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Yamareco

記録ID: 2399
全員に公開
沢登り
房総・三浦

房総 小櫃川水系/キンダン川

2007年01月25日(木) [日帰り]
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karamomo その他1人

コースタイム

7:30 JR木更津駅西口
9:10 白岩橋先の駐車スペース
9:40 小櫃川(入渓準備)
10:00 キンダン川出合
10:20 川廻し(岩のトンネル)
12:00 ゴルジュ帯(休憩)
12:55 尾根取り付き(装備外す)
13:45 バス通り(四万木バス停)
14:25 駐車スペース
七里川温泉〜金谷〜18:20フェリー〜久里浜
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2007年01月の天気図
コース状況/
危険箇所等
★アプローチ・駐車
 ・白岩温泉を過ぎた辺りから山道となりますが、所々に路上駐車できそう。
  今回は白岩橋を渡り、少し進むと右に入っていく仕事道があり、そこを登ったスペー
  スに駐車しました。
 ・小櫃川沿いを下流に向かい歩くと白岩橋を越えた先の右カーブから沢へ下る踏み跡が
  あります。50mくらい歩くと小櫃川に下りれます。
 ・小櫃川に下りた地点から下流に向かい、100m進まないくらいで左岸からキンダン川が
  合流しています。

★キンダン川(2.5万地形図:上総中野)
 ・滝はありません。歩き始めて、まず、右側(左岸)に人工物(ポンプ?)が目にはいりま
  す。更に少し進むと左側(右岸)に川廻しのトンネルがあるのですが、流木に隠れてい
  てほとんど見えません。ここをくぐらないといけないのですが、くくらずまっすぐ進
  んでも尾根をぐるりと回って、トンネルの反対側に出られます。川廻しなのでその付
  近は水流が分断され、水がほとんどないぬかるんだ川歩きとなります。少し不安にな
  りますが、そのまま進むとまた水量が増え、ナメ歩きになります。

※川廻し:主に上総地方南部の丘陵地を流れる河川で、江戸時代以降、新田開発を念頭に
     おいて行われた曲流河道の曲流短絡工事のこと。←ぐねぐね曲がった河川をま
     っすぐにトンネルを掘って水の流れをショートカットさせ、もともとの(イメ
     ージとしては三日月湖部分)川の部分は水田に利用したそうです。

 ・ナメやゴルジュを楽しみながら進むと左手(右岸)に黄色テープ、(赤、青テープも)が
  あります。そこから尾根に取り付き、バス通りの道へ下山します。
 ・尾根の道はしっかりとした踏み跡がありますが、仕事道が何本か縦断しているので道
  迷いに注意が必要です。
 ・最後は民家の庭に下りてきます。

※民家の周りに箱型のワナがしかけてあります。イノシシ、シカ、キョンなどを捕らえる
 仕掛けとのことですが、山中にも仕掛けが所々あるそうなので、足をとられないように
 注意。(ワナのまわりには注意を促す看板が設置されているそうです。)
※上記動物による農作物の被害が大きいとのことで、村では駆除を行っています。駆除の
 担当者に限ってだと思いますが、イノシシの尻尾、シカの尻尾と歯(第一切歯←年齢調
 査のため)などが駆除の報酬として買い取られるとのことです。(イノシシ1匹8000円だ
 ったかな?)

