くじゅう連山・中岳〜親子で、九州本土最高峰に立つ!
- GPS
- 05:55
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 664m
- 下り
- 650m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:53
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
〜(国道10号バイパス)宇佐インター 〜(東九州自動車道ー大分自動車道)湯布院インター 〜(やまなみハイウェー)牧の戸峠駐車場 (所用時間)2時間30分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ガスが発生しましたが、標識や登山者も多く、道迷いの心配はありませんでした。 中岳山頂直下からは、風が強かったです。 |
その他周辺情報 | 星生ホテルの立寄り湯「山恵の湯」1,000円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
前日の2月10日。小学校4年生の息子の二分の一成人式が、小学校で開かれたのですが、仕事で行ってあげる事が出来ませんでした。そのかわりに、私なりの二分の一成人のお祝い記念として、息子の希望の山に一緒に登山することにしました。
息子の希望は、当初、福岡県最高峰の釈迦ヶ岳でしたが、3日前の下見で、危ないと判断し、久住山に登ろうと思い、息子に伝えると、大喜びしてくれたので、決行しました。
朝4時に起きて、実家の母を迎えに行って、3人で、くじゅうをめざし出発!妻は、所用で、あいにく参加できなかったのが、ちょっと残念でしたが…。
天候は、曇り。お昼前には、少しだけ晴れそうとの事。なんとか、山頂でくじゅうならではの景色を堪能できれば…と願って、午前8時30分に「牧の戸峠」を出発しました!
登り始めての息子の第一声が「雪が違う!」でした。小倉の町で見る雪は、水っぽいべちょべちょした、溶けたかき氷みたいなものなので、初めて見る固い雪に、感動してました。キュ!キュ!という音を響かせながら、登って行きます。もうそれだけで、息子のテンションは、上がりまくりでした。
沓掛山からの、景色にも、感動でしたが、3日前と違って、ガスが立ちこめて、星生山も雲の中で姿を見る事はできませんでした。
正直、この天候の中、初めてのくじゅうだし、大丈夫かな?って不安があったのですが、助かったのは、私達以外にも、大勢の登山者の方々がいらしたことです。とても、心強かったです。そんな大勢の登山者に混じって、マイペースでノロノロと立ちこめる霧に向かって歩みを進めて行きました。やがて、青空が見えたりもしました。
ですが、扇ヶ鼻分岐を過ぎ、星生山分岐あたりまで、歩を進めたあたりから、何度か、ホワイトアウトみたいな感じになっちゃう場面もありました。山の天気は、ほんと変りやすいんだなぁと思いました。正直、少し怖かったです。ですが、前に行く人を見失わない様に、進みました。
なんとか、2時間ちょっとで、避難小屋に着きました。
相変わらず視界は、悪いです。
避難小屋には、沢山の方々が休憩を取られていましたが、私達もなんとか、中でザックを置いて休憩をしました。
当初、久住分かれから、久住を目指そうと思っていたのですが、息子が、どっちかだけに行くなら「最高峰の中岳に行きたい」と言い、傍に居た方が「この天候なら風もあるし、久住山の方がキツいかもしれませんよ」と教えてくださったので、とりあえず、中岳方面を目指す事に…。
私は、凍った御池までは、行きたいなって思って、進んで行きました。
途中、右手に空池がある淵では、強い風にあおられたりして、ひやりしましたが、御池に着いたら、風も治まりました。そして、その頃から、あたりのガスも段々引き始め青空も見える様になりました。そして、御池から、青空に向かって凛とそびえ立つ『中岳』の勇姿も拝む事ができました。
息子は、「ここは、テレビで観たヒマラヤみたいや!」と感動しまくりです。母も「すごーい!」と興奮気味です。そして、中岳に向かって多くの方が登っているのも見えました!
息子に、大丈夫か?って訪ねると、「絶対に、最高峰に登りたい!」と張り切った声で返事が返って来たので、私もここで、初めて、中岳の頂を目指そう!と決心をしました。
とりあえず、風もおだやかな凍った御池で、軽く食事を済ませ、それから、山頂を目指します!
山頂を目指し、天狗ヶ城からの稜線に出るまでに、天候は、晴れたり雲にかくれたりとめまぐるしく変ります。山頂は、きっと想像以上に風が吹いているのでしょう。
山頂直下の坂にかかると、風が結構強く吹いていて、時折ひやっとする強い風も吹き思わずかがみ込んでしまう場面もありました。息子や母の事が心配でしたが、息子も母も一生懸命頑張ってる姿が印象的でした。
そして、午後0時ちょうど、登山口から、3時間30分かけて、中岳山頂に登る事が出来ました!風もあって、寒かったですし、視界もひらけておらずの状態でしたが、登った達成感は、半端無かったです。嬉しかったです!
息子も「九州本土最高峰や!」と興奮してました!
晴れるまで、待ってみたかったのですが、風も強いし、記念写真をとって、数分して、下山しました。
そこから、避難小屋に向かい、着いたら、どうするかを考えました。
息子は「百名山は、久住山なんやろう?せっかくやから、登りたい!」と言ってましたが、天候の事、ジブンたちの体力の事、北九州まで日帰りする事等を考えたら、無理はしない方が良いと判断し、帰る事にしました。
息子には「山は逃げんから、オマエが久住山に本当に登りたかったら、春休みにでも、また来ようや!それに、オマエの念願通り中岳に登れたんやから、あれも、これも、欲張ったら、感動が少なくなるやろう?」と説得しました。
息子も、「うん。じゃぁ春休みに、また来ようね!」と分かってくれました。
それから、また御池を通って、来た道を忠実に戻って帰りました。
沓掛山あたりに戻った時に、星生山は、見えたので、少し天候は回復したようでしたが、下山後、長者原あたりでは、少し雨が落ちたりもして、見上げる三俣山も雲の中だったので、私達初心者には、これが正解だったかもしれませんね。
沓掛山から、星生山に向かって「また、来るぞ!ありがとう!」と大きな声で叫んでいた息子が、少し頼もしく見えて嬉しかったです!
なんとか、3人とも無事に下山出来て本当に良かったです!
僕らにとっては、あんな、ホワイトアウトみたいな雪山の中山頂を目指して登れる経験が出来て本当に感謝です。
山は、いろんなことを教えてくれたり、己の愚かさ、傲慢さ、に、気づかせてくれたり、素晴らしいな。と、つくづく思います。
ものすごく疲れましたが、それ以上に感動の大きい一日となりました!!
ありがとう!
くじゅうの山と自然に感謝の気持ちでいっぱいです!
冬のくじゅうをファミリーで、素晴らしいです(^^)
息子さんも忘れられない思い出になったでしょうね♪
着実なステップアップ、見習います(((^_^;)
Shu1102さん
ありがとうございます!
やはり、息子と登ると気持ちが全然違いますね。
息子も「くじゅうは、すごい!」って感じたようで、登山に対する気持ちも幾分、変った様です。一緒に登れて、良かったです。
私自身、今は、山に登れる事が、本当に楽しいので、頑張りたいと思います!
井原山や雷山にも、行ってみたいと考えてます!
Shu1102さんのレコを参考にさせてくださいね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する