城山クライミング ケレンジ5.13 RP
天候 | 曇り 風やや強く 寒い |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
写真
感想
日曜日に引き続き城山。
天気は、当初の予報どおり曇りのまま夜まで雨は降らなかった。
気温は低く、チューブロックは風が抜けて寒かったが、ワイルドボアと二間バンドは、風も当たらず、今シーズン一番のコンディションだった。
今回の成果
ストーンフリー5.10c マスターでリピート
ケレンジ5.13a チョンボ棒でヌン掛け
同 3-4Pで落ち、ワンテンでTO
同 前便の再現
同 3-4Pで落ちる
同 RP 前便からすぐ結び直して5分後出発
先月末から通っていた二間バンドのケレンジが4日目、通算9便でRP出来ました。
カリスマと似たような流れで、ムーブが出来上がり、前便序盤でフォールしてからのトライでRPとなりました。
核心の6手(実質4手)は最大の問題として、核心ムーブまでの序盤とレスト後のカチセクションをどれだけ単純に出来るかが、完登への鍵でした。
他の人の完登ムーブよりも低負荷を心掛けて、手数を増やし、中継できる場所は全て中継しましたので、正統なケレンジかと言われると微妙な気もします。
手数は2ピン目クリップから、中継を使ってもカンテのガバまで24手と少ないながらも、その一手一手の遠さで一気に高度が上がり、飛ぶように岩壁を駆け上がるルートに、感動しました。
これ程の高度感と奇跡のように絶妙な核心ホールドの配置、完登してみて改めて素晴らしいルートだと思います。
かつてソロで真夏の南西カンテを登り、最終ピッチに現れたその大ハングは、とても遠く、取り付く事など想像も出来なかったが、今あのハングを越えられた事が夢のようです。
しかし、本当ならばいつかこんなルートをマルチでオンサイトしたい……。
ま、それこそ夢ですけどね。
まずはストーンフリー(10c)
またも最後でもじもじしていたら「左のポケットですよ!」とアドバイスをもらってやっと再登。フー。
次にオンリーイエスタディ(10d)
出だしでいきなり苦戦。なんとか木の生えた中段に着いたものの、そこからがさっぱり分からない。悩みながらふと右をみたら、ミウラーはきれいにホールドが読める。ううう。ガマンできずにミウラーへリルート。さしずめオンリーミウラー。とか言ってる場合じゃないぞ。あーあ宿題。
そしてジゴロ(11b/c)
初めて、一番最初に出てくるハングの岩に触れました。先は長い。
「足をあげて、手を出せばいいんです!」というアドバイスが背中に飛んでくる。そのとおりなんだけどね!
最後は、パンクジャズの回収便で、シルクロード(5.8)。あー癒される。
さて、私のこんなヘボ記録はさておき、本日のハイライトはやっぱりKaakaka君のケレンジRP。こないだやり始めたばっかりだというのに、今日はいきなりワンテンでトップアウトしちゃうし、ひょっとして?!と固唾を呑んで見守る中、今回も夕暮れ前ギリギリのタイミングで、キメてくれました。
流れるムーブで踊るように登る。咆哮。これはもう芸術の域。まばたきの瞬間すらもったいない。
オドルンダヨ オンガクノツヅクカギリ
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