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Yamareco

記録ID: 528596
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ハイキング
中国山地東部

宮ノ上~袴ヶ山

2014年10月12日(日) [日帰り]
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Machapuchare その他1人
GPS
--:--
距離
4.1km
登り
494m
下り
476m

コースタイム

日帰り
山行
2:12
休憩
0:21
合計
2:33
9:00
65
スタート地点
10:05
10:20
11
10:31
10:35
23
烏帽子岩
10:58
11:00
7
オオカミ岩
11:07
11:07
8
登山口(沢終点)
11:15
11:15
18
林道終点
11:33
ゴール地点
袴ヶ山林道迷路コース
歩行距離4km、歩行時間2時間10分、歩数8,080歩
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美作市東谷上の国司神社と袴山荘(高齢者ふれあいホーム)近く(北)に「袴ヶ山登山道案内図」が掲示されています。ここから左の林道に入っていくと、「登山口」と書かれた標識が出て来て、さらに左側の道を進みます。
そこから最初の林道分岐点前に車を停められるスペースがあります。
さらに左の林道を少しだけ進むと、また林道分岐点が出てきます。ここには「第一駐車場」という札が出ていますが、駐車場の体はなしておらず、路肩に停められるという程度です。
車はここまでが限界かと思いますが、軽自動車や小型車や車高の低い車は林道の石や木切れ等で傷つく恐れがありますので、注意が必要です。
コース状況/
危険箇所等
ルートは大別すると、尾根沿いか谷沿いです。
登山道があるなしに関わらず、歩きやすい山です。
ただし、正確なルートファインディングが求められますので、地形図とコンパスは必携です。特に袴ヶ山からの南ルートは谷筋を一つ間違えると、まったく方角の異なる林道に出る憂き目にあいます。
メジャーなコースについては随所に道標がついているので、それを頼りに進むことができます。しかし、マイナーなコースにはほとんど道はありません。ただし、マイナーコースには道を切り開くという楽しみがあります。
その他周辺情報 東数キロの所に道の駅あわくらんどがあります。
温泉、食事、買い物など登山後の安らぎの場として利用できます。
美作市東谷上の国司神社と袴山荘近くにある登山口標識と登山案内図です。
舗装道路が続きますので、まだ車で進むことができます。
美作市東谷上の国司神社と袴山荘近くにある登山口標識と登山案内図です。
舗装道路が続きますので、まだ車で進むことができます。
オフロードとなった林道の最初の分岐点です。
分岐点近くに広い空きスペースがあったので、ここで車を停めることにしました。
一般的にはここから左の林道を進むのですが、なぜかテープがたくさん巻かれている右の尾根に延びている林道を新規開拓路として進みましたが・・・。
オフロードとなった林道の最初の分岐点です。
分岐点近くに広い空きスペースがあったので、ここで車を停めることにしました。
一般的にはここから左の林道を進むのですが、なぜかテープがたくさん巻かれている右の尾根に延びている林道を新規開拓路として進みましたが・・・。
林道は10分程で終わり、そこから先は道なき尾根歩きとなりました。ただし、広々とした歩きやすい尾根ですので、道に迷うことはありません。
林道は10分程で終わり、そこから先は道なき尾根歩きとなりました。ただし、広々とした歩きやすい尾根ですので、道に迷うことはありません。
標高推定700mを越えた辺りで大きな岩が突如出てきました。大小仲良く二つ並んでいるようすだったので、勝手に“親子岩”と名付けさせていただきました。
標高推定700mを越えた辺りで大きな岩が突如出てきました。大小仲良く二つ並んでいるようすだったので、勝手に“親子岩”と名付けさせていただきました。
標高推定750m辺りを越えた辺りで、突如謎の石群が出てきました。その形態から勝手に“袴ヶ山ストーンサークル”と名付けさせていただきました。
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標高推定750m辺りを越えた辺りで、突如謎の石群が出てきました。その形態から勝手に“袴ヶ山ストーンサークル”と名付けさせていただきました。
ピークが近づくと例によってチシマザサ(根曲がり竹)のヤブが出てきます。さらにシダ植物も茂っていたので、この両者のコラボは珍しかったです。
幸い、チシマザサは枯れていたので、突進力だけでポキポキ折れてディフェンス(妨げ)にならずに済みました。
ピークが近づくと例によってチシマザサ(根曲がり竹)のヤブが出てきます。さらにシダ植物も茂っていたので、この両者のコラボは珍しかったです。
幸い、チシマザサは枯れていたので、突進力だけでポキポキ折れてディフェンス(妨げ)にならずに済みました。
最後のヤブが終了した途端、袴ヶ山のピークに出てきました。
出てきたのは写真の向こう側からですが、当初予定していた北側の石仏方面に抜けるルートがわかりませんでした。
