阿弥陀岳南陵・中央稜(舟山十字路〜阿弥陀岳〜舟山十字路)
コースタイム
5:30 広河原橋
6:00 旭小屋標識
6:30 (一本) 6:40
7:30 立場岳
7:50 青ナギ 7:55
8:40 無名峰
9:50 トラバース〜P3ルンゼ基部
10:15 (一本) 10:25
10:55 阿弥陀岳山頂 11:50
11:55 分岐(中央稜と御小屋尾根)
15:25 舟山十字路
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
18:00 集合(JR高崎駅) 21:50 到着(八ヶ岳山荘) 八ヶ岳山荘で仮眠、4時に出発して舟山十字路へ移動。 ◆前泊場所『八ヶ岳山荘』 http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html ・山荘2階の仮眠室を前泊用に使えます(1人2000円)。 ・外階段を上がり突き当たり左に窓のようなドアから入室できます。 ・退室する時に入り口近くのポストに料金を入れた封筒を投かんします。(ポストの近くに説明書きがあります。封筒に名前や連絡先を記入しました) ・ホームページには「24時間開放」と書いてありましたが、私たちは事前に電話連絡しておきました。 ・時期によっては混雑するようですが、今回は私たち2人のみの貸切でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・南稜は踏み跡がしっかりしており、迷うことはありませんでした。 ・南稜P3のルンゼはホールドもスタンスも豊富。ただ、濡れている(ヌメッている)のがちょっと嫌な感じです。 ・中央稜は尾根を踏み外さないように進むことがポイントのようです(私たちは50分ほどロストしました)。沢に入ってもロストしていたようです。GPSに助けられました。 ◆立ち寄り湯『延命の湯(スパティオ小淵沢)』 http://www.spatio.jp/ |
写真
感想
数年前から気になっていた阿弥陀岳南稜。
天気に恵まれ、スケジュールに恵まれ、機会に恵まれ、行くことができました。
南稜の登山道はしっかり踏まれており、「なんだー、さすが元一般ルートだね〜」なんて軽く言っていたら、中央稜でまさかの登山道ロスト。
油断してはなりませんね…イカンイカン。
八ヶ岳山荘の仮眠室も使いやすくて良かったです。
今回ラッキーなことに私たち2人だけの利用でしたが、たたまれた布団類の多さを見ていると、繁忙期はものすごい混雑するのかな、なんて思いました。
今回の大大大収穫。
なんと「阿弥陀おじさん」(※)に会ってしまいました!
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(※)「○○おじさん/おばさん」
ある特定の山について、一般の人が知っている以上のレア情報を持っている人物。
その山の名前を取って「○○おじさん/おばさん」という。
ちなみにこの類の人達は、ありえない&ものすごく古い装備だったり、(見た目には)かなりの軽装であることが多いのが特徴。
しかしザックの中には、その山用に特化した手作りギアとか、世間一般に販売されたばかりの最新ギアが入っていることもある。
山行中ふとした瞬間に急に現れたり、既に知っていた山のフツーな(と勝手に思い込んでいた)人が何てことない話題によって実は「おじさん」だったと判明したりするので結構あなどれない。
(もちろんコレはcapienaの勝手な命名なのであしからずですよん。共感してくださる方はいらっしゃると思うのですが…笑)
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今回出会った「阿弥陀おじさん」。
南稜P3を過ぎたあたりで、飄々かつ颯爽と歩くおじさんから追い抜かれました。
何やらオーラがただよっており印象的。
どうみても数十年前の格好、5リットルほどの超!昔的ハイキング的ザック、ストックもどこのでいつの物かいな…でも、歩き姿はこの方がタダモノではないことを連想させるくらいものすごい強い。
私の「おじさんレーダー」がピン!と閃きました。
「この人、阿弥陀おじさんかもしれない…」
ありがたいことに、山頂にておじさんの方から話しかけてくださいました。
聞くと、今回はP3の崖っぷち直下を麓から直登してきたらしいのです。
また、青ナギにも直登ルートがあるとのこと。
さらに、南稜には他にもルートがあるような様子。
「古い文献でルートがあるのを見つけたら行ってみたくなっちゃって。でも今回はさすがに危なかったなぁ…完全に崖なんだもん、あっはっは」
ですって。
おじさんは地元の方。
阿弥陀岳南稜は数十回目の訪問(おじさん達はもはや数えない)で、
「ちょっと晴れてる→じゃぁ行くか」(おじさん達はみんな大らか)ということで、本日登りに来られたそうです。
「古い文献」って何なんだー、と一瞬思ったのに。のに。
なんと、文献の名前、さらにおじさんの名前を確認し忘れてしまった私。
痛い!痛すぎる痛恨のミス!
いつもいつもおじさん達は、そのオーラを消すかのごとく穏やかな方が多いし、突然現れて突然去っていくので油断ならないわ…。
さらに今回は八ヶ岳の全展望と自分の空腹に気を取られ過ぎました。はぁ〜残念。
余談ですが、おじさんから話しかけてこなかったら、私から探して話しかけるつもりでした。
私の「おじさんレーダー」はとてもアグレッシブなのです。
時にハズしたり「ニセおじさん」にガックリすることも(結構)ありますが、、、それだけに「真のおじさん」にヒットした時の歓びといったら極上の達成感です。
(なのに今回名前聞き忘れた…バカバカ私のバカ)
今回は「阿弥陀岳」というよりは「阿弥陀おじさん」の感想になっちゃいました。
まぁたまにはこんな感想も。
(これをご覧になった方で、秘密のルートや阿弥陀おじさんの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともご連絡を…!お待ち申しております)
capienaさん、初めまして。
この前の土曜日に南陵を歩いたのですが、その際にこのレコを事前に研究させてもらいました。ありがとうございます。
でも「阿弥陀おじさん」には会えませんでした。後ろから来たおじさんに追い抜かされる時、何度目ですかと聞いたら初めてとの事だったので、違った様です。
ちなみに自分が持っている古い地図には、このルートは破線で掲載されています。
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