10年前の人間ドッグで早期胃がんを指摘され、人生初めての入院をした。内視鏡で麻酔をかけての手術で目が覚めたら終わっていた。痛みなどの自覚症状もなく1週間での退院となった。その後毎年経過観察ということで5年間再発や転移がなければ完治ということで、4年目までは問題がなく5年目で完治と言われるだろうなと思って検査を受けたら再発と言われた。
結局5年目で初回と同じことを繰り返し10年目を迎えた。今度こそ大丈夫だろうと勝手に思って最後の検査のつもりで受けたが結果は前回と同じ。毎年毎年検査を受けていて、4年目までは何ともないと言われながら5年ごとというのも何となく腑に落ちない気もするが、今回も1週間の入院で昨日無事退院した。考えてみると3回目といえども早期に発見できたのは毎年検診を受けていたからで、もし5年目で治っていると言われてそのまま検診を受けることもなかったならどうなったかなと思うとちょっと怖い気もする。検診の大切さを改めて感じた。
そういえば最初に癌と言われたときに、もし取り返しのつかないということも考えて冥途の土産にと日本100名山を目指したのもこの時、8年で一昨年達成できた。病気はいろいろなことを教えてくれたり、新たな目標を与えてくれたりするものだなと思う。これからも気をつけながら新たな目標を定めて残りの人生を過ごしていこうと思う。
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