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Yamareco

記録ID: 1005577
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

乳頭山(黒湯〜一本松温泉〜黒湯分岐ピストン)

2016年11月08日(火) [日帰り]
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obosansan その他1人
GPS
--:--
距離
6.7km
登り
630m
下り
614m

コースタイム

日帰り
山行
4:20
休憩
0:14
合計
4:34
8:46
10
黒湯温泉
8:56
8:56
3
黒湯温泉・離れ
8:59
8:59
7
黒湯温泉の湯溜まり
9:06
9:06
7
一本松沢を渡る石橋
9:13
9:13
12
人工滝の上の溜まり池(890m付近)
9:25
9:25
5
一本松沢すぐ隣の沢を渡る
9:30
9:38
66
10:44
10:48
32
曲がり角(1270m付近開いた尾根)
11:20
11:22
88
12:50
12:50
30
13:20
黒湯温泉
黒湯温泉内部から見ると登山道入口はすぐそこだが、温泉自体は有料ゾーンのため通り抜けは出来ない。従って3分程大回りをして登山道に入る事になる。

890m付近の「人工滝の上の溜まり池」は、山と高原地図には描かれてないが、国土地理院地形図にはハッキリと記されている。

「一本松沢すぐ隣の沢」はこのコース唯一の沢渡りポイント(国土地理院の地形図には記されていないが、地形図を見れば沢がある事は一目瞭然かと思う。なお、山と高原地図には表記有り)

1380m付近で急に平らになり、尾瀬にある様な一本道の木道を進む。間も無く黒湯分岐付近に到達するものの、森林限界の尾根は開けていて、急激な天候の変化には耐えられなかった。
黒湯分岐先の田代平方面には避難小屋がある事も知っていたが、これ以上尾根を歩く気にもなれず、避難小屋にいる間に更に悪化しそうな雰囲気であった。
黒湯分岐・山頂を目前に敢え無くピストン下山となった。

今回のコースにトイレは無く、スタートゴール地点の黒湯温泉を利用させて貰った。
天候 曇り→雨→強雨→(夜に雪)
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
田沢湖駅から羽後交通バス乳頭線で50分弱。
今回は前日に黒湯温泉にて宿泊して、すぐの登山口から。
コース状況/
危険箇所等
尾根にぶつかる前(1270m付近)までに木の階段が崩れているポイントがあり、段差が広くなっていたり、ぬかるんで滑りやすくなっていた。
危険ではないが、装備は汚れやすくなる。

今回のコースにトイレは無く、スタートゴール地点の黒湯温泉のトイレをお借りした。
その他周辺情報 乳頭山西側は乳頭温泉郷のため、日帰り温泉・宿泊施設は充実している。
登山道途中や近辺には野天が点在し、今回立ち寄った一本松温泉や先達川温泉もその一つ。

乳頭温泉郷には7つの宿があり、乳頭山から近い順に孫六温泉、黒湯温泉、蟹場温泉、大釜温泉、妙乃湯、休暇村、鶴の湯(別館・山の宿)とそれぞれ独自の源泉を持ち、山の宿以外は全て日帰り入浴が可能である。
(黒湯温泉は冬季休業があり、2016年は11月12日までの営業であった。)
大きく分けて白濁しているのは、孫六/黒湯/大釜/休暇村/鶴の湯など。透明度が高いのは蟹場と妙乃湯の「銀の湯」、褐色なのは妙乃湯の「金の湯」。透明度に関わらずいずれも湯の花が多く、妙乃湯「銀の湯」以外は硫黄泉特有の香りがする。
当方は田沢湖駅からバス利用であったが、下山後の温泉巡りは湯めぐり号バスがあり、雪道の場合は特に便利。600円で湯巡り号当日利用券、1800円で宿泊者限定だが湯めぐり号+全ての入浴料タダになる手帳が貰える。
周辺にコンビニは一切無く、ランチ食事処は黒湯/妙乃湯/休暇村/鶴の湯/山の宿の5つ。充実度の高さ、食事の旨さ、雰囲気どれをとっても、鶴の湯グループの本館・鶴の湯と別館・山の宿がオススメである。宿泊についても同様に。是非ランチか宿泊で山の芋鍋を堪能あれ!

