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記録ID: 970076 全員に公開 沢登りオセアニア

タスマニア島・沢登り

日程 2016年09月16日(金) 〜 2016年09月18日(日)
メンバー hazuki2012r(CL), その他メンバー2人
天候16日:曇り 17日:曇り一時晴れ 18日:雨
タスマニアでは冬から春になろうかというところ。気温4度~10度で寒かった。
アクセス
利用交通機関
飛行機
札幌‐(クアラルンプール)‐シドニー-ロンセストン
すべてLCC。
ロンセストンからクレイドル山・セントクレア湖国立公園 (Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)まではレンタカー。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
3時間20分
休憩
0分
合計
3時間20分
Sダブ湖駐車場13:3016:50Hansons River Co860付近
2日目
山行
8時間30分
休憩
30分
合計
9時間0分
Hansons River Co860付近05:0009:10二股付近09:4014:00Rodway Creek Co840付近
3日目
山行
6時間50分
休憩
0分
合計
6時間50分
Rodway Creek Co840付近05:4012:30ダブ湖駐車場G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
2016.9.16〜9.18 (3-0) 
沢登りinタスマニア
Cradle Mountain-Lake St Clair National Park

【時間とルート】
16日:曇り
Dove-Lake carpark (13:30) Hansons-RiverCo860付近=C1 (16:50)
レンタカーでビジターセンターまで行き、国立公園への入園料の支払い等の手続きを済ませる。今回は、中二までをアメリカやフランスなどで過ごし、顔に似合わず英語がペラペラのIが一緒なのでこの手の事務作業は本当に助かった。世界遺産とあって、観光客が多い。ビジターセンターからDove-Lake carparkまではシャトルバス。沢足袋に焚火臭い雨具と汚いザックで乗り込む。ボク達以外はみな小奇麗な格好をした観光客ばかりだが、こういう視線には普段から慣れっこだ。バスの車窓からウォンバットやワラビーが見え、気分が高まる。駐車場から遊歩道を歩き始める。雨上がりのDove-LakeやHanson-Lakeに虹がかかって綺麗。Twisted-Lakesのあたりで遊歩道を離れて沢型に下りだす。すぐに藪漕ぎとなる。タスマニア島は北海道と同じくらいの緯度でありながら、植生は南国のそれを感じる。湿度が高く、シダやコケがメインだ。ヌメヌメの足元に苦戦しながらようやく水の流れに辿り着く。しかし沢中は倒木ばかりでとても中を行けそうにはないので、左岸のジャングルをチマチマ進む。なかなかテンバ適地が見つからず、もう暗いので1.5畳ほどの斜面にツェルトを張ってテンバとする。全体的に湿っており焚火もできず寒いし、ザックなどで整地しないと斜面下に滑り落ちそうになる不快テンバ。日本から持ってきた米を炊いて、現地調達のルーのようなものをかけた。味は微妙。同じく現地調達のサラミとビールは美味しかった。

17日:曇り一時晴れ、夜から雨
C1 (5:00) 二股付近 (9:15~9:40) Rodway-CreekCo840付近=C2 (14:00)
夜中にIは本当に斜面を滑り落ちたらしく、登り返そうと奮闘するうめき声が聞こえてきたが、聞こえないふりをした。寒い朝。スパ食べて薄暗い中出発。少し進むと斜度が緩くなり、ジュラシックパークのような草原に出る。タイムスリップした気分。昨日もう少し進んでいればよかった。この地域は10万分の1の地図しかなかったので、沢の地図読みには少し苦戦する。歩きやすいところを選びながら進むが、草原に見えて足元はかなり悪いし、沢中は相変わらず倒木ばかりでペースが上がらない。地図に滝マークのある大滝は右岸捲き。捲きは、密なジャングル帯だが、脆い木が多い。下から滝を見上げると、斜度はそれほどではないものの50m程の大滝だ。登れそう。滝の一番上に、タスマニアの固有種の“パンダニ”という木が見えたので“Pandani-Fall”と命名。倒木に苦戦しつつもRodway-Creekとの二股に着く。当初はもう一つ下の二股まで下りMt.Emmetに突き上げようかと話していたが、時間のかかり方を考えてこちらに変更した。これが大当りだった。Rodway-Creekは下降したHansons-Riverよりも開けており倒木も少ないし、いずれも小規模ながら、ナメ、小滝、ゴルジュなどが小気味よく出てくる。楽しく登る。一か所、ゴルジュ奥の滝の捲きで後続にシュリンゲfix。タスマニアの沢の水は、ボタングラスという、こちらもタスマニア特有の草から溶け出したタンニンの為に赤い色をしている。飲む分には問題なかった(と思う)。まだ明るいが、泊まってくださいと言わんばかりのキャンプ場を発見し、ツェルトを張る。念願の焚火で冷えた身体を温めて寝る。夜から雨。夕方まで持ってくれて良かった。焚火ができなかったと思うとゾッとする。

