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Yamareco

記録ID: 937459
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ハイキング
ヨーロッパ

ツェルマット(1)ブラウヘルトからスネガまで〜5湖巡り

2016年07月08日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:10
距離
7.2km
登り
491m
下り
807m

コースタイム

日帰り
山行
3:10
休憩
1:00
合計
4:10
12:00
50
Blauherd
12:50
13:00
40
Stellisee
13:40
14:00
30
Grindjsee
14:30
14:50
20
Grunsee
15:10
15:20
30
Mosisee
15:50
15:50
20
Laisee
16:10
Sunnega
コースタイムに記入したのはBlauherdからSunnegaまでの時間。GPSを持っていないので、コースはZermatt2万5千分の1地図と観光局のハイキングコース地図を見ながら記入したので、参考程度。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
Zermatt(ツェルマット)からケーブルカーでSunnega(スネガ)まで行き、スネガからロートホルンRothornのUnterrothorn(ウンターロートホルン)までロープウェイを乗り継ぐ。山々を展望した後、Blauherd(ブラウヘルト)まで再びロープウェイで下り、ブラウヘルトからスネガまでハイキング。
コース状況/
危険箇所等
ヨーロッパアルプス(Zermatt編1−BlauherdからSunnega〜5湖巡り)

★★★このコースの魅力 ずっとMatterhornを遠くに見ながら、湖を巡り、たくさんの高山植物が咲き乱れる遊歩道なので誰にでもオススメできるコース。 
■道
滑落しそうな場所や乗り越えるような岩もなし。2500mあたりなら雪渓もなかった。
■道標
 どこも非常によく道標が整備されており、たくさんの観光客が観光用パンフレットを片手に道標をたどりながら歩いていました。途中、地図を持たない観光者と道をともにしました。困っていたことは、道標がたくさんありすぎて(ショートカットや長い道などいろいろある)、どれを選んだら良いのかわからないようでした。
■日差し
高度が高いだけに晴れていれば日差しが強烈。
■休憩場所
コース途中に休憩をとれる山小屋、カフェなどは存在しない。
■トイレ
出発地点からゴールまでトイレなし
■水場
水は必携で湖はあるけど水場なし。500mlのペットボトル2本では少し足りないかも。
その他周辺情報 ロートホルン、ブラウヘルト、スネガとも休憩場所あり。
朝から良い天気で展望が期待できます。
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朝から良い天気で展望が期待できます。
Zermattから川沿いを歩いてSunnegaへのケーブルカーの駅へ向かいます。
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Zermattから川沿いを歩いてSunnegaへのケーブルカーの駅へ向かいます。
Sunnegaへのケーブルカーはずっと地下トンネルを通って行きますので、展望はありません。
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Sunnegaへのケーブルカーはずっと地下トンネルを通って行きますので、展望はありません。
Sunnegaです。遠くから見るMatterhorn。歩き終わった後に、ここでのんびりしたいですね。
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Sunnegaです。遠くから見るMatterhorn。歩き終わった後に、ここでのんびりしたいですね。
こんな地図の看板があります。これの紙バージョンがあります。今日の道はこれぐらいの地図でも晴れていれば道迷いの心配がないくらいの道です(山ほどハイカーも歩いています)。ここでは端が切れていてよく読めませんが、緑が観光ルート(easy)、黄色(medium)一般ハイカー、赤(登攀を含むルート、アルパイン)と理解しました。
こんな地図の看板があります。これの紙バージョンがあります。今日の道はこれぐらいの地図でも晴れていれば道迷いの心配がないくらいの道です(山ほどハイカーも歩いています)。ここでは端が切れていてよく読めませんが、緑が観光ルート(easy)、黄色(medium)一般ハイカー、赤(登攀を含むルート、アルパイン)と理解しました。
SunnegaからBaluhertまでは小さなロープウェイで行きます。
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SunnegaからBaluhertまでは小さなロープウェイで行きます。
ロープウェイから登山道を確認する。
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ロープウェイから登山道を確認する。
大型ロープウェイで移動。上の方は大型ロープウェイで定刻で運行している。
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大型ロープウェイで移動。上の方は大型ロープウェイで定刻で運行している。
駅名はロートホルンだが、地図で見ると下のロートホルン(Unterrothorn)。
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駅名はロートホルンだが、地図で見ると下のロートホルン(Unterrothorn)。
360度、すべての方向に看板(写真つき)があり山座同定が簡単にできる。これはLyskamm
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360度、すべての方向に看板(写真つき)があり山座同定が簡単にできる。これはLyskamm
Zinalrothorn
Unterrothorn頂上付近裏側はこんな感じ。
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Unterrothorn頂上付近裏側はこんな感じ。
ここから5湖巡りの最初の湖、シュテリゼーまで1時間らしい。ここからでもトレイルを始められるか高度順応を兼ねて様子をみる。Unterrothornの標高は3104mと書いてある。
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ここから5湖巡りの最初の湖、シュテリゼーまで1時間らしい。ここからでもトレイルを始められるか高度順応を兼ねて様子をみる。Unterrothornの標高は3104mと書いてある。
Matterhornを遠くに見ながら歩く道です。
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Matterhornを遠くに見ながら歩く道です。
Unterrothorn付近。標高3000m付近で雪渓が残り氷河湖があるあたりでよく見られる代表的な花だった。これは今回アルプスのどこでも見られた。
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Unterrothorn付近。標高3000m付近で雪渓が残り氷河湖があるあたりでよく見られる代表的な花だった。これは今回アルプスのどこでも見られた。
これもここにあった。
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これもここにあった。
ゲンチアナも、標高の高いところにも丈の小さな花が咲いていた。
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ゲンチアナも、標高の高いところにも丈の小さな花が咲いていた。
少し下りると雪渓があり、
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少し下りると雪渓があり、
反対側を少し下りてみると、こんな感じ。そこで、ひとつの下のBlauherdから歩き始めることに決定する。スイス山歩きを開始直後なので頂上付近を下りたり登ったりして高度順応に努めた。
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反対側を少し下りてみると、こんな感じ。そこで、ひとつの下のBlauherdから歩き始めることに決定する。スイス山歩きを開始直後なので頂上付近を下りたり登ったりして高度順応に努めた。
