遠出して勉強

150Kmほど離れた街の山間にある、とある研修施設まで遠出。
今までの北海道人生でも1、2位を争うほどの吹雪の中、ほとんどカンを頼りに
道を見極めながらのノロノロドライブ。
視界は酷ければ本気でゼロになる

なぜ、こんな天気でも頑張ってやって来たかというと
以前お仕事をしていた業界有志が集まり、毎年おこなう”冬季安全講習会”
なる冬山での安全を考える勉強会があるためだ。

今回は事前に作成したマニュアルにそってファーストエイドとビーコン捜索
のシミュレーションを行うといった内容。

参加者はさまざまで、救護のイントラ資格を持つ人やアルパインクライマー、
趣味でも山に登る人から、仕事でしか登らない人。
知識や経験もバラバラだが、業界内からそれぞれ意識の高い人達が集まった。

もちろん、それなりの人もいるが専門家を呼んだ講習会ではないので目的は
業界内での事故を未然に防ぐこと、知識のリフレッシュや向上を目指す。

すでに3年ほど前に転職してこの業界を去った自分でも、こうやってお声掛け
頂けるのは本当にありがたいことである。

読み聞きする知識だけでは浮かばない疑問が次々と浮上し、こんな時は
どうすればよいのか、なかなかベストの結論の出ないことも多い。
でも文面だけ、流れのフローチャートだけが頭にあっても現場では機能しない
ということだけは確実のようだ。
本当に有意義な時間でした。

ちなみに・・・
今回使用したビーコンはアルペンビーコンから最新デジタルまでさまざま
であったが、
アナログ機種は言うまでもなく、アルバやオルトのデジタル機種をも
圧倒したバリボックスの性能は目を見張るものがあった。
自分の捜索スキルをもっと向上させれば太刀打ちできるのか・・・？
否、ビーコンの性能の差は戦力の決定的な差となりそうである(T_T)