(宮崎)初秋の大崩山(わく塚コース、上わく塚まで)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 944m
- 下り
- 944m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:40
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コースは、踏み跡が不明瞭な個所が多く、赤テープが頼りとなる。倒木も結構多い。小規模な岩場やトラバース箇所は、ロープが張ってあるところもあった。 ・祝子川の渡渉箇所は、岩伝いに飛び移る感じで、ちょっと勇気がいった。 |
その他周辺情報 | ・祝子川キャンプ場にテント泊した。500円/張。手前にある家が管理人さんの家。水、WCあり。車でキャンプ場前まで行ける。 ・途中に祝子川温泉(美人の湯)があった。(今回は入らず)。 ・延岡市内以降はコンビニはない。 |
写真
感想
【山行No454(2)】
※ 祖母山に続き、九州山行の2個目。
9月21日;
・この日は移動に費やした。祖母山の登山口(尾平)から高千穂側に抜け、高千穂の観光をしてから延岡まで下り、そこから大崩山の登山口までむかった。
・今晩は祝子川キャンプ場にて、久々のテント泊。とは言っても、テント場のところまで車で乗り付けられるので楽だ。水も豊富だし、WCもあるしで、感じの良いキャンプ場だった。ただ夕方からテント泊の人たちが多くなり、特に隣りのファミリーキャンプの人たちは、夕食の鍋をひっくり返したらしく、大騒ぎしていた(苦笑)。
・21日の日中は曇りがちの天気だったが、夕方から晴れ間がでてきて、夜中にWCのため外に出ると、満天の星空。オリオン座など冬の星座がギラギラと光っていた。ああ、晴天が夜の間に逃げてゆくなあ、などと思う。明日の予報は晴れのち曇りだ。
9月22日;
・今日は天気が下り坂の予報なので、できるだけ早くでるため、まだ外が暗い5時に起床。それでもテントの撤収など結構時間がかかった。6:00テント場発。車で登山口まで向かう。天気はまだ晴れ間があって朝焼けも見えた。いつまで天気が持つか、不安を感じながらの朝。
6:20−30 大崩山登山口(標高 600m)
・登山口は標識はあるが、駐車場はなかった。この時間なのにすでに30台くらいのクルマが、道の路肩にずらっと止めてある。自分も最後尾(最上部)に停め、登山届をだしてさっそく出発する。
・ここから川沿いに行く道は、結構整備されていた(ただし所々 登山道の崩落個所があり、巻き道となっている箇所あり)。大崩山荘に泊ったらしき高校生の団体とすれ違う。
7:40-50 祝子川渡渉点(標高 770m)
・渡渉点は結構川幅あり、最初は河原のようなところを進むが、中間で、5mほどの大岩3個の間にそれぞれ1mほどのギャップ(流れ)があるところを越えるところがあり、ここはちょっと緊張して通過した。対岸の赤テープのみが目印で、ちょっとペンキ印もなく、ちょっと解りにくい個所でもある。
・ここからいよいよ、楽しみにしていた”わく塚コース”が始まる。
道は原生林のなかで、先日の祖母山の登山道よりは整備されてなく、踏み跡が解りにくい、暗い森の中、小さいケルンとたまにある赤テープを頼りに進んでゆく。時々、地図ロイドで現在位置も確認する。
・標高が850mを過ぎるあたりから、傾斜も急となり、登山ポールはザックに縛り付け、手で木の根をつかみながら、四つん這いのようにして登高してゆく。小さな岩場にはロープやハシゴがかかっており、頼りにする。このコースは大崩山のメインルートだが、その割には難度の高いコースだ。気を付けてないと道迷いや転倒しそうな道が続く。その一方で木々は原生林でまだ緑が濃く、大自然の中、といった感じ。
9:40-50 そでだき(標高=約1150m)
・登山道から分岐の標識があり、標識にそってスラブ状の岩場にかかるロープを頼りにゴボウで20mほど登ると、”そでだき”岩峰に到着。
ここでは一気に展望が広がり、素晴らしい!。真正面には小積だきの側面だろうか、北アルプスの屏風岩にも似た巨大な岩壁が広がっている。遠く、クライマーのコールの声が聞こえた。行く先には、中わく塚、上わく塚の岩峰群が、針峰状にそびえており、九州の山とも思えない風景だ。そのほか、下界の風景や、隣の尾根の面白い岩の様子など、いい感じ。ほかにも登山者が5名ほど休んでおり、ちょっとお話を交わす。”「この絶景を見たから、もう下ろうかな?」と冗談ともつかないことを言う人もいた。
・ここからは主に稜線沿いに進む。小さい岩場もあるがそれほど難しくはない。次のピークは地図上では「小わく塚」だが、標識がなくて良く解らなかった。「中わく塚」は、標識があり、メインルートからわかれて長いハシゴを2本登ってようやく到着。
10:20-30 中わく塚(標高=約1300m)
・ここもなかなか展望が良い岩峰だ。「そでだき」から相前後して登ってきた5人もここで休憩している。しかし上空はだいぶ雲が厚く、灰色になってきた。
・ここからさらに尾根沿いに岩尾根を進む。上わく塚の岩峰が目前にそびえている。
10;40-50 上わく塚(標高=約1350m)
・わく塚岩峰群の一番上の岩峰に到着。ここも展望は良く、鈍頂の大崩山山頂部も割とまじかに見える。岩の上に陣取って、おにぎりを食べて一休み。北に見える稜線は一昨日の祖母山の稜線のようだ。
天気が良ければ、あと1.5時間の山頂まで行き、隣の坊主尾根を下山する予定だったが、上空の雲は厚くなって、対岸の山の頂上も雲に隠れてきており、午後からは雨となりそうな雰囲気だ。雨の中、急斜面を下るのも嫌らしいし、山頂は30年前に踏んでいるが、パッとしない山頂だった記憶があるので、今日はここが頂上ということにして、ここから引き返すことにした。
ここでようやく、坊主尾根経由、山頂を踏んで下山中の人に会う。Aさんという宮崎県内の人で、わく塚コースを下るということなので、一緒に下ることにした。
・下りは滑りやすい急坂が続くし、登り以上に登山道が見分けにくいので、赤テープを頼りに慎重に下る。登りと同じコースだし薄暗くなってきたので、休憩してのんびりすることもなく、Aさんと話をしながら、どんどんと下った。と、あと一息で渡渉点というところで、家族連れ(3名)の登山者と会う。聞くと、「今から、行けるところまで行きます」と。??大丈夫かなと思ったが、ちょっと気になった。
13:10-30 祝子川渡渉点
・またこの嫌らしい場所にやってきた。岩の様子を見ると、こちらから渡るほうが難度が高い模様。まずAさんに先に行ってもらい、次に自分もなんとか岩を飛びこして、難関をクリア。ほっとした。
・あとは難場もないので、淡々と下る。
14:10 大崩山登山口 着
・天気はドンヨリしているが、何とか雨に会わずに済んで、助かった。登山道からみたら、山頂部はすでに雲に隠れていた。下山届をだす。
※ 今回は山頂まで行けず、途中撤退ではあるが、見どころの岩尾根は堪能できたし、自分ながら自制した歩きができたので、残念な感じはなく、結構充実した山だった。
それにしても大崩山は原生林も多い分、道があまり整備されてなく、以外と難度が高い山だと、再認識させられた。石鎚よりずっと難しい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する