大室山とふじてんスキー場がアクセントです

　本来であれば、ここから精進湖へ降りてロードでチャリとも考えましたが、ギリギリまでトレイルを歩きたかったので、本栖湖へ稜線を繋ぎます
　富嶽が見えてきていたので、「パノラマ台」へも寄り道も頭をよぎりますが、本日のオオトリ千円札の富嶽が見れる「中之倉峠展望台」を目指します

　中之倉峠展望台に到着すると…なんと富嶽はまさかの雲の中…
雲の動きが早かったので最後のパンとコーヒーを食していると、予想以上に速い登場に手に持っていた食べ物はカメラに持ち替えます
　竜ヶ岳には雲が多くかかっていましたが、お札にも半分も載っていないので良しとします

　この先、千円札の裏を見るたびに、風の強かった、この日の山行を思い出すことでしょう♪

　無事に下山し自転車も回収
身延線の一ノ瀬駅にナビをセットし、乗換案内に18：14の電車を勧められてダウンヒル開始

　途中に南アの展望地がある事を知っていたので立ち寄ると、南アは塩見・荒川・赤石辺りが見えるようで、手前にはフロントトレイルで歩いた富士見山・御殿山・七面山あたりまで見え、最後の最後にまた「うっとり」できました

ただ、この「うっとり」が意外と長かったのか、グーグルマップの到着時間と身延線の発車時間がいつの間にかとんでもなく近づいる事に気づきます
仕方がないので、次に乗換案内が示した電車はなんと1時間半後…(^^;)

この瞬間18：14発の電車へ乗らない選択肢はなくなり
「どうしていつもギリギリ旅」なんだろうかと…
国道300号のダウンヒルで無数のコーナーをやっつけたその先には、なんと駅までの上り返しが…
太ももが張り裂けそうになりながら、踏切発見！

「まだ鳴ってない！」

一ノ瀬駅はホームがスロープになっていたので、躊躇する事なくダイレクトに自転車のままホームに侵入
生まれて初めてホームを自転車立ち漕ぎで走行する貴重な体験ができました

　急いで自転車の折り畳み作業開始すると、踏切が鳴り始め焦ります
ホームにいた方が親切に、「大丈夫？乗車位置はもっと前よ！」と促してくれます
輪行バックにパッキングしている時間はなさそうだったので、おにぎりに海苔をまいたような状態で自転車にカバーを巻きつけ、サドルやらハンドルやらが顔を出している状態でなんとか乗車完了！

乗車後もその方が身延線の乗り方案内をしてくれ本当に感謝でした
本当にありがとうございました