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記録ID: 948478
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沢登り
飯豊山

七滝沢 〜七滝の上まで〜

2016年08月25日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.7km
登り
541m
下り
523m

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
0:40
合計
9:40
6:20
60
杉滝岩
7:20
7:30
90
七滝沢出合(渡渉)
9:00
9:05
75
第一連爆帯起点
10:20
10:25
50
第一連爆帯終点
11:15
11:15
90
620m(支流分岐)手前
12:45
12:55
60
642m峰 北側鞍部
13:55
13:55
65
492.9m峰(見物峰)
15:00
15:10
50
七滝沢出合(渡渉)
16:00
杉滝岩
「朝日・飯豊連峰の沢」豊野則夫 著 〜内ノ倉川七滝沢(遡行図)〜
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
内ノ倉ダムの奥、杉滝岩近くの駐車スペースまで車両進入可。
コース状況/
危険箇所等
杉滝岩近くで準備をしているとすぐにメジロアブに囲まれる。最盛期は過ぎているようだがそれなりの数。温暖化の影響か8月下旬とは思えない。内ノ倉川上流に進むにつれメジロアブは減るがメマトイがうるさくなる。尾根歩きでは薮蚊やメマトイがうるさく、蜘蛛の巣のオンパレード。
日の出前の二王子岳
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日の出前の二王子岳
蒜場山、焼峰山を見ながら内ノ倉ダムに向かう。
蒜場山、焼峰山を見ながら内ノ倉ダムに向かう。
県道を左折して内ノ倉ダムへ向かう途中、サイクリングロード(昔の赤谷線の跡地)が整備されている。
県道を左折して内ノ倉ダムへ向かう途中、サイクリングロード(昔の赤谷線の跡地)が整備されている。
内ノ倉ダムはかなり水位は低い。
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内ノ倉ダムはかなり水位は低い。
茶色い地面が露出している。
茶色い地面が露出している。
内ノ倉湖の奥、水没した田んぼが現れている。
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内ノ倉湖の奥、水没した田んぼが現れている。
内ノ倉湖の一番奥にある杉滝岩、立派な岩だ。
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内ノ倉湖の一番奥にある杉滝岩、立派な岩だ。
杉滝岩のすぐ前、内ノ倉川の左岸より林道が上流へ延びているが悪路のため車両進入困難。ここからスタート。
杉滝岩のすぐ前、内ノ倉川の左岸より林道が上流へ延びているが悪路のため車両進入困難。ここからスタート。
林道の入り口には「登山道無」の標柱あり。ドクロマークが気になる。
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林道の入り口には「登山道無」の標柱あり。ドクロマークが気になる。
網張場の水位観測所を通過。
網張場の水位観測所を通過。
こんな感じの水平な踏み跡が続く。
こんな感じの水平な踏み跡が続く。
伊蔵沢に架かるコンクリート橋
伊蔵沢に架かるコンクリート橋
杉林の中は踏み跡が明瞭。
杉林の中は踏み跡が明瞭。
道中、アブラチャンの球形の実をよく見かける。実からは油が取れ灯明に使用される(名の由来)。
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道中、アブラチャンの球形の実をよく見かける。実からは油が取れ灯明に使用される(名の由来)。
ジョウ沢に架かるコンクリート橋。右手の尾根にかつて焼峰山の登山道がある。
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ジョウ沢に架かるコンクリート橋。右手の尾根にかつて焼峰山の登山道がある。
焼峰山の旧登山道。現在は廃道になっている。
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焼峰山の旧登山道。現在は廃道になっている。
林道入口から約1時間で七滝沢の出合となる。赤布から下降路あり。
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林道入口から約1時間で七滝沢の出合となる。赤布から下降路あり。
七滝沢出合の内ノ倉川渡渉地点。ここで沢靴に履き替える。この石の配列は最後がきわどくて諦める。
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七滝沢出合の内ノ倉川渡渉地点。ここで沢靴に履き替える。この石の配列は最後がきわどくて諦める。
少し下流の石の配列から渡渉する。
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少し下流の石の配列から渡渉する。
七滝沢(左)から巨石が内ノ倉川(右)へ押し出している雰囲気が良く分かる。
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七滝沢(左)から巨石が内ノ倉川(右)へ押し出している雰囲気が良く分かる。
七滝沢に入渓。最初は広葉樹林帯に囲まれて雰囲気が良い。
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七滝沢に入渓。最初は広葉樹林帯に囲まれて雰囲気が良い。
時々深い淵が現れる。魚影あり。少し戻り左岸の巻き道を利用する。
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時々深い淵が現れる。魚影あり。少し戻り左岸の巻き道を利用する。
巻いた後に淵を振り返る。
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巻いた後に淵を振り返る。
またゴルジュの淵が現れる。泳ぎたくないので左岸から巻く。
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またゴルジュの淵が現れる。泳ぎたくないので左岸から巻く。
巻き道にはしっかり踏み跡が出来ている
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巻き道にはしっかり踏み跡が出来ている
巻き終えて沢に戻るとトイ状の滝となっている
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巻き終えて沢に戻るとトイ状の滝となっている
その先は明るく開けたゴーロ状の川原歩きとなる
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その先は明るく開けたゴーロ状の川原歩きとなる
沢幅いっぱいに堆積した巨石。越えていくには地味に体力を使う。
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沢幅いっぱいに堆積した巨石。越えていくには地味に体力を使う。
突き当りが屈曲部、もうすぐ七滝が始まる。
突き当りが屈曲部、もうすぐ七滝が始まる。
振り返ると両岸はV字型の壁になっている。
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振り返ると両岸はV字型の壁になっている。
屈曲部。左上の滝を越えていくと七滝が始まる。
屈曲部。左上の滝を越えていくと七滝が始まる。
この滝を越えると七滝が始まるが、左岸から高巻く。
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この滝を越えると七滝が始まるが、左岸から高巻く。
高巻きの途中より七滝の下段を望む。
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高巻きの途中より七滝の下段を望む。
ウワミズザクラ(上溝桜)の実。熟すと黄→赤→黒と変化する。
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ウワミズザクラ(上溝桜)の実。熟すと黄→赤→黒と変化する。
