欅平〜水平歩道〜阿曽原温泉往復

2014年08月19日(火) 〜 2014年08月20日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,290m
• 下り: 1,290m

コースタイム

8月19日
欅平9:05-水平歩道始点10:15-蜆谷11:02-志合谷11:56-大太鼓12:26-オリオ谷13:15-阿曽原温泉小屋15:20
8月20日
阿曽原温泉小屋6:40-オリオ谷8:43-大太鼓9:45-蜆谷11:09-水平歩道終点11:57-欅平12:57

天候

2日間とも曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

宇奈月駅近くの有料駐車場に留める

コース状況／危険箇所等

欅平駅から水平歩道への急坂は崩れている所多く、特に下りで要注意
水平歩道はよく整備され、要所では針金の手すりもしっかりしている

その他周辺情報

欅平駅周辺は日帰り湯がいくつかある

写真

8/19 6:02

（8月19日朝）黒部峡谷鉄道宇奈月駅

8/19 7:56

私は窓付きの車両に乗る

8/19 8:59

欅平駅到着　駅の右手にある登山口を上がる

8/19 9:06

上まで260mを稼ぐ急坂　蒸し暑くて汗がしたたる

8/19 9:18

8/19 9:45

下から40分もかかって水平歩道への分岐に至る　見えている鉄塔は黒三からの送電線鉄塔

8/19 10:16

しばらく歩くとこんな標識があり、いよいよ水平歩道が始まる

8/19 10:19

崖にしっかりした歩道が設置されている

8/19 10:20

右手の針金を支えに歩く

8/19 10:21

奥鐘山の右手はるかに見えるのは唐松岳方面？

8/19 10:44

8/19 11:01

道は送電線巡視路でもある　地形図を見るとこれは黒四地下発電所から来ている送電線鉄塔だ

8/19 11:07

蜆(しじみ)谷の短いトンネル

8/19 11:23

奥鐘山の西壁が見えてきた

8/19 11:41

この前後で頭をゴツンとぶつけた　ヘルメットをかぶっていて事なきを得た！

8/19 11:43

水平歩道がよく分かる

8/19 11:56

最も長い志合谷トンネルの入り口　ヘッドランプをつける

8/19 11:57

荒削りのトンネル内　掘削に当たった人たちはどんな思いで仕事をしたのだろう　下は足首あたりまで水浸し

8/19 12:03

7〜8分かかり出口へ　トンネル内は天然クーラーだった　

8/19 12:09

志合谷を振り返る　あの大雪渓の裏側を通って来たのか

8/19 12:26

いよいよ大太鼓

8/19 12:26

目の前は奥鐘山の西壁

8/19 12:26

頭を低くして通る　ここらは高度感あり

8/19 12:29

振り返って見る大太鼓

8/19 13:03

オリオ谷が見えてきた

8/19 13:08

これから行く道が見える　すごいところに道をつけてある

8/19 13:15

オリオ谷

8/19 13:16

ここからトンネルに入る　このトンネルは下が泥んこでグチャグチャだ　長靴履いてきて良かった

8/19 13:23

トンネルを抜けてオリオ大滝を振り返る

8/19 14:07

早く小屋に着きたいが、こんな登り返しが待ち構えていた　しかも2か所も！

8/19 14:46

2度の登り返しで疲れ果て、まだかまだかと思う頃、樹間から小屋が見えた時はうれしかった！

8/19 15:03

だが試練はまだ終わらなかった　つらい下り道が続く

8/19 15:04

阿曽原谷を渡渉

8/19 16:53

小屋が見えてから30分、ようやく到着！

8/19 15:30

本日は泊り客少なく、3号室貸し切り！

8/19 16:50

