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その理由の1つは、前にも日記で触れた高田直樹氏の著書、「なんで山登るねん」にあります。
この本に出てくる、厳冬期の鹿島槍のエピソード。高田氏は、「アイゼンバンドの端がほどけて踏んだらバランス崩して命にかかわる」と、前の晩テントできっちりの長さにバンドを切断します。でも、本番ではどうしても数ｍｍ長さが足りず、１時間以上後輩たちを雪の中待たせた挙句、「おまえら、アイゼンバンドのスペア、持ってへんか」と叫びます。
おかげで、いつも私はアイゼンやワカンのバンドの末端処理に苦労しています。
うーん、勇気をもって切ろうかなあ？
（昨日の山の後片付けでアイゼンの手入れしていて、思い出したネタです。）
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