田沢湖にはレンタサイクルもあるが、この時期に営業を終了した場所が多かった。
唯一ポートイン搓湖(槎湖)はレンタサイクル営業しており、そこで2時間800円で借りる事が出来た。
11/6.7 角館の紅葉
11/7 回顧(みかえり)の滝
2016年11月07日 11:08撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/7 11:08
11/7 回顧(みかえり)の滝
抱返り渓谷
2016年11月07日 11:26撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/7 11:26
抱返り渓谷
田沢湖をレンタサイクルで一周。
この時期は多くのレンタサイクルは営業終了していたが、唯一ポートイン槎湖(搓湖)で借りる事が出来た。
2時間800円だったかと。
2016年11月07日 14:53撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/7 14:53
田沢湖をレンタサイクルで一周。
この時期は多くのレンタサイクルは営業終了していたが、唯一ポートイン槎湖(搓湖)で借りる事が出来た。
2時間800円だったかと。
田沢湖の紅葉、素晴らしきかな
2016年11月07日 15:14撮影 by  iPhone 7, Apple
11/7 15:14
田沢湖の紅葉、素晴らしきかな
チャリ漕ぐ2人
2016年11月07日 15:29撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/7 15:29
チャリ漕ぐ2人
乳頭山、秋田駒ヶ岳を臨む田沢湖のたつこ像
2016年11月07日 16:02撮影 by  iPhone 7, Apple
11/7 16:02
乳頭山、秋田駒ヶ岳を臨む田沢湖のたつこ像
夕焼け空のたつこ像
この空を見て君は何を想うのか
2016年11月07日 16:02撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/7 16:02
夕焼け空のたつこ像
この空を見て君は何を想うのか
たつこ像近く
2016年11月07日 16:18撮影 by  iPhone 7, Apple
11/7 16:18
たつこ像近く
田沢湖と神社
2016年11月07日 16:34撮影 by  iPhone 7, Apple
11/7 16:34
田沢湖と神社
田沢湖のトワイライト
2016年11月07日 16:52撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/7 16:52
田沢湖のトワイライト
黒湯温泉から離れと登山道を臨む
2016年11月08日 06:25撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/8 6:25
黒湯温泉から離れと登山道を臨む
11/8 黒湯温泉を出発!
11/8 黒湯温泉を出発!
11/8 黒湯沢に架かる橋から黒湯沢を眺める
2016年11月08日 08:56撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 8:56
11/8 黒湯沢に架かる橋から黒湯沢を眺める
黒湯沢にかかる橋
黒湯沢にかかる橋
最初は砂利道
先達川(一本松沢にかかる石橋)を渡ります
先達川(一本松沢にかかる石橋)を渡ります
先達川(一本松沢)人工滝の上の溜まり池
2016年11月08日 09:15撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 9:15
先達川(一本松沢)人工滝の上の溜まり池
一本松沢すぐ隣の沢を右へ渡るポイント。
すぐに一本松温泉です。
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一本松沢すぐ隣の沢を右へ渡るポイント。
すぐに一本松温泉です。
一本松温泉
この写真の湯溜まりの奥側が一本松沢
2016年11月08日 09:33撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/8 9:33
一本松温泉
この写真の湯溜まりの奥側が一本松沢
適温の一本松温泉・たつこの湯
適温の一本松温泉・たつこの湯
一本松温泉のそこら中に温泉が湧いている!
2016年11月08日 09:36撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/8 9:36
一本松温泉のそこら中に温泉が湧いている!
一本松温泉を過ぎるとすぐに霜柱が出てくる。
2016年11月08日 09:38撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 9:38
一本松温泉を過ぎるとすぐに霜柱が出てくる。
枯れた沢の様な登山道を登ります(雨が降ると沢は復活)
2016年11月08日 09:52撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 9:52
枯れた沢の様な登山道を登ります(雨が降ると沢は復活)
だんだんと標高も上がってきた
2016年11月08日 10:13撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 10:13
だんだんと標高も上がってきた
1200m付近では残雪も見られる。
2016年11月08日 10:41撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 10:41
1200m付近では残雪も見られる。
1270m付近の曲がり角で尾根にぶつかる。
ガスっていたが、一瞬雲が抜けて…
晴れてればさぞかし景観も良かろうなあ。
2016年11月08日 10:46撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 10:46
1270m付近の曲がり角で尾根にぶつかる。
ガスっていたが、一瞬雲が抜けて…
晴れてればさぞかし景観も良かろうなあ。
5秒で再びガス
秒単位の変化は強風の証拠で、かなり危険か…
2016年11月08日 10:46撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 10:46
5秒で再びガス
秒単位の変化は強風の証拠で、かなり危険か…
3秒でまた抜ける!
開けた尾根は美しい。
やはり天候が悪化したため、写真の真ん中辺りで引き返す…
2016年11月08日 10:48撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 10:48
3秒でまた抜ける!
開けた尾根は美しい。
やはり天候が悪化したため、写真の真ん中辺りで引き返す…
下山後は黒湯温泉のカフェでコーヒーと味噌たんぽ
2016年11月08日 13:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/8 13:45
下山後は黒湯温泉のカフェでコーヒーと味噌たんぽ
(山頂で食べる予定だった)肉まん
宿でおやつに。
2016年11月08日 16:35撮影 by  iPhone 7, Apple
11/8 16:35
(山頂で食べる予定だった)肉まん
宿でおやつに。
素晴らしき晩餐!
2016年11月08日 19:00撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/8 19:00
素晴らしき晩餐!
11/9 夜更け過ぎに雪へと変わり、翌日は雪景色
2016年11月09日 09:04撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/9 9:04
11/9 夜更け過ぎに雪へと変わり、翌日は雪景色
雪見の混浴露天風呂を独り占め!
2016年11月09日 09:05撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/9 9:05
雪見の混浴露天風呂を独り占め!
吹き付け舞い上がる雪
2016年11月09日 09:56撮影 by  iPhone 7, Apple
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11/9 9:56
吹き付け舞い上がる雪
秋田は早くも雪がやってきた。
2016年11月09日 09:57撮影 by  iPhone 7, Apple
11/9 9:57
秋田は早くも雪がやってきた。
紅葉と雪をいっぺんに楽しめた(*^^*)
2016年11月09日 10:05撮影 by  iPhone 7, Apple
11/9 10:05
紅葉と雪をいっぺんに楽しめた(*^^*)
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 インナーグローブ 防風防水グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール
備考 ◾持って行って良かったもの
・ニットとライトダウンの重ね着
この時期の秋田の山ではフリース又はニットに加え、ライトダウンの重ね着必須。
・インナー/アウターグローブの2重
→連れは軍手で後半の雨が辛そうだった
・ストック
→落葉した葉で踏みしめにくく、ストック出すまでテンポがゆっくりになった。出すと途端に楽に。
→また、森林限界(1270m付近)から先の尾根は掴み所の無い赤土の坂道もあり滑りやすいが、ストックがあったので踏みとどまる事が出来た。