小屋の前はテント場　その右手から温泉に降りていく　写真左奥に見えるトイレ棟の向こうにトンネル穴があり、その奥を関西電力専用鉄道（地下）が走っている

8/19 16:18

温泉貸し切り状態（脱衣所はありません）私と入れ替わりにテン泊の青年が来られた　唐松岳〜餓鬼山〜祖母谷〜欅平〜阿曽原と来て、明日は仙人池へ行くという

8/19 16:26

この穴の奥が源泉であり、小説「高熱隧道」に描かれた高熱帯だ　湯気がモウモウと吹き出ている

8/19 17:57

天ぷらや冷やしソーメンなどの夕食　泊り客6人で食卓を囲む　おいしかった

8/19 16:52

（8月20日）泊り客のうち2人は白馬〜不帰岳避難小屋〜祖母谷温泉〜欅平〜阿曽原と来て、今日は仙人池へ出発した　健脚だ

8/20 7:56

欅平へ戻ろう　歩き出してから振り返った峰々　山の名前が分からない

8/20 8:37

オリオ谷を過ぎ

8/20 9:43

大太鼓も過ぎ

8/20 9:54

志合谷の裏をくぐり

8/20 11:08

蜆谷を過ぎる

8/20 11:43

おや、岩に誰かのサインがある

8/20 12:22

欅平下降点　ここから欅平駅への下りは難儀した

撮影機器：

EXILIM ZOOM EX-Z1000 カシオ

装備

個人装備

ヘルメット

感想

long01

先月末の高天原温泉に引き続き、またまた温泉に来た。かねてから阿曽原温泉ピストンを考えていたが、8月に入って我が家には長女一家、次いで次女一家が来襲し大忙し。ようやく静かになったので天候を見た上で決行した。

水平歩道の成り立ちは多くの資料で語られているので説明の要はないが、歩いてみて先人の偉業にはただただ驚くばかりだ。手すりの針金など付け替えられたばかりのようで、整備状況にも敬服する。

小屋ではオーナーの佐々木さんに残念ながら会えなかったが、番頭格のダイブツさんとお話をすることができた。奈良出身だからついたあだ名らしいが、名前の通り大らかな人柄だった。体力もありそうで、遭難救助や道の補修などにも活躍されるのだろう。お二人の女性の方も明るくて元気だった。

この夏は悪天候が続き、遭難事故も多発、山小屋はキャンセルが相次いだそうだが、ここ阿曽原も静かだった。そのおかげで大部屋に1人貸し切り状態で寝ることができた。お風呂で疲れを癒し、部屋では手足を伸ばして安眠―これ以上の幸せはないでしょう。

今回、思い立って決行して良かった。秋には黒部ダムから下ノ廊下〜阿曽原のピストンをやりたいが、体力がどうかいな。通行可能時期になったらまた来たくなるんだろうね。

コメント

amadamuram

阿曽原温泉
ここの主人は元富山県警山岳警備隊員です・・昔の体形が変わりましたが・クライミングの神様でした。

long01

Re: 阿曽原温泉
amadamuramさん　コメント有難うございます。
佐々木さんのことは数年前、テレビのドキュメンタリーで拝見して凄い人だなあと思っておりました。今回は残念ながらご不在でしたが、次は下ノ廊下から阿曽原温泉へ入り、ぜひお会いしたいものです。

takahasi96

僕も好きです
登山が好きな新社会人です
学生の頃続き3回めです
特に渓谷が好きでまだ体力的技術的に無理な頃から憧れていました
また鉄道と温泉も好きで映画黒部の太陽に感動した僕にとって最高の場所です
確かに水平歩道など多少なりと危険ですが行かなければわからないあの景色はたまりません
確かにここを作った人は凄いですし偉業だと思います
さらに時短 安全のために作ったトンネルこれもまた偉業です

long01

Re: 僕も好きです
コメントをいただいてから2年も経ちました。今日読み返していました。ご返事が大変遅れました。

去年は残雪等のために下ノ廊下がついに開通しなかったので、なんとか今年こそは阿曽原から先をつないでおきたいと考えています。秘境下ノ廊下。自分のこの目で確かめてきたいと思います。