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Yamareco

記録ID: 6796443
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山

北股岳-門内岳(丸森尾根〜梶川尾根・テン泊周回)

2024年05月11日(土) 〜 2024年05月12日(日)
 - 拍手
がんちゃん その他1人
GPS
29:31
距離
25.4km
登り
2,124m
下り
2,102m

コースタイム

1日目
山行
7:03
休憩
0:36
合計
7:39
6:30
4
スタート地点
6:34
6:35
44
7:19
7:22
1
7:23
7:29
2
7:31
7:31
260
11:51
12:03
63
13:06
13:15
20
13:35
13:40
29
14:09
2日目
山行
7:02
休憩
0:55
合計
7:57
4:04
5
4:09
4:13
12
4:25
4:35
2
4:37
4:41
47
5:28
5:50
50
6:40
6:42
1
6:43
6:53
13
7:06
7:06
19
7:25
7:25
33
7:58
7:58
110
9:48
9:51
77
11:08
11:08
4
11:12
11:12
48
12:00
12:00
1
12:01
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで倉手山登山口まで入れる。
駐車スペースは十数台分あるが朝6時の時点でいっぱい。
手前の駐車スペースにエスケープしたが、帰りには路駐されている車も多かった。
コース状況/
危険箇所等
◆倉手山登山口〜飯豊山荘
・アップダウンのあるアスファルト歩き。チャリがあると便利。(今回は徒歩)
◆丸森尾根
・上部は雪壁があるが下部は完全夏道。
・この日は雪が緩んでいたのでノーアイゼンで登った。
◆稜線
・稜線東側に雪は残るがほぼ夏道。
・ハクサンイチゲが少し咲き始めている。
・門内小屋はトイレも含め利用できる状態だった。
・水場は未確認だが雪は豊富なのでどうとでもなる。
◆梶川尾根
・標高1,000mくらいまで雪が残り、ルートもわかりづらいので丸森より厄介。
・GPSを見ながら間違い尾根に入らないように注意した方が良い。
・所々雪が締まっている場所があるのでアイゼンを使用した。
今回は飯豊でテン泊。
スタート地点となる倉手山登山口前の駐車場は既にいっぱい。
2024年05月11日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/11 6:31
今回は飯豊でテン泊。
スタート地点となる倉手山登山口前の駐車場は既にいっぱい。
最初はちょっとした林道歩き。
一人だったら間違いなくチャリだがMさんと一緒なので歩き。
2024年05月11日 06:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5/11 6:32
最初はちょっとした林道歩き。
一人だったら間違いなくチャリだがMさんと一緒なので歩き。
丸森尾根で登ってみる。
2024年05月11日 07:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5/11 7:19
丸森尾根で登ってみる。
この尾根は自身2回目。スタートが遅いので既に暑い。
2024年05月11日 08:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
5/11 8:07
この尾根は自身2回目。スタートが遅いので既に暑い。
チゴユリ発見
2024年05月11日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 8:50
チゴユリ発見
タムシバ最高
2024年05月11日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 9:36
タムシバ最高
シラネアオイがここにだけ咲いていた
2024年05月11日 11:00撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 11:00
シラネアオイがここにだけ咲いていた
丸森峰に到着
2024年05月11日 11:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5/11 11:57
丸森峰に到着
ここから先は積雪ゾーン
2024年05月11日 11:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/11 11:58
ここから先は積雪ゾーン
今日のテン泊装備。快適性重視で重いが頑張る。
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今日のテン泊装備。快適性重視で重いが頑張る。
2週間前に行った朳差岳方面を眺める。
頼母木でもよかったんだが今回は門内方面へ
2024年05月11日 12:58撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 12:58
2週間前に行った朳差岳方面を眺める。
頼母木でもよかったんだが今回は門内方面へ
しっかり蹴り込んでステップをつけていく
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しっかり蹴り込んでステップをつけていく
飯豊本山が見えてきた
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飯豊本山が見えてきた
地神北峰とバックに朝日連峰
2024年05月11日 13:24撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 13:24
地神北峰とバックに朝日連峰
お、早くもハクサンイチゲが咲いていた
2024年05月11日 13:27撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 13:27
お、早くもハクサンイチゲが咲いていた
こんな感じで。これからどんどん咲き始めそう
2024年05月12日 06:31撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 6:31
こんな感じで。これからどんどん咲き始めそう
東面は雪がびっしりだが西側は夏道
2024年05月11日 14:00撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 14:00
東面は雪がびっしりだが西側は夏道
今日の宿。扇ノ地神あたりの雪上でビバーク
2024年05月11日 18:34撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 18:34
今日の宿。扇ノ地神あたりの雪上でビバーク
夕日と越後の田んぼのリフレクション
2024年05月11日 18:26撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 18:26
夕日と越後の田んぼのリフレクション
残念ながら水平線近くに雲があって日没は拝めなかった
