ヨセミテ国立公園: マンモスピーク/Mammoth Peak 12117ft/3693m

2001年09月23日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.6km
• 登り: 838m
• 下り: 0m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/23 9:26

ドライブで立ち寄るYosemite High Countryの名勝，Tenaya lakeとPywiack Dome.

9/23 11:03

取りつき点からのMammoth Peak

9/23 13:02

道はないが白い石伝いにどこでも歩ける。

9/23 13:04

頂上までずっと，だらだらと登る感じ。

9/23 14:49

山頂にやって来ると，南側に峰続きのKuna Crestが眼下に。

9/23 14:50

東側には7月に登ったMt. Dana(左)，Mt. Gibbs，眼下にはKuna Lake.

9/23 14:55

合気道家のCrisは柔軟性抜群。

9/23 14:59

3700mの完全開脚。

9/23 15:03

真ん中の，山腹に雪がべったりついた山が，Yosemite最高峰のMt. Lyell.

9/23 17:19

下りてくると池や小川の地帯。

9/23 17:22

Creek.

9/23 17:27

Crisはすぐ泳ぎたがる。

9/23 18:59

Valleyにおりてcampsiteで宿泊。明日はHalf Domeを目指すのだ。

撮影機器：

C-3000ZOOM オリンパス

感想

Nishiden

Crisと二人で1泊2日のYosemite hiking tourにやって来た。
1日目はMammoth Peak.
　Tioga Roadをドライブして東の最奥，Tioga Passに近づくと南側に裾野の広い端正な三角形の山が気になっていた。それがMammoth Peak。
　整備されたトレイルはないが，西側の尾根伝いに登れると言うので，面白そうだと登る山に選んだ。3693mと富士山に近い標高を持つが，Tioga Road沿いの取りつきから1000mほど登れば良いのだ。

　端正な三角形は真北から見てそうなのだが，取りつきになる西端から見ると，丸っこくのっぺりとうねった姿をしていて，この形状からMammothと呼ばれたかと納得する。
　これより西の山々，これまで登ったLembert Dome, Clouds Rest，Yosemeで有名なHalf Dome, El Capitanなんかは皆花崗岩の山で，岩の塊の「白い山」である。一方東側の，これも先日登ったMt. Dana辺りの山は「茶色の山」で対照的。Mammoth Peakは，東西で岩質が切り替わるところで，一応花崗岩の山だが風化が進んで岩の「塊」ではなく，ゴロゴロの岩の間に草や灌木も生えてかなり質感の違う「白だけではない山」になっている。

　登るには岩から岩を伝っていったり，岩と岩の間を適当に歩いたりで行き詰ることもあまりなく，本当にどこからでも登れる山だ。これなら少しくらい人が入っても道は出来ない。

　山頂に着くと360度の展望だが，特に南の方角がこれまで見たことのない山などが見えて印象的だった。近くには，このMammoth Peakから峰続きでつながるのがKuna Crest.東面が急峻な非対称山稜，と言うと白馬岳みたいだが，もっと岩々して目を引く山群である。遠くにはYosemite最高峰のMt. Lyellと周辺の山々。3500〜3900mの山がひしめいていて，実はどれがLyellなのかよくわからない。真夏でも残雪豊富でLyell Glacierという氷河もあるのだ。今いる場所とはすごく高度差がある訳でもないので，降雪量が違うのだろう。

　山を下りて車に戻り，Tioga Loadを西に戻って起点のCrane Flat，東向きに転じてBig Oak Flat Roadでさらに標高を下げてYosemite Valleyに入る。Valleyの車で入れる一番奥にCampgroundが幾つかあり，最奥のUpper Pinesでテントを張って泊まった筈だ。日本と違って枯れ木であればその辺から拾ってきて，テントサイトの備え付けの焚火場所でなら燃やして良いことになっている。そのほうが山火事を減らすには有効との考え方のようだ。Crisと二人で車のトランク一杯に枯れ木を集めて来て，盛大にキャンプファイアーを楽しんだ。明日はHalf Domeだ。