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最後のヤブが終了した途端、袴ヶ山のピークに出てきました。
出てきたのは写真の向こう側からですが、当初予定していた北側の石仏方面に抜けるルートがわかりませんでした。
袴ヶ山ピークを西から東に望んだ景観です。
晴れていれば、鳥取県や兵庫県との県境にある山々も見えます。
また倒木をベンチ代りに使い、くつろぐこともできます。
袴ヶ山ピークを西から東に望んだ景観です。
晴れていれば、鳥取県や兵庫県との県境にある山々も見えます。
また倒木をベンチ代りに使い、くつろぐこともできます。
袴ヶ山ピークから南に延びている尾根道です。
非常に歩きやすい広々とした道です。
袴ヶ山ピークから南に延びている尾根道です。
非常に歩きやすい広々とした道です。
標高推定870m辺りに“烏帽子岩”が出てきました。
名前の通りの形をしています。
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標高推定870m辺りに“烏帽子岩”が出てきました。
名前の通りの形をしています。
烏帽子岩の隣に“ゆるぎ岩”と“塩した神社(祠)”がありました。
何を祀っているのかはよくわかりませんでした。
ゆるぎ岩も揺れる?ことは特にありませんでした。
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烏帽子岩の隣に“ゆるぎ岩”と“塩した神社(祠)”がありました。
何を祀っているのかはよくわかりませんでした。
ゆるぎ岩も揺れる?ことは特にありませんでした。
烏帽子岩の下部に怪しげな文字らしきものを発見しました。
人工にしてはあまりにも不可解な形状でしたので、勝手に宇宙人のメッセージとさせていただきました。
烏帽子岩の下部に怪しげな文字らしきものを発見しました。
人工にしてはあまりにも不可解な形状でしたので、勝手に宇宙人のメッセージとさせていただきました。
さらに、そのすぐ右上には、引っかき傷のような文様がありました。これがマニア内で有名な“ペトログラフ”(=岩刻文字)かもしれませんが、自然が創り出したもののような気が・・・
さらに、そのすぐ右上には、引っかき傷のような文様がありました。これがマニア内で有名な“ペトログラフ”(=岩刻文字)かもしれませんが、自然が創り出したもののような気が・・・
烏帽子岩の尾根道を逸れ、谷に向かって下りていく途上で、ねじれて綱状態になった木を発見しました。
勝手に“綱木”と名付けました。
烏帽子岩の尾根道を逸れ、谷に向かって下りていく途上で、ねじれて綱状態になった木を発見しました。
勝手に“綱木”と名付けました。
斜面をトラバースする途中でブナハリタケを発見しました。
食べられるキノコのようですが、白すぎて毒キノコの印象が強いのでスルーしました。
斜面をトラバースする途中でブナハリタケを発見しました。
食べられるキノコのようですが、白すぎて毒キノコの印象が強いのでスルーしました。
標高推定770m辺りで“オオカミ岩”が出てきました。
狼ではなく大神ではないかと言われています。
標高推定770m辺りで“オオカミ岩”が出てきました。
狼ではなく大神ではないかと言われています。
しかし、オオカミ岩を後方(北西側)から見ると、三つの岩が仲良く並んで見えたので、勝手に“オオカミ三兄弟岩”と名付けさせていただきました。
しかし、オオカミ岩を後方(北西側)から見ると、三つの岩が仲良く並んで見えたので、勝手に“オオカミ三兄弟岩”と名付けさせていただきました。
オオカミ岩から強引に谷に向かって下りると、登山口(=沢の終点で標高約690m)に出てきました。
「ちょっとひとやすみ」の標識が出てきましたが、登りの人に向けたメッセージでしたので、指示に従わずに、スルーしました。
オオカミ岩から強引に谷に向かって下りると、登山口(=沢の終点で標高約690m)に出てきました。
「ちょっとひとやすみ」の標識が出てきましたが、登りの人に向けたメッセージでしたので、指示に従わずに、スルーしました。
標高650m辺りまで下ると、林道終点に辿り着きました。
ここから先は小石がごろごろした林道コースです。
標高650m辺りまで下ると、林道終点に辿り着きました。
ここから先は小石がごろごろした林道コースです。
標高約600m辺りではモミジが紅葉していました。
ひと足早い紅葉シーンが見られラッキーでした。
標高約600m辺りではモミジが紅葉していました。
ひと足早い紅葉シーンが見られラッキーでした。
さらに、モミジの近くの沢と林道が合流する点でオタカラコウとその背後に小さな滝を見ることができました。
なかなか風流なシーンでした。
この先は駐車場まで平凡な林道コースとなります。
さらに、モミジの近くの沢と林道が合流する点でオタカラコウとその背後に小さな滝を見ることができました。
なかなか風流なシーンでした。
この先は駐車場まで平凡な林道コースとなります。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 着替え用衣類 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 ファスナー付クリアーファイル コンパス 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能)
備考 袴ヶ山はいろいろなルートが考えられるので、事前にもっと詳しく調べておけばよかったと思いました。