2024年05月11日 18:41撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/11 18:41
残念ながら水平線近くに雲があって日没は拝めなかった
おやすみなさい
翌朝、北股岳まで散策へいくことに
2024年05月12日 03:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 3:57
翌朝、北股岳まで散策へいくことに
アタックザックで身軽にハイキング
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アタックザックで身軽にハイキング
東の空が焼けてきた
2024年05月12日 04:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 4:08
東の空が焼けてきた
門内小屋。誰もいなかった
2024年05月12日 04:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 4:21
門内小屋。誰もいなかった
中の様子。快適そうな小屋だ
2024年05月12日 04:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 4:24
中の様子。快適そうな小屋だ
蔵王の左肩から御来光
2024年05月12日 04:32撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 4:32
蔵王の左肩から御来光
門内岳到着。
2024年05月12日 04:38撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 4:38
門内岳到着。
次は北股岳へ。完全夏道歩き
2024年05月12日 04:47撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 4:47
次は北股岳へ。完全夏道歩き
二王子岳のモルゲン
2024年05月12日 04:49撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 4:49
二王子岳のモルゲン
北股岳到着。
8年ぶりくらいかな・・・前回は石転びからスキーで来たっけ。
2024年05月12日 05:31撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 5:31
北股岳到着。
8年ぶりくらいかな・・・前回は石転びからスキーで来たっけ。
石転沢。滑りたくなる…
2024年05月12日 05:37撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 5:37
石転沢。滑りたくなる…
門内方面を振り返る。スキー向きの沢だ。
2024年05月12日 05:38撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 5:38
門内方面を振り返る。スキー向きの沢だ。
飯豊本山とダイグラ尾根
2024年05月12日 05:38撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 5:38
飯豊本山とダイグラ尾根
景色を楽しんだら来た道を戻る。
ナイスな縦走路だ。
2024年05月12日 06:27撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 6:27
景色を楽しんだら来た道を戻る。
ナイスな縦走路だ。
扇ノ地神でテントを撤収したらそのまま梶川尾根から下山開始。
2024年05月12日 07:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 7:21
扇ノ地神でテントを撤収したらそのまま梶川尾根から下山開始。
梶川尾根は初めてだったが、たおやかで素晴らしい尾根だ!…とこの時は思っていた
2024年05月12日 07:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 7:31
梶川尾根は初めてだったが、たおやかで素晴らしい尾根だ!…とこの時は思っていた
北股岳と石転沢を振り返る
2024年05月12日 07:37撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 7:37
北股岳と石転沢を振り返る
ロシアンルーレット的登山道
2024年05月12日 07:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 7:40
ロシアンルーレット的登山道
池塘と地神山
2024年05月12日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 7:41
池塘と地神山
ルーレット多し
2024年05月12日 07:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 7:44
ルーレット多し
徐々にアドベンチャーになってきた
2024年05月12日 08:24撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 8:24
徐々にアドベンチャーになってきた
標高1000mくらいまでは雪メインでルーファイが求められた
2024年05月12日 09:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 9:04
標高1000mくらいまでは雪メインでルーファイが求められた
カタクリ
2024年05月12日 09:42撮影 by  Canon EOS Kiss X10, Canon
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5/12 9:42
カタクリ
雪国らしいブナの森
2024年05月12日 09:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 9:50
雪国らしいブナの森
最後までめっちゃ急登だった
2024年05月12日 09:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 9:56
最後までめっちゃ急登だった
もうちょいだ、がんばろう
2024年05月12日 10:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 10:43
もうちょいだ、がんばろう
林道合流。
2024年05月12日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 10:53
林道合流。
最後は3kmの林道歩き。
2024年05月12日 11:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 11:34
最後は3kmの林道歩き。
ゴール!雨が降る前に歩き切れてよかった。
2024年05月12日 11:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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5/12 11:53
ゴール!雨が降る前に歩き切れてよかった。