巻きの途中、七滝を見上げる。
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巻きの途中、七滝を見上げる。
大高巻きの途中にて七滝を見下ろす。滝壺に降りようと試みるが懸垂でないと厳しく諦める。
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大高巻きの途中にて七滝を見下ろす。滝壺に降りようと試みるが懸垂でないと厳しく諦める。
高巻きルートには踏み跡が出来ている。
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高巻きルートには踏み跡が出来ている。
大高巻き後、七滝の落ち口へ降りる。
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大高巻き後、七滝の落ち口へ降りる。
その先も同じような巨石のゴーロ状が続く。
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その先も同じような巨石のゴーロ状が続く。
沢の周囲にはヤマブドウの蔓が多く見られる。
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沢の周囲にはヤマブドウの蔓が多く見られる。
標高540m付近で引き返し左岸の薮斜面をトラバース。
標高540m付近で引き返し左岸の薮斜面をトラバース。
途中、焼峰山方面のパノラマ。下山に使用する尾根も見える。(元サイズ→拡大)
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途中、焼峰山方面のパノラマ。下山に使用する尾根も見える。(元サイズ→拡大)
薮こぎトラバース途中、西ノ峰方面の展望。
薮こぎトラバース途中、西ノ峰方面の展望。
2つの小沢を横断しようやく下山する尾根の鞍部(642m北側)に出る。テン場?のように整地されていた。
2つの小沢を横断しようやく下山する尾根の鞍部(642m北側)に出る。テン場?のように整地されていた。
すぐ近くには鉄パイプとブルーシートが保管されていた。簡易的な小屋か。
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すぐ近くには鉄パイプとブルーシートが保管されていた。簡易的な小屋か。
尾根上には踏み跡が存在している。642m峰は東斜面をトラバースしている。合理的な踏み跡だ。
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尾根上には踏み跡が存在している。642m峰は東斜面をトラバースしている。合理的な踏み跡だ。
642m峰の南隣の峰から二王子岳方面のパノラマ。(元サイズ→拡大)
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642m峰の南隣の峰から二王子岳方面のパノラマ。(元サイズ→拡大)
内ノ倉川の上流を取り囲む峰々。中央は西ノ峰。
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内ノ倉川の上流を取り囲む峰々。中央は西ノ峰。
踏み跡の周囲には切り付けを時々見かける。沢屋以外の入山者もいるのかもしれない。
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踏み跡の周囲には切り付けを時々見かける。沢屋以外の入山者もいるのかもしれない。
尾根を西進すると徐々に七滝が姿を現す。
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尾根を西進すると徐々に七滝が姿を現す。
上段部アップ。
下山に使用した尾根(左)。ダラダラと小刻みにアップダウンを繰り返しなかなか標高が下がらない。右の谷は七滝沢。
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下山に使用した尾根(左)。ダラダラと小刻みにアップダウンを繰り返しなかなか標高が下がらない。右の谷は七滝沢。
今回、七滝が一番良く見えた地点。下段がなかなか見えない。
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今回、七滝が一番良く見えた地点。下段がなかなか見えない。
(過去画像)約10年前に訪れた際の画像。下段の一部まで見える。(元サイズ→拡大)
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(過去画像)約10年前に訪れた際の画像。下段の一部まで見える。(元サイズ→拡大)
492.9m(見物峰)には三等三角点がある。
492.9m(見物峰)には三等三角点がある。
尾根末端の急勾配が始まる直前、赤布がある。まっすく降りず、やや左の方角に進むのが正しいようだ。
尾根末端の急勾配が始まる直前、赤布がある。まっすく降りず、やや左の方角に進むのが正しいようだ。
間違って尾根を直進したため大変な急勾配の斜面を下ることになる。最後は崖の上に出たのでトラバースしながら降りる。
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間違って尾根を直進したため大変な急勾配の斜面を下ることになる。最後は崖の上に出たのでトラバースしながら降りる。
再び七滝沢に降り立つ。登りでは気づかなかったがワイヤーが張られている場所がある。
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再び七滝沢に降り立つ。登りでは気づかなかったがワイヤーが張られている場所がある。
下山も内ノ倉川の渡渉は同じ石から渡渉する。
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下山も内ノ倉川の渡渉は同じ石から渡渉する。
長く感じる踏み跡を戻り杉滝岩のたもとへ帰還。
長く感じる踏み跡を戻り杉滝岩のたもとへ帰還。
内ノ倉ダムより焼峰山を振り返る。
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内ノ倉ダムより焼峰山を振り返る。
(おまけ)登山後は阿賀野川河口の松浜地区で打ち上がる「阿賀野川ござれや花火2016」を鑑賞。水上花火が特徴。
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(おまけ)登山後は阿賀野川河口の松浜地区で打ち上がる「阿賀野川ござれや花火2016」を鑑賞。水上花火が特徴。
(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」水上花火
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(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」水上花火
(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」スターマイン
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(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」スターマイン
(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」スターマイン
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(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」スターマイン
(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」花鳥風月
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(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」花鳥風月
(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」
今年初の企画:空中二尺玉と水上二尺玉の同時打ち上げ
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(おまけ)「阿賀野川ござれや花火2016」
今年初の企画:空中二尺玉と水上二尺玉の同時打ち上げ

