瀬戸内探訪ハイキング(備忘録)
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
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利用交通機関:
電車 バス タクシー
船
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写真
感想
自分的には岡山〜下関間の山陽道は広島市街を除き歩いたことがない。この4月中旬にあろうことかコロナ感染し少し静養していたが、この間予定が全滅した。その穴埋めを兼ね鞆の浦や尾道など歩くことにした。海を見渡す低山や島旅も予定に入れたいが土地勘がない。三原出身の学友にお知恵を求めたところ、郊外に筆影山という眺めのいい山があるらしい。観光タクシーもあるとか。とりあえず鞆、尾道、筆影山・島旅(あとで決める)、竹原の括りで予定した。ホテルは直前にビジネスを予約。
現地までは半日電車に缶詰で、寝たり起きたりの繰り返し。この日の鞆の浦は強風で、白波が立っていた。腹ごしらえはお楽しみの鯛めし。鞆の浦は静かな港と昔ながらの家並みが続く落ち着いた町だった。外国人観光客も少なく混雑無縁。医王寺の高台に上がると港を一望した。海の向こうに四国の山並みが浮かび、いい景色だった。その後、バスで福山駅へ戻り山陽本線で宿泊地の三原へ。
三原の翌日は筆影山を予定した。当初はバスで和田登山口まで行きそこから歩くか、またはJR呉線の須波駅から歩くかを思案。共に山頂まで1時間くらいのハイク。ただ、気温が上がる予報なので、筆影山・竜王山を周遊する観光タクシーを聞いてみると2時間ほどで2,500円という。破格の料金!なので即刻観光タクシーに。展望のなさそな順路で大汗をかく必要もない。観光タクシーは筆影山・竜王山の展望台に加え皇后八幡神社などにも寄って昼前には駅に戻った。
午後は生口島(瀬戸田港)を船で往復し、その後は三原から竹原まで足を伸ばした。片道30分ほどの船旅は瀬戸内海の涼風を浴びて気持ちが良かった。初めて乗車する呉線の車窓はこれまた爽快な海岸線が続いた。今までに見た一番きれいな海岸線かもしれない。竹原では町並み保存地区を散策しマッサンの竹鶴酒造にも立ち寄った。
最終日は尾道。ここももちろん初めて。坂の町と聞いてはいたが尾道駅からの途中から山上の千光寺まで石段が続いた。山上は尾道水道が眼下。これほど長く細い海というのも見たことがない。斜面には段々に家々が並んでいる。狭い路地も入り組んで生活の足に難渋しそうだが、地元の人は慣れ親しんで苦労はないのかもしれない。千光寺の直下に「石鎚山鎖修行」なるものがあったが、修行の体験アトラクションか。太い鎖で這い上がるのは年齢的にも辛い。年寄りの冷や水にならずで良かった。山上をひと回りして下界へ降りた。順路でご当地尾道ラーメンをいただき尾道駅へと戻った。
あと半日、沿線の倉敷、岡山あたりを歩いても良かったが、帰路の交通も長時間となるので見送り。車中はビール、睡眠を繰り返した。今回は山上からの展望に加え島旅も楽しかった。広島以西の山陽道を残しているので、また多島美探しで瀬戸内に来てみたい。
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