爺ちゃん、子供達と聖地ムクチナートへ
感想
妻の父上がはるばる日本からポカラまで合いに来てくれた。
妻に頼まれてトレッキングのガイドを引き受けた。
子供たちは3歳と5歳でキリストミッションのプレスクール
とやらに通学していたが御休みをいただいてムクチナートへ冒険の旅に出た。
ポカラからジョムソンにフライト、窓の真横にアンナプルナサウスが眺められる。
ヒウンチュリの南東側の氷河も見えた。
あそこまで登って頂上を見たかった。
ジョムソンに降りるとあっという間にチベットみたい。
服装も全く変わる感じが在る。
町は立派のもので、ロバの手配とポーター2名をロッジで依頼しすぐ集まった。
二人とも英語は話さないが、若く陽気で子供とも遊んでくれるのでOKとした。
ジっちゃんは通信社に居たので、好奇心旺盛、すぐビールを飲んで、町を見物。
標高が高いので、お酒はほどほどにと注意。聞かねーよな!
ヤクのキャラバンが通るとヒマラヤ気分が高まる。
右には、ニルギリ峰がピッキーンと突っ立っている。
マルファ、カグペニ、ジャリコットとどの集落も趣が在る良いルートだ。
子供はどっこに乗っけてもらい。ジっ様は三蔵法師様の様にロバに乗って進む、
まあこんな贅沢な旅もたまにはいいだろ。
日本じゃ体験できないだろうし。
荒涼とした広い河原を進む、途中ムスタンへの道を分け右に登ってゆく。
崩れかけた僧院などがあり、雪も現れるが、
巡礼者は、着たきりの布をまとい僅かな荷物で裸足で歩を進める。
祈りをささげる僧を望遠で取ろうとするとさっと目を逸らされた。
スゴイ視力だ。私もこの頃は2.0を超えていたが、
そこに座している人間がいると見えていただけなのに
カメラで捉えられたと解ったのだ。
4日でムクチナートにのんびり到着、
若いポーターはヒンヅー式のお祈りの作法を子供たちに伝授。
僕は子供たちふたりをネパール名でクリシュナとガネシュと命名したが、
その後なぜかルンビニ、ガンダキと呼ばれることになった。
悪行払いの水を頭からかけるが寒くてとても108つも出来ない。
残念だが払い切れなかった。
ヒンズー寺院と仏教寺院のお参り両方は止めてくださいとの事を受ける。
ムクチナートからはダウラギリが良く見える。素晴らしい眺め
おっと、ジっさま、早速ビールの注文!大丈夫か?
知らんぞ!
標高は3800mだぞ?
上の子は高度の影響か、カルチャーショックか少し戻してしまった。
様子を見て落ち着いたので安心。
次の朝も素晴らしい眺めが堪能できた。
残念ながら、この記憶は、子供たちに余り残っていない。
そして、じっさま、日本で後日あったら、
いやーあん時はエライところに連れて行ってくれたよね。だって、
じっさま!
ばっさまには、もう二度とごめんだ。と言っていたそうな。
孫と西遊記の旅だったのになー。
きっと楽しかったに決まってる。
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