感想

袴ヶ山を中心とするこの辺りの山域は、標高が500m前後から900m前後の平凡な低山が多く、しかも東西南北どの方面から来てもアプローチが深いので、ここで登山をする人はほとんどいません。現に今回の登山では誰一人出遭うことはありませんでした。
しかし、そうした素朴で入山者があまりいない山だからこその魅力もあります。袴ヶ山は東西南北に林道(作業道)があり、どこからでもアプローチができます。ところが、林道が終わると、登山道らしき道につながっているのですが、すぐに道は自然と化し、自分で道を切り開くことになります。
幸い、ヤブコギはほとんどなく、直登が多いので、思ったより早くピークに到達することができます。
また、鹿が多く、尾根を上っている間、甲高い声で何度も何度も鳴くのが聞こえました。おそらく、我々の気配に気づき、仲間や子供たちに警告を発しているのかもしれません。それともこの山域に出没するクマと間違われているのかも・・・

さて、最初にこの山に来て迷うのが駐車する場所です。いくつか停められる場所が先に訪れた人たちによって情報提供されていますが、なかなか場所の特定ができず、結局は行ける所まで進んで、停められそうなスペースに停めるというのが実状だと思います。
カーナビに駐車候補地を登録しておいたのですが、途中近道をしようと車一台がぎりぎり通れる道を案内し、小型車なのにタイヤが脱輪寸前の状態となったので、死ぬ思いでバックし脱出しました。今回最大のアドベンチャーはこの瞬間でした。カーナビは「間もなく目的地周辺・・・」のコールがあれば消しましょう。

車を停めた場所(林道分岐点)から林道は三手に分かれていました。地図は二手に分かれていただけだったので、このポイントが最初の迷路でした。
ふと先を見ると、右の林道沿いの木にたくさんのテープが巻いているのに気付き、右の道を進むことにしました。
この道はやがて尾根道となり、沢沿いの道と交わることはありませんでした。そしてさらに進むと道はなくなりますが、尾根は非常に歩きやすいので、直登で上ることができます。その分、思ったよりコースタイムが速く、袴ヶ山ピークまでは迷うところもなく、約1時間ほどで到達しました。

下りはヤマレコユーザーの方たちが辿った岩めぐりや沢沿いのコースを進みました。
このコースは道標がついているところもいくつかあるのですが、どちらかというと登りのための道標で、下りでは見落としがちで、やはり迷路となります。それでも主要なポイント(写真参照)は何とか通過できました。
軌道修正もしやすく、どこでも歩けるので、最終的には谷を適当に下りていくと林道に行きあたるはずです。

情報がほとんどない山だっただけに、何か自分で切り開いたり発見したという妙な達成感もありました。自分で勝手にいろいろな名称をつけて楽しんだのも今までにない山の楽しみ方でした。

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