上の道標のところに、こんな地図も表示してあり、わかりやすい。この赤い道が 5-Seenweg(5湖巡りの道)。
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上の道標のところに、こんな地図も表示してあり、わかりやすい。この赤い道が 5-Seenweg(5湖巡りの道)。
Blauherdの道標。標高2571m。最初の日としてはちょうど良い感じ。このうちの 5-Seenweg というトレイルを歩く。
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Blauherdの道標。標高2571m。最初の日としてはちょうど良い感じ。このうちの 5-Seenweg というトレイルを歩く。
これも標高の高いところでもよく見かけた。
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これも標高の高いところでもよく見かけた。
早くもバニラの香りのする植物も発見。
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早くもバニラの香りのする植物も発見。
黄色い花は数多く咲いていました。
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黄色い花は数多く咲いていました。
忘れな草
雪割草。
念願のオキナグサ
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念願のオキナグサ
こうした岩の間にたくさん咲いています。緑の灌木はアルペンローズ(ツツジの仲間)、この一帯はまだ花が咲いていない。
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こうした岩の間にたくさん咲いています。緑の灌木はアルペンローズ(ツツジの仲間)、この一帯はまだ花が咲いていない。
トレイルはペイントでも示してある。
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トレイルはペイントでも示してある。
これもオキナグサ系。
これもオキナグサ系。
5湖巡りのトレイルは幅広道と登山道(アップダウンはほとんどなし)が交錯している。もうすぐ最初のシュテリゼー。
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5湖巡りのトレイルは幅広道と登山道(アップダウンはほとんどなし)が交錯している。もうすぐ最初のシュテリゼー。
道標のマップより。手持ちの地図と照合しやすい。地図なしで歩きたくなる人もいるかも。
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道標のマップより。手持ちの地図と照合しやすい。地図なしで歩きたくなる人もいるかも。
シュテリゼーに到着。この周辺にエーデルワイスが咲いていたらしい(この後、出会ったハイカーから聞いた)。
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シュテリゼーに到着。この周辺にエーデルワイスが咲いていたらしい(この後、出会ったハイカーから聞いた)。
標高の高いところでよく見かけた。
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標高の高いところでよく見かけた。
ところどころ雪解けの水流。
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ところどころ雪解けの水流。
紫色のデイジーも。
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紫色のデイジーも。
Grindjseeグリンジゼー到着 2334m
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Grindjseeグリンジゼー到着 2334m
写真左側の岩があるほうからマッターホルンを撮影すると湖面に逆さマッターホルンが撮影できる。
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写真左側の岩があるほうからマッターホルンを撮影すると湖面に逆さマッターホルンが撮影できる。
グリンジゼーの後に川を通るが、天候によっては激流となるので注意が必要との表示があった。
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グリンジゼーの後に川を通るが、天候によっては激流となるので注意が必要との表示があった。
3つ目のグリュンゼー到着
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3つ目のグリュンゼー到着
Grunseeグリュンゼー到着。この湖は水浴もできるということで、湖の周囲には水着の家族連れもいた。水はかなり冷たい。
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Grunseeグリュンゼー到着。この湖は水浴もできるということで、湖の周囲には水着の家族連れもいた。水はかなり冷たい。
この湖の周囲にアルペンローゼがたくさん咲いていた。
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この湖の周囲にアルペンローゼがたくさん咲いていた。
緑の湖という名前の由来どおり、緑色の湖。
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緑の湖という名前の由来どおり、緑色の湖。
登山道の道中ではいろいろな花が、
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登山道の道中ではいろいろな花が、
咲き誇っています。
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咲き誇っています。
4番目のMoosjiseeモージゼー到着。
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4番目のMoosjiseeモージゼー到着。
デージーも
悪魔の爪と呼ばれる花も、
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悪魔の爪と呼ばれる花も、
日本で言えば、フウロソウ系?
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日本で言えば、フウロソウ系?
今日はMatterhornがずっと見えて午後からは雲も時々かかっていた。
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今日はMatterhornがずっと見えて午後からは雲も時々かかっていた。
登山道は大体こんな感じ。
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登山道は大体こんな感じ。
5つ目のLaiseeライゼーに到着。
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5つ目のLaiseeライゼーに到着。
Matterhorn最後までお付き合いありがとう。
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Matterhorn最後までお付き合いありがとう。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 サングラス ストック カメラ

感想

 以前は観光客として、このコースのバリエーション(途中からRifferbodenに抜けた)を歩いたが、やはりとても魅力的なコースでした。
 Rotenbodenまでロープウエィで行き、絶景を楽しんだ後、Blauderdからハイキングして絶景と高山植物を楽しむという2本立て。シュテリゼーでは時期によってはエーデルワイスも見られるようだし、最後のライゼー近くではアルプスマーモットの姿も見られました。
 ヤマレコに記録を始めてわかったことですが、ヨーロッパアルプスの花の多さは季節の花がまとまって咲くことかもしれないと感じました。つまり、標高の高いところには雪割草が咲き、標高を下げるとツツジの仲間のアルペンローズが咲き、さらに下げるとヤナギランが咲いているといった具合に。そんなわけで一斉にいろいろな花が咲いている時期に訪問できて、しかも快晴、最高のハイキングとなりました。Matterhorn様、ありがとうございました。

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