菌界に分け入る、奥利根編01。山ブドウ実るブナ林へ s

2009年09月26日(土) 〜 2009年09月28日(月)

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 465m
• 下り: 468m

天候

晴れ

アクセス

資源涵養のため、ルートはイメージです。

コース状況／危険箇所等

　菌界に分け入る　その5は、2泊3日で奥利根のブナの樹海に入りました。
　まず初日の記録です。
　標高は1000〜1600メートル。
　踏み跡を完全に離れて、ブナ林のネマガリダケなどの藪と歩きやすい場所とを、移動しました。
　ハンディGPSと、緯度経度を入れた地図が役に立ちます。
　一帯はそこここにクマなどの獣のフィールドサインが見られました。
　きのこは、秋本番のものはまだでしたが、ナラタケは盛期に入り、ムキタケなどが盛期の入り口という感じでした。

写真

9/26 14:26

ブナ林はツタウルシや、コシアブラ
などが色づいて、
明るさを増していました。

9/26 15:20

見事な山ブドウの房。
今回は下山時によいことがありました。
末尾の写真とレポートでくわしく紹介します。

9/26 12:56

ブナシメジ。
このきのこは、暗がりが好きです。

9/26 12:46

ドクベニタケ。

9/26 13:04

不明種。ヒダの様子はトヤマタケ系。

9/26 12:37

変形菌の仲間。
直径1ミリ前後のバブル状、
つぶつぶの球体が寄り集まって
ひと固まりをつくっています。
姿、位置を変える菌類で、
写真には倒木の木肌を下方向に
ぬめって動いた様子が
残されています。

9/26 13:06

クマの脱糞跡。
1週間以上はたったもので、
カビが生えだしています。
糞の直径は5センチほど。
ドングリなど皮をむいて
食べた木の実のようなもの
が混じっていました。

9/26 12:50

ムキタケが生えだした、朽ちた立木。

9/26 12:55

ムラサキゴムタケ。

9/26 12:43

ナラタケ。

9/26 12:52

ナラタケ。

9/26 13:13

ナラタケ。
太い倒木にいっせいに生えだしています。

9/26 13:22

ナラタケ。

9/26 13:27

ナラタケは、あと5日ほどで最盛期。

9/26 12:44

ナラタケ。

9/26 12:43

ナラタケ。

9/26 12:09

ヌメリスギタケ。

9/26 13:59

チシオタケ。

9/26 14:12

チシオタケの勢ぞろい。
一列に並んでいるのは、地表に細めの枝があり、そこに菌がついたための様子です。

9/26 12:45

チシオタケにもカビ。菌類どうしで生存競争。

9/26 13:20

ツキヨタケ。
今回、ナラタケとともに
盛期をむかえていました。

9/26 13:29

ツキヨタケがいっせいに胞子を
飛ばして、
幹も周囲も、白く胞子をかぶって
いました。

9/26 14:14

ツリバナ。

9/26 12:54

チャワンタケ系。

9/26 15:09

踏み跡にもどる最中に、
何十という数の見事な房をつけた
山ブドウを見つけました。

9/26 15:20

山ブドウは、普通は見上げるような高木に伸びあがり、手が出ません。しかし、今回は、高さ3メートルほどの低木にツタが覆いかぶっていました。そこからぶらさがった山ブドウの房は、写真のように手が届くあたりに。

熟した粒を頬張ると、
とても酸味がありおいしい。
ジャム作り用に収穫しました。
おやつを失敬して、クマさん、ごめんなさい！

撮影機器：

EOS 20D CANON