下山路に「康新道(やすししんどう)」を選択しました。
少し遠回りになりますが、岩場に咲く可憐な花たちが疲れを忘れさせてくれます。
この道は、「祓川ヒュッテ」の管理人を長年に亘って勤められた佐藤康(さとうやすし)さんが切り開いた登山道です。
久しぶりに、本棚から氏の著書を取り出してみました。
「鳥海山日記」「続鳥海山日記」「ひとりぼっちの鳥海山」の3冊です。
それによると「昭和30年8月」に、秋田大学山岳部の学生たちと協力して作業が行われたようです。
最初は「烏型雪渓で夏スキーをするためのアプローチ」だったようですが、最終的には山頂直下まで繋げたようです。
今はヒュッテのある五合目まで車で行けますが、その当時は一合目から歩いて登ったそうです(ヒュッテに宿泊しないと登れない)。
時には先人の苦労に思いを馳せながら、登山したいものですね。
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