乳頭山(黒湯〜一本松温泉〜黒湯分岐ピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 630m
- 下り
- 614m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:34
890m付近の「人工滝の上の溜まり池」は、山と高原地図には描かれてないが、国土地理院地形図にはハッキリと記されている。
「一本松沢すぐ隣の沢」はこのコース唯一の沢渡りポイント(国土地理院の地形図には記されていないが、地形図を見れば沢がある事は一目瞭然かと思う。なお、山と高原地図には表記有り)
1380m付近で急に平らになり、尾瀬にある様な一本道の木道を進む。間も無く黒湯分岐付近に到達するものの、森林限界の尾根は開けていて、急激な天候の変化には耐えられなかった。
黒湯分岐先の田代平方面には避難小屋がある事も知っていたが、これ以上尾根を歩く気にもなれず、避難小屋にいる間に更に悪化しそうな雰囲気であった。
黒湯分岐・山頂を目前に敢え無くピストン下山となった。
今回のコースにトイレは無く、スタートゴール地点の黒湯温泉を利用させて貰った。
天候 | 曇り→雨→強雨→(夜に雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
今回は前日に黒湯温泉にて宿泊して、すぐの登山口から。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根にぶつかる前(1270m付近)までに木の階段が崩れているポイントがあり、段差が広くなっていたり、ぬかるんで滑りやすくなっていた。 危険ではないが、装備は汚れやすくなる。 今回のコースにトイレは無く、スタートゴール地点の黒湯温泉のトイレをお借りした。 |
その他周辺情報 | 乳頭山西側は乳頭温泉郷のため、日帰り温泉・宿泊施設は充実している。 登山道途中や近辺には野天が点在し、今回立ち寄った一本松温泉や先達川温泉もその一つ。 乳頭温泉郷には7つの宿があり、乳頭山から近い順に孫六温泉、黒湯温泉、蟹場温泉、大釜温泉、妙乃湯、休暇村、鶴の湯(別館・山の宿)とそれぞれ独自の源泉を持ち、山の宿以外は全て日帰り入浴が可能である。 (黒湯温泉は冬季休業があり、2016年は11月12日までの営業であった。) 大きく分けて白濁しているのは、孫六/黒湯/大釜/休暇村/鶴の湯など。透明度が高いのは蟹場と妙乃湯の「銀の湯」、褐色なのは妙乃湯の「金の湯」。透明度に関わらずいずれも湯の花が多く、妙乃湯「銀の湯」以外は硫黄泉特有の香りがする。 当方は田沢湖駅からバス利用であったが、下山後の温泉巡りは湯めぐり号バスがあり、雪道の場合は特に便利。600円で湯巡り号当日利用券、1800円で宿泊者限定だが湯めぐり号+全ての入浴料タダになる手帳が貰える。 周辺にコンビニは一切無く、ランチ食事処は黒湯/妙乃湯/休暇村/鶴の湯/山の宿の5つ。充実度の高さ、食事の旨さ、雰囲気どれをとっても、鶴の湯グループの本館・鶴の湯と別館・山の宿がオススメである。宿泊についても同様に。是非ランチか宿泊で山の芋鍋を堪能あれ! 田沢湖にはレンタサイクルもあるが、この時期に営業を終了した場所が多かった。 唯一ポートイン搓湖(槎湖)はレンタサイクル営業しており、そこで2時間800円で借りる事が出来た。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
インナーグローブ
防風防水グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
備考 | ◾持って行って良かったもの ・ニットとライトダウンの重ね着 この時期の秋田の山ではフリース又はニットに加え、ライトダウンの重ね着必須。 ・インナー/アウターグローブの2重 →連れは軍手で後半の雨が辛そうだった ・ストック →落葉した葉で踏みしめにくく、ストック出すまでテンポがゆっくりになった。出すと途端に楽に。 →また、森林限界(1270m付近)から先の尾根は掴み所の無い赤土の坂道もあり滑りやすいが、ストックがあったので踏みとどまる事が出来た。 ◾あっても良かったもの ・軽アイゼン 一本松温泉を過ぎた1000m付近から登山道脇に霜柱や残雪があったが、登山道を埋め尽くす様なものではなく、一見必要ない。 しかし更に進み濡れた森林限界の尾根道(1300m付近)に差し掛かると、掴み所の無い赤土の坂道があり、かなり滑る。 無くても良いが、軽アイゼンがあればより楽だったかも? ・バスタオル 登山道中の一本松温泉や先達川温泉につかるなら必須かと。 |
感想
角館〜田沢湖〜乳頭温泉湯巡り・乳頭山登山を楽しむ3泊4日の旅をした。
1日目は快晴で角館で紅葉を楽しみ角館温泉へ。
2日目も快晴の中、角館駅からバスで抱返り渓谷・レンタサイクルで田沢湖一周し乳頭温泉郷・黒湯温泉で宿泊。
3日目は曇天のち雨(笑)
黒湯温泉からすぐの登山口から乳頭山へ、そしてそして誰も居ない秘湯中の秘湯・一本松温泉たつこの湯を満喫するつもりが…
小雨→強雨にあい、黒湯分岐付近にて危険と判断し、敢え無く登頂と入浴を断念し…
厳しい東北の山の冬の訪れを全身に感じつつ、パートナーと言葉少なく傷心気味にただピストン下山する辛さよ…
パートナーの体力を考えると長めに休憩を取りつつ下山したいが、冷たい雨で更に体力を消耗しかねない…
◼大体のコースタイム
黒湯温泉→一本松温泉(0:45)
一本松温泉→1270m尾根(1:05)
1270m尾根→黒湯分岐(0:45)
黒湯分岐→一本松温泉(1:30)
一本松温泉→黒湯温泉(0:30)
下山後は黒湯温泉で暖かいコーヒーと味噌たんぽで暖まる。パートナーにパッと笑顔が戻り、冗談も出た所で私はようやく本当に下山出来たのだなと実感。ホッとした。
14時過ぎの湯めぐり号にて黒湯温泉から山の宿へ移動し、宿泊。
温泉良し!メシ良し!雰囲気良し!間違いなく乳頭温泉で最高の宿!
翌朝起きて見ると、雨は夜更け過ぎに雪へと変わったのだろうか?
一面の雪景色、銀世界でテンション上がる上がる!
そして雪見の混浴露天風呂!最高でした!
深く行き積もる雪道も登山装備の前ではへっちゃら!
ますますパートナーのテンションも上がりました。
雨降って地固まるというやつでしょうか。
紅葉の角館、晩秋落葉の冬枯れた乳頭温泉、寒々しい登山と嵐、雪見の混浴露天…
最低の思い出と最高の思い出が詰まった最高の旅・登山でありました◎
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