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公園内もだいぶ色付いてきました。露店の方も飲食だけでなく、お洒落な品物も並んでおり目を楽しませてくれます。
ここは桜と紅葉が風物詩になっていますが、石の町高遠だけあり、大小様々な記念碑や句碑などの石碑が点在しています。大きなものでは「高遠公園の碑」、公園中ほどにある「靖国招魂碑」、美術館側にある中村不折の揮毫が刻まれた句碑などそれらは誰でも目につく場所にあるけど、園内の公衆便所のすぐ右側(場所がねぇ)にあるちょっと奥まったとこにある碑は、どういう訳か何も文字が刻まれていない「無字の碑」です。
今までは特に関心が無かったのですが、綺麗になっていた解説板を読んでみると、それは高遠の誇る音楽教育家伊澤修二の弟にあたる伊澤多喜雄という政治家を称えたもの。帰って略歴を調べてみると大正から昭和、戦争直後までかなりの要職を歴任した人で、警視総監、台湾総督、東京市長、他の数県の知事などを歴任し、郷土にも治水や治山に相当な尽力をされたとある。でも本人は政治家は国に尽くして当たり前、碑などまかりならぬと最期まで言い張り、結局生前に本人に許可を貰えぬまま建てたために字が刻まれなかったとか。
昔はこういった筋の通った政治家が多くいたのだろうか。まさにこういう人を偉い人と言うのだろうと改めて碑を建てる理由というものに感心した次第です。
身体が少し冷えてきたのでそろそろ帰ろうと思った矢先、目の前に現れたお洒落な佇まいのハーブの露店。県外出身のご夫婦は箕輪町でハーブや無農薬野菜を栽培し、あちこちのホテルや料理店に卸しながらハーブ利用法のワークショップなどを開催してるという。
温かいハーブティーをいただいて、お土産に西洋大根を三点セットでお買い上げ。お話を聞かせて頂き身も心もホカホカです。
https://nsense.shopinfo.jp/ ←ハーブ店のHP
yasuo-kun,こんばんは。
今年は各地で紅葉が遅れているようですね。既に、冬は目の前に来ているのに。
ところで、高遠の公園に何故「靖国招魂碑」があるのでしょうか?
調べて、教えて!宜しくお願いいたします。また、いつも僕らのレコにコメントを頂きありがとう。これからも、素晴らしい「信州」を発信して下さい。また。
ありましたよ!日清戦争後に上伊那仏教会が建立したようです。戦没者の慰霊もそうだけど、伊那谷は満蒙開拓団でも多くの人が犠牲になった歴史があるらしいので遺族の思いが強かったのでしょう。太平洋戦争後の進駐軍とのやりとりも興味深い。
資料のリンク→
https://ja.localwiki.org/ina/靖国招魂碑
あらためて勉強になったなあ。🤓
追記
靖国と名が付いてるのは、靖国神社が元々戦没者慰霊の目的でできたものだから、あやかって付けたんでしょうね。
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