★入浴
 ・七里川温泉
  大人(650円)シャンプー、ボディーソープあり。ドライヤーなし。宿泊可。いたる所
  に囲炉裏があり、食べ物を焼ける。TVで紹介されたとのことで、平日昼間だが結構な
  混みようだった。普通のひなびたお風呂の印象。
ファイル
非公開 2399.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54)
白岩橋を過ぎて少しの所を右に上がって行くと広いスペースがあります。
2007年01月26日 07:21撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:21
白岩橋を過ぎて少しの所を右に上がって行くと広いスペースがあります。
白岩橋まで戻ります。橋を渡った先の右にカーブする手前に河原に下りる踏み跡がついています。それを下りると入渓点です。
2007年01月26日 07:21撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:21
白岩橋まで戻ります。橋を渡った先の右にカーブする手前に河原に下りる踏み跡がついています。それを下りると入渓点です。
小櫃川です。ここで入渓準備をします。少し下ると左側(左岸)にキンダン川が合流しています。
2007年01月26日 07:20撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:20
小櫃川です。ここで入渓準備をします。少し下ると左側(左岸)にキンダン川が合流しています。
キンダン川出合。200mくらいで左岸に汲み上げポンプのような人工物が現れます。
2007年01月26日 07:20撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:20
キンダン川出合。200mくらいで左岸に汲み上げポンプのような人工物が現れます。
沢は倒木によりかなり荒れています。
2007年01月26日 07:20撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:20
沢は倒木によりかなり荒れています。
予想していたトンネルが違う方向から現れてしまいました。???本来ならキンダン川に入ってしばらくするとトンネルをくぐるはずなのですが…。右岸にぽっかり開いたトンネル…??
2007年01月26日 07:19撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:19
予想していたトンネルが違う方向から現れてしまいました。???本来ならキンダン川に入ってしばらくするとトンネルをくぐるはずなのですが…。右岸にぽっかり開いたトンネル…??
トンネルをくぐると先ほど歩いた所に出ました。こちらからトンネルを見ると、ほとんど確認できません。本来ならここをくぐるはずだったのですが、トンネルを見過ごしてしまったため、尾根をぐるりと回って、トンネルの反対側に行ってしまったのです。…難しいなぁ〜。
2007年01月26日 07:19撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:19
トンネルをくぐると先ほど歩いた所に出ました。こちらからトンネルを見ると、ほとんど確認できません。本来ならここをくぐるはずだったのですが、トンネルを見過ごしてしまったため、尾根をぐるりと回って、トンネルの反対側に行ってしまったのです。…難しいなぁ〜。
半分くらい埋まったトンネルを抜けて、先ほどの場所に戻り、先を急ぎます。なぞがやっと解けました。
2007年01月26日 07:19撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:19
半分くらい埋まったトンネルを抜けて、先ほどの場所に戻り、先を急ぎます。なぞがやっと解けました。
ナメです。
2007年01月26日 07:19撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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ナメです。
きれいですね。
2007年01月26日 07:18撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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きれいですね。
沢が本当によく蛇行しているので明るかったり暗かったりです。
2007年01月26日 07:18撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:18
沢が本当によく蛇行しているので明るかったり暗かったりです。
ナメ歩きが続きます…。
2007年01月26日 07:18撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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ナメ歩きが続きます…。
日があたるとあたたかく、千葉の沢なかなかステキです。
2007年01月26日 07:17撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:17
日があたるとあたたかく、千葉の沢なかなかステキです。
さかな〜。
2007年01月26日 07:17撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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さかな〜。
沢の途中で犬たちに囲まれてしまいました。私はイノシシじゃないよ。
2007年01月26日 07:17撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:17
沢の途中で犬たちに囲まれてしまいました。私はイノシシじゃないよ。
ゴルジュっぽくなってきました。
2007年01月26日 07:16撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:16
ゴルジュっぽくなってきました。
面白い地形です。
2007年01月26日 07:16撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:16
面白い地形です。
支沢です。
2007年01月26日 07:16撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:16
支沢です。
おだやか〜。でも水は冷たい☆
2007年01月26日 07:16撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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おだやか〜。でも水は冷たい☆
地層の観察。
2007年01月26日 07:15撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:15
地層の観察。
暗いですね。
2007年01月26日 07:15撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:15
暗いですね。
明るいですね。
2007年01月26日 07:14撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:14
明るいですね。
黄色と青と赤のテープがあります。ここから左の尾根に入っていきます。
2007年01月26日 07:14撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:14
黄色と青と赤のテープがあります。ここから左の尾根に入っていきます。
道は踏み跡というよりも登山道のようにしっかりついています。この後読図しながらの下山です。民家の庭に出て、バス通りに到着します。
2007年01月26日 07:14撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
1/26 7:14
道は踏み跡というよりも登山道のようにしっかりついています。この後読図しながらの下山です。民家の庭に出て、バス通りに到着します。

