百蔵山と日本三奇橋『猿橋』
- GPS
- 06:30
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 770m
- 下り
- 782m
コースタイム
-大月市郷土資料館15:15-15:30猿橋駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは百蔵山の登り始めの山道にありました。 トイレは猿橋駅構内にあります。清潔です。 大月市郷土資料館にもあるようです。(使わなかった) 猿橋駅の北側、国道20号線沿い東京寄りにセブンイレブンがあります。 猿橋駅構内にキオスク等の売店は見当たりません。(飲料とアイスクリームの自販機あり) 帰りに猿橋駅改札前で店を広げているオジサンがいらっしゃいました。 木の実せんべいと酒饅頭購入。笹子餅も売られていました。 猿橋名物という木の実せんべいは、しっかりとした山椒の香りが嬉しい。 みっしりとした歯ごたえとほんのりした甘さの煎餅。(小麦粉の煎餅です。) 酒饅頭は笹一酒造製。食べたらアンコの中から酒粕が出てきた。(^o^)¥ (酒饅頭と笹子餅は、猿橋ではなく笹子のものらしい) 猿橋から猿橋駅に行く途中、大月資料館があります。 山から下りた直後に立体地図を見るのが楽しい。(地図自体はシンプルです。) 入場料大人100円。 http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/17/kyodo/index.html |
写真
感想
例によって体力・気力がなく、冬場のために取っておいた百蔵山に登った。
百蔵山と扇山のハシゴも考えたが、体力に自信がないことと、
一度「猿橋」なるものを見に行こうということで、百蔵山→宮谷→猿橋というコースに決めた。
中央線猿橋駅北口より出発。
国道に出て、セブンイレブンを左に曲がり、中央道の向こう側を目指す。
総合グラウンドで野球の練習試合?の声を聞きながら車道を登ると、間もなく三叉路に出る。
小さなレストランの前で早速ひとやすみ。今日は天気が良くて、富士山がくっきり見える。
三叉路を左に進んでまもなく、道が細く急になり、右手に狛犬が並ぶ門が現れた。
最初は神社かと思ってお参りしようと思ったが、個人の蔵だとか。(実は和田美術館の蔵らしい)
通り過ぎると本格的な山道となった。
左手に沢を見ながら5〜10分程度歩いた頃、水場が現れた。
雨の後だったためか、水量が豊富。空のペットボトルに水を詰めて先に進む。
順調に歩くと見晴台のような場所があり、松の間に見える富士山が美しい。
稜線に出たところは、葛野からの山道との合流点。
葛野方面の道は草ボウボウだ。人通りが少ないのかどうかが気になる。
程なく百蔵山山頂。
まだ11時と時間は早いけれど、この先は宮谷まで降りるだけなのでここで昼食。
ゆっくり食事をした後、扇山方面への道を下る。
急な道をずるずる、へっぴり腰で下りていきます。
以前、高柄山で下山口を間違えたときもこんな急な道だった。と不安になり、地図を見ましたが大丈夫です。
(今回、地形図とコンパスをを忘れてきました。いつも持っているものがないと、不安になるものです。)
急坂を下りきり、左手に「コタラ山」らしき山が現れるまでズンズン行きます。
右手に歩きやすそうなヒノキの道が現れ、同行者が「ここを下りるのではないか」と言いましたが、そのまま直進。
コタラ山?の南側を巻き、宮谷との分岐に到着。
ここから下りないと猿橋に行く機会もないだろうから。という理由でここから下山。
歩き始めてすぐは脇から伸びる草が邪魔で、この道は人が通るのだろうかと不安になるが、
間もなく足元ふかふか、キノコウジャウジャの道になる。
キノコは形も色も様々なものが生えていて楽しい。
しかも道の脇だけではなく登山道の真ん中にも生えている。
知らないうちに大量のキノコを踏んづけているに違いない。
このなかに食べられるキノコは混じっているんだろうか・・・意地汚いことを考えながら歩いた。
左手に沢が現れた。
右手から流れてきた小川をひょいと渡ると、突然林道が現れた。
この後の林道は思ったより長かったが、相変わらず巨大なキノコが生えていたり、
アケビやツルニンジン?が生えていて飽きない道である。
途中で見つけた小さなカニは、写真を撮ろうとしたら正面から構えてきて可愛らしかった。
恐がらせてしまってゴメンナサイねー。
やっと家屋のようなものが見えたので、集落に到着したかと思ったら
道路わきの工事現場のような土地に巨大な檻がいくつか並んでいる。
最初は古い豚舎か何か、と思って立ち止まってよく見ると、
いくつかの檻の上にプレートが貼ってあり、そのひとつに「茶トラ」とある。
(これは闘犬・・・?)
突然いくつかの檻からギャンギャンと大型犬が騒ぎながら姿を現した。
暗くて闘犬か猟犬かよく分からないけど、早々に立ち去る。
尻尾を振っている犬も見えるような気がしたが、それでも檻から逃げ出したらと思うと恐い。
ここから5分程度で住宅地に出た。
白い壁と木で出来た幾つも建っている、美しい集落だ。
地図を見ながら集落を西に向かって通り抜け、左を走る中央道の方向へ下る。
中央道の下にあるトンネルを潜り、国道20号線に向かって急坂をなおも下る。
20号線に合流してから退屈な国道沿いの歩道を10分程歩くと猿橋に着いた。
猿橋はヒノキの香りがする現役の橋。
橋の上からの景色は山奥らしい渓谷のものであり、近くに交通量の多い国道が走っているとは思えなかった。
橋の近くのベンチで紅玉とアッサムティーでお茶の時間を楽しんだ後は、大月市郷土資料館まで川沿いの道を歩いた。
同行者はここに展示してあるという白旗史朗氏の写真に興味があったそうだ。
ここには白旗氏による大きくて様々な富士山の写真の他、
折りしも大月市の写真展とのことで、入選した富士山の写真が展示されていた。
またここには1万分の1の大月市立体地図が展示されており、これは大菩薩だ、九鬼だと言って楽しむことができる。
資料館を出てから左手の坂道を上がっていくと間もなく20号線に出た。
国道を辿り、ようやく出発点である猿橋の駅に着いた。
山を下りてからの時間が随分と長い、珍しい山行だった。
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