梅ヶ瀬渓谷〜大福山・石尊山 錦秋を求めてゆるハイクのつもりが・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 817m
- 下り
- 820m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR久留里線 上総亀山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:無し 【養老渓谷駅〜大福山】 養老渓谷駅を出て線路沿いを右に。最初の踏切を渡り道なりに進みます。小さな標識があるので間違えることはないと思います。のどかな山村風景を眺めながらのんびりと歩きます。女ガ倉から梅ヶ瀬渓谷方面左に入り、舗装路とはお別れ。右手に浸食崖の紅葉を楽しみながら時に渡渉しながら渓谷を進むと旧日高邸宅跡地へ。ここの紅葉は見事で、まだピークには早かったものの沢山のアマチュアカメラマンが三脚をたてて撮影していました。 ここから少し引き返し、分岐から大福山への登りへ。40分ほど登ると林道につきあたり左に進むと左手に大福山展望台、右手に白鳥神社への登り口があります。白鳥神社がある大福山山頂は市原市最高峰とのこと。 ここまで、特段の危険箇所などはありません。 【大福山〜上総亀山駅】 大福山からは1時間半ほど林道大福線を歩きます。時折左右に房総の山並みが望める気持ちよい道です。大福山までとは打って変わって自分以外には登山者は皆無。時々、地元の軽トラやバイクや自転車のツーリングの人が抜かしていきました。 蔵玉林道と交差する少し前を右手の林道に折れますがここは地形図ではわかりません。林道終点以降は再び山道になりますが、標識などは全く無く、踏み跡が無いところもところどころあり、赤やピンクのテープが唯一の頼りです。それすらも無い広くなった尾根道では何度も進んでは元の場所に戻ることを繰り返しましたがテープは発見できず。最終的には地形図から「尾根をはずさない」ことが唯一確実な道であると判断し、より高い方に登り、漸くテープを発見したときはほっとしました。ほかにも黄和田トンネルの上部通常の登山道であればロープや鎖があるであろう切れ落ちた尾根道の岩陵の下りなど緊張を要する箇所もあり、石尊山に着いたときは達成感MAXでした。この間、登山者には一人も会いませんでした。石尊山からの下りもやはり判りづらい道でしたがところどころ標識が出ていました。 黄和田車庫から上総亀山駅まではバスもありますが、この日は時間が合わず、約1時間半を歩きました。途中、トンネル内の通過は歩道は無く、交通量も多めなので別の意味で緊張しました。 |
その他周辺情報 | 石尊山から下山した場所に七里川温泉があります。(入浴料700円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
千葉県からは山が遠い。アルプスはもとより丹沢も奥秩父も上越方面もどこにいくにせよ一度東京を通らなければならない。ましてや私が居住している市原市ともなると千葉県を脱出するのも一苦労だ。
だから自家用車で山に行くより公共交通機関を利用するほうが好きだ。車は疲れる。特に帰りは山歩きでヘロヘロになった後、首都高を抜けるのは難儀である。その点、交通公共機関は少々退屈ではあるが楽だ。田舎の電車に乗れば普段にはない風情も味わえる。特に「駅から駅をつなぐ」山旅というものには無性に歩く意欲が沸いてくる。
このコースは「山と渓谷」の2013年11月号に「駅をつないでしっかり歩く!日帰りコースガイド」の特集の中で紹介されていたコースだ。千葉に住んでいることをメリットとすることができるコースというだけで行かずにはいられない。ましてや「日本で一番遅い紅葉が楽しめる」とあっては。
そんなわけで今回は「紅葉を愛でる」ことを一番の目的とし、のんびりと歩くゆるハイクのつもりだった。たまには(自分比)楽なのもいいかなと。同記事に「低山といっても侮ってはいけない。コースの一部は整備された登山道ではないので、地図の読める経験者の同行が必要。黄和田トンネル上の尾根は急勾配の岩稜なのでスリップに注意して・・云々」との注意喚起がなされているのもどこ吹く風である。
ところがどっこい、恐るべし房総の山!梅ヶ瀬渓谷は観光地であるが、石尊山への行程は記事にあるとおり、けして侮れない山道だった。整備されていないということがどういうことなのか。日ごろ奥多摩など至れり尽くせりの登山道に慣れていると感じないことが良くわかったとともに、登山道を整備してくれる山小屋や地元の方々に深い感謝の念を抱いた。そうしたご努力のおかげで安全な登山が楽しめること、地図読み、技術などに関する自分の実力が弱弱しいものであり勉強や訓練が必要なこと、などを痛切に感じた。
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