感想

前日に続いて千葉の川歩き。
侮る無かれ里山…。遭難もあるとのことで(絶対道迷いだろうが)気合を入れる。

この辺りの沢は標高差が無く、地形図でも支沢が分かりづらく、小さなピークが多い。
遡行図はないが、滝もなく、(危険箇所はなさそう)実際歩いて確認する。

アプローチでは木更津から92号線まではスムーズに進めたが、房総特有なのか、道がマス
目状ではなく、同じ線が分かれていたり、カーブして反対方面へ行ったり、クランクして
いたりで、方角で進むのが困難。何度も地図を見ながら、Tさんにナビをしてもら
いながら進んでいった。

駐車スペースから入渓点までは分かりやすくスムーズ。
しかし、キンダン川に入ってからは悩みながら進んでいった。
2003年の情報では『川廻しのトンネルをすぐくぐる』と写真もあったが、そのトンネルが
全く出てこない。そして、しばらく歩くと進行方向ではない左の尾根に大きなトンネルが
現れた。

方角はあっているので、トンネルはくぐらずにそのまましばらく進む。すると、沢も水が
涸れ、田んぼのようなぬかるみに変わる。いよいよこれは間違いでは?と不安になり、も
う一度トンネルまで戻る。Tさんが「温泉ツアーになってもいいよ。」とあたたか
い言葉をくれるが、入渓できず撤退なんて恥ずかしい〜。(>_<)とひとまずトンネルの向
こう側に出てみることにする。

トンネルをくぐって反対側に抜け、倒木や流木を乗り越えて沢まで降りた所は先ほど我々
が通ったルート。…?ここを本来くぐるはずだったが、トンネルが隠れており、川廻しの
カーブを遠回りして進んでしまったらしい。ううむ…。見えなかったとはいえ目標物を見
失うとは。また、標高差なく、よく蛇行した沢なので読図が難しい。

先ほどの道であっていたと分かり、再度トンネルをくぐり戻る。気をとり直して先に進
む。田んぼのようなぬかるみも次第に美しい沢に変わっていく。(川廻しのせいで水が分
断されて水の涸れたぬかるみになってしまったのね…)ここからはもう安心。おしゃべり
しながら撮影しながら進んでいく。狭い沢ながらもナメがきれいで、奥のゴルジュも地層
が美しかった。

途中動物の死体や骨があった。(シカより小さくずんぐりしていてキョンという動物っぽ
かった。…かの有名?な八丈島の?)また、両側の尾根から犬の吠える声が聞こえたかと思
ったら、あっという間に犬達に囲まれた。(噛まれそうな勢いだったが、なんとか淵で撒
いた。)私のことイノシシだと思ったのかな?

尾根の取り付き部分もテープがしっかりとついており分かりやすかった。
踏み跡が分かりづらいとの情報とは異なり、しっかりした仕事道だった。
ただ、何本も分岐点があり、方角はあまり変わらないのでこの下山路も一つの核心だと思
った。(今回、Tさんにかなり助けていただきました。スミマセン〜^^;)

入渓前に工事のお兄さんに「山にはワナが仕掛けてあるから気をつけな〜。」と言われた
が、ワナにかかることなく無事下山^^;

お天気にも恵まれ、バス通りに出る頃にはポカポカいい陽気。
本当にのどかな里山の風景。
千葉の沢はこの時期本当におすすめです。

小櫃川には他に、四郎治沢、土沢などの沢もあるとのことで、また行ってみたいな。

最後にお世話になったTさん、ほんとうにありがとうございました。

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