装備

個人装備
七滝沢は巨石を乗り越える場面が多くフェルトの沢靴が良さそう。

感想

七滝沢を最後まで遡行するには2日を要し入山口と下山口が大きく離れることになる。今回は七滝沢を日帰りの範囲で遡行し七滝を眺めることを目的とした。

杉滝岩から七滝沢出合いまでの内ノ倉川左岸の踏み跡は、杉林内では明瞭だが日当たりの良い場所では草薮が茂り歩きにくい。早朝は朝露でかなり濡れるので覚悟が必要。内ノ倉川の渡渉地点の水量は例年に比べて若干少ないようだ。適当に並んだ岩を伝って苦労もなく渡ることが出来た。水深は腰程度、水温はしばらく浸かっていても冷たさを感じない。

当方の沢登りのスタイルは、基本的には大きな滝や深い淵の区間は巻きながら遡行。七滝沢はメジャーな沢で入渓者も多く、滝や淵が連続する区間では大抵、巻き道が出来ている(下流部では左岸)。渓相は巨石の転がるゴーロ状の沢で淵と滝を交えながらどんどん標高を上げていく。滝の高巻きよりも地道な巨石の乗り越えで体力を消費していくのもこの沢の特徴。下流部には七滝と呼ばれる5段100mの滝があり中流部には7段130mの滝が待っている。また流れの緩やかな場所ではイワナの魚影が濃く渓流釣りを楽しめるのも魅力な沢である。

下山に使用した、七滝沢左岸の尾根(962m〜642m〜492.9m)には踏み跡が存在しており沢登りの下山ルート?として利用されているようだ。状況は踏み跡以上登山道以下のレベル。時々切り付けを見かける。642m峰近くの鞍部には小屋の資材?が残置されている。尾根末端の急勾配が始まる地点で踏み跡が不明瞭になっているため別尾根を下らないように注意が必要。今回は尾根を直進したため踏み跡から外れ、最後は垂直近い崖の上に出てしまったが、上流方向へトラバースしながら何とか河原へ降りることができた。

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