◾あっても良かったもの
・軽アイゼン
一本松温泉を過ぎた1000m付近から登山道脇に霜柱や残雪があったが、登山道を埋め尽くす様なものではなく、一見必要ない。
しかし更に進み濡れた森林限界の尾根道(1300m付近)に差し掛かると、掴み所の無い赤土の坂道があり、かなり滑る。
無くても良いが、軽アイゼンがあればより楽だったかも?
・バスタオル
登山道中の一本松温泉や先達川温泉につかるなら必須かと。

感想

角館〜田沢湖〜乳頭温泉湯巡り・乳頭山登山を楽しむ3泊4日の旅をした。
1日目は快晴で角館で紅葉を楽しみ角館温泉へ。
2日目も快晴の中、角館駅からバスで抱返り渓谷・レンタサイクルで田沢湖一周し乳頭温泉郷・黒湯温泉で宿泊。
3日目は曇天のち雨(笑)
黒湯温泉からすぐの登山口から乳頭山へ、そしてそして誰も居ない秘湯中の秘湯・一本松温泉たつこの湯を満喫するつもりが…
小雨→強雨にあい、黒湯分岐付近にて危険と判断し、敢え無く登頂と入浴を断念し…
厳しい東北の山の冬の訪れを全身に感じつつ、パートナーと言葉少なく傷心気味にただピストン下山する辛さよ…
パートナーの体力を考えると長めに休憩を取りつつ下山したいが、冷たい雨で更に体力を消耗しかねない…

◼大体のコースタイム
黒湯温泉→一本松温泉(0:45)
一本松温泉→1270m尾根(1:05)
1270m尾根→黒湯分岐(0:45)

黒湯分岐→一本松温泉(1:30)
一本松温泉→黒湯温泉(0:30)

下山後は黒湯温泉で暖かいコーヒーと味噌たんぽで暖まる。パートナーにパッと笑顔が戻り、冗談も出た所で私はようやく本当に下山出来たのだなと実感。ホッとした。
14時過ぎの湯めぐり号にて黒湯温泉から山の宿へ移動し、宿泊。
温泉良し!メシ良し!雰囲気良し!間違いなく乳頭温泉で最高の宿!
翌朝起きて見ると、雨は夜更け過ぎに雪へと変わったのだろうか?
一面の雪景色、銀世界でテンション上がる上がる!
そして雪見の混浴露天風呂!最高でした!
深く行き積もる雪道も登山装備の前ではへっちゃら!
ますますパートナーのテンションも上がりました。
雨降って地固まるというやつでしょうか。
紅葉の角館、晩秋落葉の冬枯れた乳頭温泉、寒々しい登山と嵐、雪見の混浴露天…
最低の思い出と最高の思い出が詰まった最高の旅・登山でありました◎

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