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記録ID: 552324
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ハイキング
房総・三浦

梅ヶ瀬渓谷〜大福山・石尊山 錦秋を求めてゆるハイクのつもりが・・・

2014年11月23日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
21.5km
登り
817m
下り
820m

コースタイム

日帰り
山行
7:40
休憩
0:50
合計
8:30
8:00
105
養老渓谷駅
9:45
9:55
45
旧日高邸宅跡
10:40
10:55
90
12:25
12:35
85
林道終点
14:00
14:10
35
14:45
14:50
100
16:30
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:小湊鉄道 養老渓谷駅
復路:JR久留里線 上総亀山駅
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト:無し
【養老渓谷駅〜大福山】
養老渓谷駅を出て線路沿いを右に。最初の踏切を渡り道なりに進みます。小さな標識があるので間違えることはないと思います。のどかな山村風景を眺めながらのんびりと歩きます。女ガ倉から梅ヶ瀬渓谷方面左に入り、舗装路とはお別れ。右手に浸食崖の紅葉を楽しみながら時に渡渉しながら渓谷を進むと旧日高邸宅跡地へ。ここの紅葉は見事で、まだピークには早かったものの沢山のアマチュアカメラマンが三脚をたてて撮影していました。
ここから少し引き返し、分岐から大福山への登りへ。40分ほど登ると林道につきあたり左に進むと左手に大福山展望台、右手に白鳥神社への登り口があります。白鳥神社がある大福山山頂は市原市最高峰とのこと。
ここまで、特段の危険箇所などはありません。
【大福山〜上総亀山駅】
大福山からは1時間半ほど林道大福線を歩きます。時折左右に房総の山並みが望める気持ちよい道です。大福山までとは打って変わって自分以外には登山者は皆無。時々、地元の軽トラやバイクや自転車のツーリングの人が抜かしていきました。
蔵玉林道と交差する少し前を右手の林道に折れますがここは地形図ではわかりません。林道終点以降は再び山道になりますが、標識などは全く無く、踏み跡が無いところもところどころあり、赤やピンクのテープが唯一の頼りです。それすらも無い広くなった尾根道では何度も進んでは元の場所に戻ることを繰り返しましたがテープは発見できず。最終的には地形図から「尾根をはずさない」ことが唯一確実な道であると判断し、より高い方に登り、漸くテープを発見したときはほっとしました。ほかにも黄和田トンネルの上部通常の登山道であればロープや鎖があるであろう切れ落ちた尾根道の岩陵の下りなど緊張を要する箇所もあり、石尊山に着いたときは達成感MAXでした。この間、登山者には一人も会いませんでした。石尊山からの下りもやはり判りづらい道でしたがところどころ標識が出ていました。
黄和田車庫から上総亀山駅まではバスもありますが、この日は時間が合わず、約1時間半を歩きました。途中、トンネル内の通過は歩道は無く、交通量も多めなので別の意味で緊張しました。
その他周辺情報 石尊山から下山した場所に七里川温泉があります。(入浴料700円)
五井からローカル線の小湊鉄道に乗ります。なんとも郷愁感を誘うディーゼル車ですが、運賃1,250円は少し高め
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五井からローカル線の小湊鉄道に乗ります。なんとも郷愁感を誘うディーゼル車ですが、運賃1,250円は少し高め
車窓からの写真。のどかな風景が広がっていました
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車窓からの写真。のどかな風景が広がっていました
養老渓谷駅に到着
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養老渓谷駅に到着
養老渓谷駅舎。天気は霧も晴れて快晴に
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養老渓谷駅舎。天気は霧も晴れて快晴に
標識が出ているので迷う事もありません
標識が出ているので迷う事もありません
踏み切りを渡る。単線です
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踏み切りを渡る。単線です
橋から写真を撮っている人がいました
橋から写真を撮っている人がいました
橋からの写真。なるほど
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橋からの写真。なるほど
右を行きます
とうがらし
紅葉の道
のどかな風景
紅葉の道
崖沿いの紅葉。まだ少し早いようです。ピークは1〜2週間後かな?
崖沿いの紅葉。まだ少し早いようです。ピークは1〜2週間後かな?
これは見事に染まっています
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これは見事に染まっています
美しい・・・
この浸食崖も見事でした
この浸食崖も見事でした
地面には紅葉の絨毯が
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地面には紅葉の絨毯が
渓谷の道
これも美しい
3色のバランスがいいですね
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3色のバランスがいいですね
旧日高邸宅跡に到着
旧日高邸宅跡に到着
これは見事。沢山のアマチュアカメラマンが三脚を並べていました
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これは見事。沢山のアマチュアカメラマンが三脚を並べていました
紅葉と木漏れ日
紅葉と木漏れ日2
白鳥神社のある大福山山頂。市原市最高峰
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白鳥神社のある大福山山頂。市原市最高峰
祭礼のようでした。豚汁が振舞われたいました。いただけばよかった・・・
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祭礼のようでした。豚汁が振舞われたいました。いただけばよかった・・・
なるほど
房総の山々の展望
房総の山々の展望
林道大福線を行くと右手に広がっているのは?
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林道大福線を行くと右手に広がっているのは?
産廃処理場でした・・・
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産廃処理場でした・・・
その近くにあった標識。皮肉ですね・・・
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その近くにあった標識。皮肉ですね・・・
大福線から大福山方面を望む
大福線から大福山方面を望む
林道大福線。とてものどか
林道大福線。とてものどか
自分を撮ってみました
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自分を撮ってみました
蔵玉林道に突き当たる少し前にこちらの林道に右折します
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蔵玉林道に突き当たる少し前にこちらの林道に右折します
さあ山道へ
踏み跡が薄くてわからない
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踏み跡が薄くてわからない
これが頼りです
こんな道を行きます
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こんな道を行きます
ここは怖かった。わかりづらいですが両側が切れ落ちている岩場の下りでした
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ここは怖かった。わかりづらいですが両側が切れ落ちている岩場の下りでした
道は何処?
久しぶりに遭遇した標識。ほっとしました
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久しぶりに遭遇した標識。ほっとしました
石尊山山頂に着きました。達成感MAX!
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石尊山山頂に着きました。達成感MAX!
山頂には祠が
下る道もよくわからん
下る道もよくわからん
人里に下りてきた
人里に下りてきた
のどかです
下山したところにあった七里川温泉。からおけの声が鳴り響いていました
下山したところにあった七里川温泉。からおけの声が鳴り響いていました
上総亀山まで歩きます
上総亀山まで歩きます
この花は?
田園風景
このトンネルは別の意味で怖かった。歩道無し
このトンネルは別の意味で怖かった。歩道無し
途中の集会所脇で休ませてもらいました
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途中の集会所脇で休ませてもらいました
上総亀山駅に到着。疲れた〜
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上総亀山駅に到着。疲れた〜
無人駅です。券売機もSUICAの機械もありません。ボタンを押すとこんなものが出てくる機械だけ
無人駅です。券売機もSUICAの機械もありません。ボタンを押すとこんなものが出てくる機械だけ
これもローカル久留里線。やはりディーゼルですが小湊鉄道に比べると近代的な車両
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これもローカル久留里線。やはりディーゼルですが小湊鉄道に比べると近代的な車両

