7/25の日記で予告をしてから少し時間がたってしまいましたが、アウトドアをターゲットにしたスマホ「TORQUE G01」と「山と高原地図アプリ」の組合せを、実際に山で試してきたので報告させていただきます。
なお、「TORQUE G01」は高い防水性・耐衝撃性が特長ですが、今回はお借りした端末なので、落としたり水に入れたり凍らせてみたり、といった耐久試験は試していません。また、SIMカードを入れることも不可だったため、携帯電波の受信状況も未確認です。
●ダイレクトボタンで「山と高原地図」を一発起動!
「TORQUE G01」を使って一番便利、と思ったのはこの機能です。
今回の登山中のスマホの利用方法は、「写真撮影」「山と高原地図で現在地確認」の2つがメインでしたが、これらの基本操作は画面タッチすることなく、端末のボタンだけで簡単に行うことができました。
まず、写真の撮影は、
1 カメラボタンを押してカメラを起動
2 音量ボタンを押してズームイン・ズームアウト
3 カメラボタンを押して撮影
で可能です。
撮影モードの変更やタイマーの利用は、画面タッチが必要になりますが、単に撮影をするだけであれば、ボタンだけで完結しました。
そして、山と高原地図アプリでの現在地確認ですが、
1 「ダイレクトボタン」を押して「山と高原地図アプリ」で現在地表示
だけで、なんと完了です!
ダイレクトボタンとは、ユーザーが任意のアプリ(or機能)の起動を設定できるTORQUE独自のボタンで、今回は「山と高原地図アプリを起動」と事前に設定をしたので、ボタンを一回押すだけで地図を表示して現在地確認ができました。地図の拡大縮小やスクロールには画面タッチが必要ですが、行動中は現在地表示だけで十分なケースが多く、とても便利に使うことができました。
●手袋をしても使えた!(但し、細かい操作は難しかった)
「TORQUE G01」の大きな特長として、「手袋をしても操作可能」という、まさに登山者向けの特長があります、そこで、今回は薄手の夏山用防水グローブをして、「山と高原地図アプリ」を使ってみました。
結果としては、地図のスクロールやピンチインピンチアウト(拡大縮小)の操作は、慣れれば問題なく使えました。ただ、小さいボタンを押す操作等は難しく、GPSログの取得開始・終了などの操作は苦労をしました。冬山グローブでの操作は試していませんが、細かい操作はさらに難しくなるので、冬山で快適に使うためにはアプリの改善が必要そうです。
なお、細かい注意点になりますが、画面を一度指で触ると、手袋で触っても反応しなくなります。「指で触ると手袋モードからフィンガーモードに切り替わるので、手袋では反応しなくなる」と以下のサイトに書かれていたのですが、私は帰ってきてから知ったので、「あれっ、急に反応しなくなった??」と山の中で悩んでいました。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=333911933400146&id=175626795895328
●GPSログとカメラ
GPSログとカメラについては、実際に取得したデータ・写真を山行記録にアップしたので、そちらをご覧ください。
【山行記録】タフネススマホ「TORQUE G01」と山と高原地図アプリで唐松岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-491214.html
●バッテリーの持ち
今回、機内モードで写真を撮影しながら、山と高原地図アプリでGPSログを取得をして、7時間で約40%のバッテリー消費でした。1時間あたりでは、約6%の消費になります。
バッテリーの持ちは、様々な要素が絡むので一回の使用だけでは判断できませんが、最近のスマホとしては標準的なレベルと感じました。
以上、簡単ではありますが、実際に山で使ってみての感想・報告になります。
重さが182gもあるため普段使いにはやや重いですが、アウトドアでの利用を重視する人にとっては、検討する価値があるスマホだと思いました。
なお、今回使用した「TORQUE G01」は京セラ様よりお借りしました。
突然の連絡にも関わらず、快く端末を貸してくださった京セラ様に、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
# 「TORQUE G01」で山と高原地図アプリを利用するには、山と高原地図アプリのインストールと地図の購入(1エリア500円)が必要です。
●山と高原地図アプリ製品サイト
http://mapple-on.jp/products/yamachizu
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