登山靴で海に行く 城山〜荒崎海岸 二等三角点
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 20m
- 下り
- 21m
コースタイム
天候 | 晴れ 最高気温26度 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
か 矢作入口BS 三崎口方面、横須賀駅方面、横須賀市民病院方面など多数のバスが出ている |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な所はない、岩場を乗り越えなければならないところが数か所 |
その他周辺情報 | ザックが壊れたので新しいザックを買いに、好日山荘横須賀店へ 横須賀中央駅からすぐである。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
行動食
常備薬
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
飛び石連休の火曜日である。土曜日には甲武信ヶ岳に登ってきた。その前の週は入笠山、その前の週は乾徳山と遠征が続いていた。少々疲れていたのである、前の日から移動するのではなくて、当日朝からの移動で楽しめる所はないかと探していたのである。
この道をハイキングとしてよいかどうかはわからないが、横須賀市のHPでは「ハイキングコース」とされている。私は、その地図をダウンロードして印刷し、朝から移動したのである。
http://www.yokosuka-kanko.com/kanko-annnai/hiking/img/03_arasaki_map-l.gif
私は葉山に住んでいるので、逗子駅方面から南下するバスに乗る。目的地はいろいろあるが、効率よく移動するのには「長井行き」に乗る必要がある。数本待って1時間に2本程度の「長井行き」に乗る。葉山小学校前までは部活中学生が多く、立って乗っていたがそこからは座ることができた。その後もお客さんは降りて行き、終点の長井では4人しか下りなかった。そのうちの2人は、後続のバスに乗らず荒崎を目指すらしい、私は後から来たバスでその2人を追い越した、ハイキングだろうか?どう見てもミニスカートの高校制服なのであるが・・・。
荒崎バス停からは、車道歩き、荒崎公園にたどり着く。本当は長井港から「関東ふれあいの道」なのだが、それを気にせず歩き始める。
まずは、夕焼けが美しいという夕日の丘に行く。花と、海と、青空と、太陽と・・・陽気な休日である。標高差を稼ぎ、鎖だロープだ、タイムリミットだと考えているのがまるでばかばかしくなってしまうような陽光である。たまに、こういうハイキングもよいものだと思う。
その後、本日唯一のピークである城山に向かう。堂々たる二等三角点がある。富士山剣ヶ峰とためを張っているが、もちろん山としても魅力は・・・。しかし、日本の国土を測量するには欠かせないのが三角点なのである。
その後も、海岸の岩場を歩き、マップにあるように井上成美邸を目指す。みなさんは井上成美海軍大将を知っていますか?
本来、海軍とは闘う所でありながら、反戦大将としてよく知られている氏、米内光政、山本五十六と並んで海軍三羽烏と言われたほどの軍政家であり教育家でもある。戦後は横須賀市荒崎に移り住み、近くの子供たちに英語を教えたり、かつての部下たちと酒を酌み交わしたりという余生を送った。かつては、井上成美邸は博物館としての機能もあったようだが、3.11の震災で半壊したことをきっかけに、公開を止めたようである、その後取り壊されたとかそうでないとかいろいろ情報があるようである。私は、小一時間探してみたがとうとう見つからず断念した。
しかし、日本の終戦工作に従事し、これ以上日本の被害を増やさなかった氏の活躍はもっと広く知られていてもよいのではないかと思った。地元のガイドさんに地図を見せても「知らないですねえ〜、誰ですかねえ〜」という反応でした。
その後海岸に戻ると、遠くからカウベルの音が聞こえる。それは大型犬でどうも私を見つけて友好的な交流を求めようとしているらしかった。いったい飼い主は誰だ、それともお前捨てられたのか?海に飛び込み、貝らしきものを食べ、濡れ鼠になって私の方にやってくる。私の前では腹を出し、餌をねだる。残念ながら私はエサを持っていないんだよ。そして飼うだけの経済的余裕もないんだよ。しきりに寄ってくるが無視して歩き続けると、いつしか私から離れて行った。波乗りなどで遊んでいるのであればどこかに繋いでいて欲しいと思うし、捨てたのであれば最後まで飼ってほしいと思う・・・。
岩場が終わったら砂浜である。誰も登山靴なんて履いていない、ビーチサンダルやスニーカーだ・・・。そんな中を登山靴で歩く。
砂浜も終わり、あとは住宅地をバス停まで歩くのみである。本当ならば、まだ午前中だしもう一つハイキングコースを行く予定であったが、ハイキング最中に、リュックサックが壊れたのである。肩紐のバックルのプラスチックが折れ、肩紐が停まらない、これはもう使用できない・・・。よって、午後のトレイルは中止し、横須賀市で新しいリュックを探しに行く・・・。結局今度は青いリュックを買った、普段の職場に背負う用、たまに着替えや飲み物を入れて軽登山に使う用、いろいろ使えそうなリュックが手に入った。
今日は、ピークを目指さない、時間も気にするほどの物でもない、前日から動かなくてもよいとお気楽な山行(といってもよいものだろうか)だったが、それまでピリピリしながら登っていた山行とは一線を画すものであった。これはこれで楽しいトレイルだった。高い所に登らなければ、きつい所に行かなければ、と思い結構窮屈になっていたのだと思う。そんな心を癒してくれる山行であった。こういうトレイルを挟んでいくことでまた新たな意欲がわく。
歩く楽しさを味わうことに特化した山行であったと思う。疲れた時に、ここお勧めですよ。
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