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ

感想

千葉県からは山が遠い。アルプスはもとより丹沢も奥秩父も上越方面もどこにいくにせよ一度東京を通らなければならない。ましてや私が居住している市原市ともなると千葉県を脱出するのも一苦労だ。
だから自家用車で山に行くより公共交通機関を利用するほうが好きだ。車は疲れる。特に帰りは山歩きでヘロヘロになった後、首都高を抜けるのは難儀である。その点、交通公共機関は少々退屈ではあるが楽だ。田舎の電車に乗れば普段にはない風情も味わえる。特に「駅から駅をつなぐ」山旅というものには無性に歩く意欲が沸いてくる。
このコースは「山と渓谷」の2013年11月号に「駅をつないでしっかり歩く!日帰りコースガイド」の特集の中で紹介されていたコースだ。千葉に住んでいることをメリットとすることができるコースというだけで行かずにはいられない。ましてや「日本で一番遅い紅葉が楽しめる」とあっては。
そんなわけで今回は「紅葉を愛でる」ことを一番の目的とし、のんびりと歩くゆるハイクのつもりだった。たまには(自分比)楽なのもいいかなと。同記事に「低山といっても侮ってはいけない。コースの一部は整備された登山道ではないので、地図の読める経験者の同行が必要。黄和田トンネル上の尾根は急勾配の岩稜なのでスリップに注意して・・云々」との注意喚起がなされているのもどこ吹く風である。
ところがどっこい、恐るべし房総の山!梅ヶ瀬渓谷は観光地であるが、石尊山への行程は記事にあるとおり、けして侮れない山道だった。整備されていないということがどういうことなのか。日ごろ奥多摩など至れり尽くせりの登山道に慣れていると感じないことが良くわかったとともに、登山道を整備してくれる山小屋や地元の方々に深い感謝の念を抱いた。そうしたご努力のおかげで安全な登山が楽しめること、地図読み、技術などに関する自分の実力が弱弱しいものであり勉強や訓練が必要なこと、などを痛切に感じた。

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