天祖山(東日原よりピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 7:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登り始めで道幅が狭い箇所があるものの、整備された歩きやすい道。 上部は広い尾根になっていますが、踏み跡は比較的はっきりしています。 踏み跡が複数交差している個所では、どれが正しいのか迷ったりしました。 |
その他周辺情報 | 東日原BSの並びに食堂があります。暖簾は店内に入れてありました。 営業日は不明です。 |
写真
装備
備考 | 虫刺されの薬(ムヒ)が役に立った。 ミントオイルを虫よけとして使用してみたが、普通の虫除け剤の方が良さそう。 |
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感想
折角の日が長い時期なので、天祖山に行ってきました。
自宅からとても遠いこの山は、ぎりぎり日帰り圏内にあります。
東日原BSより日原川沿いに1時間以上歩くと八丁橋の登山口に到着。
この日は前方に1組見えたような気がしましたが、結局天祖山に向かう人には会えずじまい。
登り始めてすぐ、石がきれいに組まれた九十九折れの道が現れます。
その時は石組がきれいだと感じましたが、天学教の信者さんたちがせっせと道の整備に励まれたのかもしれません。
ちなみに天学教は天祖山を本山とする明治に興った宗教だそうです。
天祖山という名も、天学教の初代教祖が名付けたようです。
尾根に上がってもうしばらく行くと、小さな水場が現れます。
山と高原地図には水場の名は記されていませんが、「静かな山12ヶ月」(石井光造著)によればハタゴヤの水場というのがあるそうなので、この水場をハタゴヤの水場と呼びます。
ちなみにハタゴヤというのは、天学教の信者さんたちが宿泊に使っていた施設らしいですが、今ではそのような施設は残っていません。
さらに上に上がると雨量計が設置されていました。データを自動的に送信できるそうです。
ここからは平坦と言って良いくらいの道を悠々歩き、間も無く大日神社に到着。酷い荒れっぷりで、何か出てきてもおかしくないです。中を覗くと薄暗い中に照照大明神?が鎮してます。このじんじゃはこの先どうなるんだろう。
ここから先はブナやダケカンバ等の中をゆるゆる登ります。落葉したら冬のヨコスズ尾根(三ツドッケ)の風景に似ているかな、と思ったり。ヨコスズはクリが多くて尾根自体も痩せていますが。。。
ヨコスズと言えば、天祖山のこの尾根は背丈ほどあるスズダケが沢山生えていたそうです。(『静かな山12ヶ月』の受け売り)ちょっと信じられないくらい。鹿の糞が沢山落ちているところを見ると、この尾根のスズダケはシカが食い尽くしたようです。
さらには、三つドッケのヨコスズ尾根の由来はスズダケと思われます。スズダケ、見かけませんでしたが。
出典は未確認ですが、横篶尾根と書くらしいので。。。
幅が広くで見晴らしの利かない尾根をずっと辿っていくと、ある場所で頭上が開けて明るくなり、前方に小屋が見えてきます。ここが会所(天学教の信者用施設)のようです。会所の山側に立つと、神社すなわち山頂が目と鼻の先に見えました!
ここから石尾根側の景色を見たり、キノコを見たりしながら山頂へ。山頂にはシックな佇まいの天祖神社が建っています。この神社は板塀というか柵に囲まれていて、中に入ることは出来ません。まあ、一般的な神社ではなさそうですからね。外から見る分には社殿の状態も良さそうです。
本当は神社の裏手や小川谷側なども偵察したかったのですが、立ち止まると小さなハエみたいなムシが集まってくるので一気に退散します!
天学教の開祖は、宗教を始める前はここで修行をしていたらしいのですが、ムシが多いのに、よくやるもんだなー。
なお山中で会った人間は、山頂直下でお会いしたタワ尾根からやって来たトレイルランナー氏1名だけでした。
後は明るいうちに山を降りるのみ。
登山口までの長い道を下り、ムシに怯えながらもキノコ撮り。
林道に出てからは時々虻に追われつつ来た道を戻りました。
7時頃の終バスが来るまでの、東日原で夕涼みする時間が長かったけど、
景色と空気がきれいなのが救いだったかな。
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