18日:雨→曇り
C2 (5:40) Rodway-Lake (9:30)ダブ湖駐車場(12:30)
沢は増水している。岩盤質のため、増水が早いようだ。しばらくして10m程の滝が出てくる。取り付けそうにはないし、両岸ツルツルの岩盤なので小さく捲くことも出来ず、左岸のテーブルマウンテンから大高捲きする。捲きの上りの途中、足場にした軽自動車大の岩が落ちたが、すぐ下で止まった。相当ヒヤリとした。しばらく雄大な景色を眼下にテーブルマウンテンの上を行く。上には白いスポンジのようなコケが多くあり、これが異様に滑った。ようやく下れそうな所を見つけて沢に戻る。ここからほんの少しでゴールのRodway-Lakeに出た。そこから再び遊歩道に復帰し、雨で沢のようになった道をDove-Lake carparkまで戻る。遊歩道に出てからは風も強く、身体も濡れているので本当に寒かった。駐車場に着いた頃には時折太陽も顔をのぞかせ、ここの世界遺産の目玉の景色の一つであるDove-LakeごしのMt. Cradleも見ることができた。シャトルバスでビジターセンターに戻り、すぐ近くのキャンプ場併設のシャワーを浴びた。下山後に温泉がある日本の素晴らしさをここで一番感じた。

コース状況/
危険箇所等
人が入ったことのない地域と思われる。原始味あふれている。沢幅の狭いところでは倒木多し。ただしその多くが苔むして腐っており、脆い。
その他周辺情報国立公園のビジターセンターのすぐ近くに、シャワーの借りられるキャンプ場あり。
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図 [pdf]

写真

最初は遊歩道
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最初は遊歩道
1
湖の奥がする谷。虹がかかって幸先よさげ。
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湖の奥がする谷。虹がかかって幸先よさげ。
2
ウォンバットの巣。
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ウォンバットの巣。
1
やっと沢身に降り立つが、
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やっと沢身に降り立つが、
下降沢はひたすら倒木。前途多難の予感。
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下降沢はひたすら倒木。前途多難の予感。
タスマニア固有種”パンダニ”が異国の雰囲気を強める。
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タスマニア固有種”パンダニ”が異国の雰囲気を強める。
1
C1は辛かったが、現地ビールはうまかった。
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C1は辛かったが、現地ビールはうまかった。
2
大滝(Pandani-Fall)の捲き。
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大滝(Pandani-Fall)の捲き。
大滝(Pandani-Fall)。50mくらいか、斜度はそれほどだが大きかった。
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大滝(Pandani-Fall)。50mくらいか、斜度はそれほどだが大きかった。
1
大滝(Pandani-Fall)。
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大滝(Pandani-Fall)。
原始的。倒木やコケにスボスボはまる新感覚。
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原始的。倒木やコケにスボスボはまる新感覚。
1
タンニンを含むため、タスマニアの沢の水は赤い。
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タンニンを含むため、タスマニアの沢の水は赤い。
2
下降沢とは一転、遡行したRodway Creekは、倒木も少なく、大当り。
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下降沢とは一転、遡行したRodway Creekは、倒木も少なく、大当り。
基本的にはこんな感じ。
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基本的にはこんな感じ。
いろんな種類のコケが綺麗だった。
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いろんな種類のコケが綺麗だった。
倒木トンネルの函地形や、
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倒木トンネルの函地形や、
1
適度な小滝や、
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適度な小滝や、
謎のドーナツ型の泡も。
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謎のドーナツ型の泡も。
3
コーラみたい。
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コーラみたい。
ゴルジュの最奥に滝。めちゃくちゃ寒いし、直登する気にはならず。
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ゴルジュの最奥に滝。めちゃくちゃ寒いし、直登する気にはならず。
右岸捲き気味に登った。
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右岸捲き気味に登った。
C2は快適。念願の焚火も。
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C2は快適。念願の焚火も。
2
三日目はずっと雨。寒さに震える。
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三日目はずっと雨。寒さに震える。
岩盤質で増水が早い。
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岩盤質で増水が早い。
この滝も取り付けず。
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この滝も取り付けず。
左岸からテーブルマウンテンを大高捲き。
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左岸からテーブルマウンテンを大高捲き。
現地の実(?)
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現地の実(?)
1
現地のコケ。死ぬほど滑る。通称”海綿体”。
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現地のコケ。死ぬほど滑る。通称”海綿体”。
3
Lake Lodwayに詰めあがり、遊歩道に合流。
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Lake Lodwayに詰めあがり、遊歩道に合流。
帰りも遊歩道。
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帰りも遊歩道。
駐車場に戻ってくると、時折青空が見え、ダブ湖ごしのクレイドル山も見れた。
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駐車場に戻ってくると、時折青空が見え、ダブ湖ごしのクレイドル山も見れた。
3

感想/記録

6月、シドニーまでのLCCをセールでゲットした。当初はただの観光の予定だった。しかし、同じくLCCでシドニーからタスマニア島まで安く行けると知り、色々聞いたり調べたりしていると、タスマニアで沢登りができそうだと分かった。今回のパートナーはワンゲル時代の2人の同期。観光気分だった2人を説得するのは簡単だった。さすが我がドンパ。そうしてボク達はタスマニアへ飛んだ。
世界遺産Cradle Mountain-Lake St Clair National Parkの中にある沢を下降し別の沢を遡行。おそらくどちらも初遡行だろうと思う。向こうの季節はまだ冬から春になろうかという時期。標高1000mそこそこの山の山頂には雪が残っており、気温も4℃から10℃くらいで寒かった。しかし、日本とは全く違った雰囲気の中、カモノハシを探しながらの3日間の探検的な沢登りは楽しかった。
訪問者数:288人
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この記録へのコメント

登録日: 2008/11/26
投稿数: 2670
2016/9/30 18:11
 うひゃひゃ
異国はいいねー!
若さもいいねー!!
ドンパもいいねー!!!
 
登録日: 2014/2/23
投稿数: 11
2016/10/2 20:00
 Re: うひゃひゃ
ありがとうございます!
確実に時間ある内に色々やりたいです。

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