飯豊縦走
- GPS
- 80:00
- 距離
- 41.8km
- 登り
- 3,349m
- 下り
- 3,551m
コースタイム
7月29日 4:00大日杉−7:23地蔵岳−9:14御坪−切合小屋11:28−14:00本山小屋
7月30日 5:36本山小屋−5:49飯豊山−6:48御西岳−7:04御西小屋−8:10大日岳−御西小屋9:38−12:30烏帽子岳−12:54梅花皮岳−梅花皮小屋14:09−14:38北股岳−15:36門内岳−門内小屋
7月31日 6:15?門内小屋−地神岳−頼母木山−頼母木小屋8:35−9:05大石山−9:46鉾立峰−10:24えぶり差岳−13:00頼母木小屋 テント泊
8月1日 6:25頼母木小屋−頼母木山−丸森尾根−飯豊山荘
天候 | ほとんど灼熱 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
小国町 アスネット 入浴300円 入浴時間12:00〜 コインランドリー有り |
写真
感想
今年の夏は飯豊でに決定。
決定したものの、飯豊の知識が全くない、こんなときのヤマレコ。できればドライブもしたいので、上手な回送方法を検討して、出発。
小国町を走りながら見る山は、木々があるものの、ころげおちそうな斜面ばかり、崩れそうでこわいと感じる。
飯豊山荘に意外に早く着いて、ぎりぎりで11時台のバスに乗り、小国駅へ。そして小国タクシーで入浴できる場所までとお願いすると、温泉ではないが、運動公園にあるアスネットを紹介してもらう。こじんまりとしているが、お湯の出がいいし、リンスインシャンプーとボディソープもありました。一番はコインランドリーがあること。またタクシーに乗って大日杉小屋まで料金は12,000円、時間は1時間程度。
大日杉小屋は静かで水もあり前泊後泊におすすめです。
7月29日(日)朝3時に起床し、軽くパンで朝食、まだ暗い4時出発。いきなりの急な登り。暑くなる前になんとか地蔵岳までと気があせる、しかし意外にあっけなく地蔵岳。山と高原地図のコースタイムより短い時間で登る事ができた。
今度は楽な稜線歩きとたかをくくって歩き出すと、暑さと約15キロのザックが堪えてくる。冬や春の時に比べれば軽いザックだと思っていたが、暑さのせいで、とても苦しく感じる。こうなると楽しみは雪渓。しかし雪渓はカチコチでうまく歩けず、ずっと縁をまく。なんとか切合小屋について、昼食。小学生もチラホラみんな元気だな。疲れているのは自分だけのように思えてくる。
気を取り直して、本山小屋を目指す。やっと岩が少し出てきた、山の変化で少し楽しいが、疲れは抜けず、水場の看板の前につくと森かずさんが水をくんでくれるといってくれたので、大の字になって眠る。地面は小石だらけだし、人も見ているが、それより眠い。約10分ほど眠ったら、すっきり。本山小屋に荷物を預けて本山まで往復。空身ってすごい楽。
本山小屋は20時就寝、4時起床が徹底されていて、ぐっすり眠る。
7月30日(月)小屋の人たちに早く出ないと暑くなっちゃうよと声かけられながら5時半出発、朝は元気な自分はどこまででも歩けそうな気がする。御西小屋に荷物を置いてサブザックで大日岳へ往復。ガスのせいで景色はイマイチだが、歩きやすい。御西小屋にもどり、梅花皮小屋と門内小屋の水場の様子を聞く、門内小屋は水場が遠いので泊まるのであれば、梅花皮小屋から背負った方がいいそうだ。まずは梅花皮小屋まで行ってからだと歩き始める。烏帽子岳までのコースタイム3時間が中々進まない、後半は本当にやっとやっとのペースになる。梅花皮小屋についた時はまた眠りたい気分だったが、明日は雨の模様とのことで、少しでも歩みを進めたい。結局森かずさんに私の分の水2リットル余計に背負ってもらい、門内小屋へ向かう、雷が遠くでなっていて、暗い雲も出始め、降られる前に小屋につきたいと思っていたが、降り始めてしまった。ガスもかかりはじめ、さっきまで見えていた小屋が隠れてしまい、少しだけ迷う。雨がやんだ夕方外に出ると、歩いてきた道が見え「縦走」の醍醐味を味わうことができた。ふ〜と力がぬけて幸せな時間。
7月31日(火)小屋入口の鉄のドアがきしむので中々眠れずに朝になった。雨の中6時半出発、すぐに晴れてきて地神山でカッパをぬぐ、そこに帽子を忘れて、地神山の看板を3回見ることになる。忘れない山名になるだろうな。1時間あまりで頼母木小屋につく、これで重いザックとおさらばだ。冷たい水場もすぐそばにあり、おいしい水飲み放題(水の協力金ボックスあり)。サブザックに水とガスなべを詰め込んで、最後の目的地えぶり差岳を目指す。その手前には、大石山と鉾立山がきれいに並んでいる。登って下って登って下って最後の登り。
えぶり差岳に登ったら、大石ダムへ続く山並みが見えました。飯豊はまだまだ続いていたのです。なんか最後まで行きたい気持ちも出てきましたが、私にはここまでで十分と頼母木小屋へ戻りました。天気もいいし、重かったテントをやっとたてて、おいしい森かずさんの手料理をごちそうになり、一緒に泊まる登山者と楽しく話しをして眠りにつきました。
8月1日(水)テントから朝焼けをながめ最終日です。6時半出発、長かった縦走を体で感じながら急な丸森尾根をおります。足の裏にまめが数個、ザックの肩ひもがあたる部分の擦りむけが少し傷みます。今日も暑くてきついです。やっと下山し食べたアイスクリームはとってもおいしかった。
毎日バテバテでした。しかし、食欲旺盛、眠るときはどこでも眠る、たくましい自分を再確認。
計画をしっかり立てないまま、前日を迎えてしまう。
Oさんにおんぶにだっこ。計画書も食料(アルファ米)購入もお願いする。
残していっても腐ってしまうと思い、冷蔵庫にあまってある野菜をザックにしのばせる。
フライパンも調味料も持って、今回は「野菜を毎日食べる」決意で献立を考える。濡れ新聞紙に包んでからジップロックにしまう。
前泊 大日杉小屋 … なすと魚肉ソーセージの炒め物(味噌風味)
1日目 本山小屋 … ささげのさば缶の汁の炒め物 + さば缶
2日目 門内小屋 … はるさめと玉ねぎの炒め物 + カレー
3日目 頼母木小屋… ジャガイモとにんじん、シーチキンの炒め物(カレー風味) + みかんの缶詰(がんばったご褒美)
野菜がどこまで鮮度を保てるか不安だったが、案外大丈夫だった。
途中でザックが重く、缶詰やフライパンを持ってきたことを後悔した時もあった。
でも、ディナーが充実していた分、体力は万全だった。
大日杉登山口をでて地蔵岳あたりだっただろうか。
大澤さんが、「なんかこういうのじゃないよね。」みたいなことを言ってきた。自分も登り始めからずっと考えていたことだったので、同じ意見でほっとする。
飯豊は、今年雪解けが遅かったからか、ニッコウキスゲの群落に会えたのでラッキーだったが、それでも心が躍らなかった。
「もっと刺激的な山、やりたいね。」これが二人の感想だった。
それには技術がね〜〜〜〜・・・。がんばらないと。
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