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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:カラダ管理

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緊急度 3カラダ管理
喘息治療中の方が登山をする場合について
質問2017年01月27日 14:23 (2017年01月30日 12:58更新)
質問です。
知り合いの60代の方がハワイに行く予定があり、マウナケア4205mのトレッキングにいくそうです。
その方は喘息で 毎日シムビコート吸入剤を使用していまして、
現在症状は落ち着いていて発作はないそうです。
2000m級の山は時々歩いていて発作はなく歩けていたみたいなのですが、
4000mは経験がないため、山行中に喘息発作が出ないかが心配なようです。
シムビコートは通院先の内科で処方してもらっていて、ドクターに聞いてみたらよくわからないと言われたそうで
どなたかおわかりになる方がいたらと思い質問させていただきました。
よろしくお願いします。
回答2017年01月28日 22:48 (2017年01月30日 12:58更新)
喘息って死なない病気だと思われているのですが、日本全国で喘息による死亡は1年に2000名ぐらい出ています。交通事故での死亡が5000人ぐらいなので、相当な数だと思います。しかも、重症とされているのは案外死なず、中等度と自分で考えている方がよく亡くなっているように思います。アドエア、シンビコートなどのステロイド含有の吸入剤が発売される前は4000人ぐらいが亡くなっていました。

発作起こした場合、高度4000mであれば、酸素分圧は地上の2/3ぐらいでしょうか、近傍・直近に大量の酸素ボンベがなければ、アウト、となる確率はかなり高いと思います。私だったら自作のアンビューバッグを持参していざという時に自分で陽圧呼吸できるように備えますね。

海外だと日本にはないアレルギー物質のせいで急に発作がでる、なんて可能性も考えられます。そして考えておかなければいけないのは医療費。アメリカで大腿骨骨折したら2000万円の請求があった、なんて話もあります。外国人には保険制度のカバーがなく、アメリカではベースの医療費がバカ高いためです。

これらのリスクを考えていただいて決心していただく、という順序になるかと思います。すでに使ってらっしゃるかもしれませんが、ピークフローメーターを持参していただいて、毎日モニターし、自覚症状なくても悪化が見られれば下山、という処し方もあるかもしれません。
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お礼 
3pinnerさん初めまして。
回答ありがとうございました。
喘息発作が起きてしまった場合、海外で発作が起きてしまった場合はこわいですね。
日頃の自己管理も大切だと勉強になりました。
ピークフローメーターの持参は客観的に気管支の状態を知ることができるので旅行先に持参し
安全に登山するようにと伝えてみます。

この度はありがとうございました^_^
回答2017年01月27日 18:43 (2017年01月30日 12:58更新)
はじめまして!40代後半男性です。
私も喘息40年のキャリアです。笑

私は現在「アドエア」と言う吸入するステロイドを使っています。
これを使い始めもう5~7年くらい?たちますが発作は一度もありません。
そんな訳で2015年キリマンジェロ(5895m) 2016年ストックカンリ(6153m)
を登頂できました。

たぶんですが喘息は風邪とは違いますから自分でコントロールできているのであれば大丈夫
ではないでしょうか?
現地でしっかり寝られるような方であればなおさら大丈夫です。
食べて食べて 寝て寝て 歩いて歩いての繰り返しになるので体力よりも【山慣れ】が一番だと思います。
日本のアルプス辺りでテン泊(夏場)、4泊5日~6泊7日位普通歩ければ問題ないと思います。
ただテン泊で2泊3日位がギューギューの場合行かない方がいいと思います。
海外登山は薬・病院などあてになりませんから・・・。

まとめてみます。
海外登山 喘息=コントロール=基礎体力
(^O^)


 
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
shige1968さん初めまして。
返信ありがとうございました!
喘息をお持ちで 実際に登山経験がある方からのアドバイスだと
知り合いも参考になる&安心できると思います。
私も質問させていただいて勉強になりました。

この度はありがとうございました^_^