鍋割山を歩く
過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
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写真
感想
今回、目指すのは3年ぶりとなる鍋割山(丹沢)。
大倉の駐車場に車をおき登山口までの林道をひたすら歩くところからスタート。
天気予報ではこの日は真夏日、しかも無風で湿度が高いという絶好の登山日和。(笑)
この蒸し暑さに子供と私のペースもあがらず2時間以上かけてようやく登山口に到着。
この日は学生さんっぼい人達が多く年配の登山者は数え数えるほど。
皆この暑さのためか我が家と変わらないノロノロペースで登って行く。
後沢乗越からは傾斜もキツくなり息も上がる。
子供は10mほど後ろを着いて来ているが学生さんらしきあんちゃんと何やら話をしている声がする。
どうやら先日行った雲取山の話らしい。学生さんも山話なら子供相手でも何とかなるらしい。
汗ダラダラの状態のまま1時間半ほどで山頂へ到着。
ペットボトルのお茶は既になくなっていたので早速山小屋へ買いに行きついでにかき氷を注文。
シロップの甘さと氷の冷たさで生き返った気分。
かき氷バンザイ。(笑)
雲さえなければ富士山や相模湾が良くみえるがこの日は残念ながら霞がかかっており視界はほとんどなし。
昼飯はカップ麺だが私は熱いものを食べる気にならずバナナと子供の残りを少々。
小一時間休んで出発。
下山は金冷シから大倉尾根を下る事になる。
金冷シまではアップダウンが続き徐々に標高は高くなる。
「こんな変な山つくったのは誰だ」
あとは下るばかりと思っていた子供がブツクサと文句を言い始めた。
「そんな事言ってると山の神様が怒るぞ」
と注意してもいっこうに止める気配がない。
その時遠くで鳴っていた雷の音がハッキリと「ゴロゴロ」と上空から聞こえた。
これ幸いにと「ホラみろ」と私が言うと前よりも大きな音で「ゴロゴロ、ゴロゴロ」とタイミング良く鳴ってくれる。
するとさっきまでの勢いはどこへいったのか神妙な顔をして上空を見上げている。(笑)
まだまだ子供だなと内心思ったがどうやらそうもいってられない状況になりつつある。
何しろ金冷シまでまだ距離はあるし雨こそ降ってないが濃い霧が立ち込めてきている。
さらに他に登山者の姿はなく不安を煽られる状況だ。
「落ちてきたらヤダなぁ。」
高い木のそばにいると危ないって何かに書いてあったけど周りは高い木ばかりで身を隠すところなどない。
いざという時は穴でも掘って身を隠すか何て分けの分からない事を本気で考えながら歩く事数十分、
前方から人の話声が聞こえてきた。
ようやく金冷シの分岐に到着したようだ。
左手を登って行くと塔ノ岳山頂、右手は大倉への下山方面。
塔ノ岳からは続々と人が下りてくる。
大倉尾根は通称「お馬鹿さん尾根」と呼ばれとにかく登るも下るもシンドイ。
さぁ、もうひと踏ん張り。
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