感想

ゴールデンウィーク翌週末は必ずといっていいほど空いている。
そして5月は晴天率も高い・・・この週末も期待通り土日二日間ともしっかり晴れ予報。
ならば少し遠出してテン泊山行を楽しもうということでMさんと飯豊に向かうことにした。
飯豊の中でも今回は北股岳と門内岳に行き先を絞る。
この時期の北股は石転び沢をアプローチに使うケースが多いが、スキーがしたくなってしまうので敢えて尾根を選ぶ。
登りを丸森尾根、下りは梶川尾根を使用することに決定。Mさんには「石転びは急だしヘルメットもいるしめんどくさいよ〜」と説得。半分嘘です。
スベスベの谷は見なくていいように強制的に尾根道を選択することに成功した笑

この時期は倉手山登山口まで車で入れるので林道歩きは片道3km程度で済む。
そのちょっとしためんどくささのおかげで山域は比較的空いているので狙い目立ったりする。
スタートは6時半、辺りは当然明るくなっているし、これからどんどん気温が上がってくるのでテン泊装備の急登に堪えるが時間制限はないので頻繁に休憩を取りながらのんびり登っていった。

丸森尾根は自身2回目だが前回は秋で日帰り装備だったのでもっと涼しくて歩きやすかった。
今回は虫も多くて大変…やっぱり冬山はいいなぁと感じながらの山行となった。

丸森峰まで登ると一気に視界が開けて二週間前に登った朳差岳もはっきり見える。
頼母木山に続くたおやかな稜線も魅力的だったが今回はMさんのリクエストもあって門内へと向かう。
主稜線の西側にはほとんど雪はないが東側はまだまだびっしり。見たくなかったスキー向きの斜面も嫌でも目に飛び込んできた。
逆にこれだけ雪があれば水の心配もいらないし、どこでもテントを張れる。景色の良さそうな扇ノ地神の雪上でビバークすることに決定。
夜から朝にかけて少し風は出そうだが許容範囲内だろうということでこの場所を選んだ。

ベースキャンプができたら散歩したりしながら夕暮れを待つ。ザラメ雪をふんだんに使ったアイスコーヒーもこの時期ならではの贅沢だった。
日本海に沈む夕日を期待したが残念ながら低い位置に帯状の雲が覆っていて水平線に落ちる夕日は見られなかったがそれでも星と夜景は素晴らしかった。

翌朝は3時前に起床、お茶漬けで腹ごしらえをしてから空身で北股岳までピストンしてこよう。
予報通り風が出てきてテントを叩く音がうるさくなってきたところだったので早起きしたのは正解だった。
しばらく歩いていくと前から歩いてきた登山者さんとスライド。梅花皮小屋に泊まられたそうだが3名しかいなかったらしい。
門内小屋も宿泊者はゼロ。やはりGW翌週は狙い目だった。
歩きながら蔵王山の肩から昇る太陽を拝んでから北股岳に登頂。3年ぶり3回目。こちらも貸し切りで嬉しい反面、見たくない石転び沢のスベスベ斜面を上から見下ろすことになってしまった。まあ多少は仕方ない。

下山は梶川尾根へ。
こちらは自分もMさんも初めてなのでちょっとワクワク。
上部は丸森尾根より傾斜も緩やかで歩きやすそうだが、その分下部の傾斜がきついということだ。
覚悟はしていたがなかなかに歩き応えのある尾根で、上半分は雪道と夏道ミックスでルートファインディングが求められ、下部は急な下りが待っていた。
最初はノーアイゼンで足スキーを楽しみながら下っていったが途中の急斜面ではさすがにアイゼンを装着、慎重に降りざるを得ない箇所もあった。
虫に追いかけられながらのスリリングな下山となったが、おかげで消化試合になりがちな帰路の行程もガッツリ楽しむことができた。

想定以上に虫のプレッシャーが強烈だったが過ごしやすい気候の下、静かな飯豊山で2日間を過ごせたことは贅沢な経験だったと思う。

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