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Yamareco

記録ID: 51299
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沢登り
十和田湖・八甲田

青森市近郊 下折紙沢

2000年05月28日(日) [日帰り]
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naritagajo その他2人
GPS
09:45
距離
15.8km
登り
942m
下り
940m

コースタイム


2000.5.28
林道P6:40→上松崎沢出合い7:40→魚止の滝8:25→上松崎沢降り口12:15-45→林道13:45→P16:25
天候 小雨のち曇り
アクセス

感想



天気予報は全く悪いにもかかわらず、朝から山はガスに煙っているだけだ。どうもガスの次第に晴れ上がる様子から、午前中だけでも雨にならねばと、新折紙橋で待機する。時間前に全員集合。林道へ入る。少し前に宮崎ナンバーの車が二台林道へ入って行った。我々の駐車の向かいにミツバチの巣箱が早くも置き並べられていた。毎年今頃ミツバチの巣箱を良く見かけたものだ。
忠蔵さんから聞いてはいたが、三門沢には、りっぱな橋が架けられ、林道も開削され上の方へ延びていた。昔の道がはるか下に見える。新しい林道から昔の道へ降りるのに行ったり来たりする。木橋も跡形もなく流失したのかナイ。ナクナッテいるのだ。田沢さんが流れを気にして徒渉に難儀している。高野さんが助け舟となり通過。小雨が降ったり止んだりが続くが、強く降ることはない。このままもってくれれば良いがと思いながら先を目指す。
上松崎沢出合いを過ぎ、右下に三階の滝を見てなおも進む。本流へ注ぐ小沢には、残雪があり例年になく多雪である。魚止の滝で一休み。高さんフライを振るが当たりなし。土曜日の好天気に入渓者があったからか。竿をたたんで出発。一本右に沢を見て、三段の小滝あり。これは右から(左岸)巻いて上へ。両岸の斜面には、シラネアオイ、ニリンソウの花が目につく。雪が今消えたばかりの沢床をなおも前進。雪渓、スノーブリッジが目立つようになる。三段の下折紙沢大滝の前にも左岸スラブからズッパド残雪が沢をうめっくしている。残雪の上は冷たいので右岸へ上がって休憩。二段目の滝下へ高巻いて降りる。一段目の滝が水量豊富に落ちている。二段目、一段目とも右側を樹や柴を頼りに登る。上は、次から次へ残雪が沢を埋めている。
左上(右岸上部)に岩壁を確認し、二つ目の分岐を左へ入る。今まで以上に多雪でとうとう上から50メートル位まで雪の上を登れることとなった。ガスが少し出て来る。尾根へ出たのだが右に見える折紙山が見えない。左には、少し小高いピークが見える。一瞬困惑してしまう。尾根は尾根でも南へ向いた尾根へ出たため、右にあるべき山頂が左に見えたのだ。山頂へ向けて残雪をたどって少し降ると、上松崎沢の標板がブナの樹の根元に。自分の持ち上げたものだ。
遅い昼食を小雨の中採る。雨具を着たが風もあり寒かった。早々に下山とする。ノコとナタで一人に二本ずつのストックを作り、ステップを一つ一つ確かめながら慎重に下降。上から見た時には、かなりの急勾配で心配したが上手い具合に下降できた。次第にガスも晴れて来る。一時間程で林道へ出た。雪渓を下降出来たので、割りと楽に降りれた。
でもここからが長いのだ。林道歩き。上松崎沢の下降は、天気が思わしくないので今回も止めた。一度休憩しただけで歩け、歩け、でやっとのことPへ戻ってさっぱどした。山菜採りがウドをリュックに背負って下山して来た。地下足袋をぬいで足の痛みがなくなりホットした。ロックシューズをはいてみたが、指が痛かったのだ。長く歩いていると、痛いのは、やはり少し小さいのだろう。高さんがいちいち地図と磁石で現在地を把握してくれてすごいと思った。一人で入山する人は地図と磁石をしょっちゅう見ているのだ。風が強くなったが雨はとうとう降らずに一日もってくれた。帰りの林道歩きは、つらかったが、心はホットしていた。折紙山系もすっかり林道で傷ついてしまった。残念だ。

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