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これからどこかに行けるだろうかと、近所の名無しの山へ向かう。
500m前後の山が並ぶこの辺りでは、一段と目立つ701mの山なのだが、
なぜか名前がないこの山。
冬季は山の際を通る峠道も除雪されずに閉鎖となるため、登るには若干
アクセスが悪い。
最短距離はもちろん峠道を歩いて近づくことだが、それも芸がないので
近くの丘陵沿いに近づき登る。
登り初めまで暖かい日差しが覗いていたが、あっというまに曇り始めると
まもなく軽く吹雪いてきた。
時間的には余裕があるのでそのまま登る。
どこが頂上かわからない平らな頂上付近を徘徊して、この吹雪では
テンションも上がらないので、真っ直ぐ峠道にでて車道を下りることに。
と、吹雪でうっすらとした視界の向こうに大きな影が現れる。
大きな木だ。
近づいてみると巨大なシナノキ。
先日、郊外の山で見たのも立派だったが、こちらも負けていない。
にわかに興奮してテンションもアップ

幹の胸高直径も1mほどはあるだろうか、 太いツルアジサイが巻き
付いている姿は本当に立派だ。
バサバサと雪が降る中、ひとしきり眺めてGPSにポイントを落とす。
次はもっと天気の良い日に来ようと、後ろ髪を引かれる思いであとにする。
その後も直径で80cmほどの立派なシナノキが2本。
そして雪もやみ初め、薄日が差す。
うーん、気分もいいしちょっと歩くか!
ということで調子に乗った結果、散歩のつもりがちょっとした山歩きに。
こんな名前のない山ばかり登っていては記録も書けないな、と思いつつ
雪山ハイクの楽しさは山を選ばないな、とも思う。
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