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SALMIAKKIという。真黒なグミキャンディで、日本人にとって口に合わないことで有名なリコリスのグミだ。
ゴムタイヤをかじっているような食感と味。
特にこのフィンランドのSALMIAKKIは塩味がして、舐めると甘さが感じられ、さらに口いっぱいにアンモニアの匂いがしてくる。
俺はスウェーデン企業にいたことがあり、これを知っていた。スウェーデン人もこのリコリス グミが大好きだ。俺もビルの下にあった売店でユーカリ味やリコリスのグミを買って時々食べていた。
スペイン カンゾウの抽出物で作ったキャンディで、カンゾウの甘さが舌にまとわりつく。漢方薬にも使われているカンゾウだから、当然、漢方薬のような香りと味がする。薬効もあるはず。喉に良いとされ咳や喉痛は瞬時に治ると書いてある。
でもその味わいは、ゴムタイヤをかじっているみたい。アンモニア臭いし。ヌメーっと甘いし。
日本でも同じようなリコリス グミが簡単に手に入る。HARIBOのリコリス グミ。ゴムタイヤのような渦巻き状のグミで、パッケージの絵が自転車のタイヤそのものだ。笑ってしまう。味はSALMIAKKIほど強烈ではない。いくらかマイルドな感じ。食べやすい。(と言ってもゴムタイヤ味ですが)
アメリカでも人気があって、ごく普通に食べているそうだ。アメリカ人の女子高校生がそう言っていた。おいしい! と言って笑っていた。
昔、サーティワンにリコリスのソフトクリームがあった。ルートビアの味わいにもリコリスが入っている。
俺はルートビアが好きなので、このリコリスもそれほど抵抗はない。多くの日本人が、不味いと感じるのもよく分かる。でも俺は物好きなので時々味わっては昔を懐かしむ。
一度でいいから、ゴムタイヤ味のグミを噛み締めてほしい。世界の文化の多様性を身を以て味わってください。
リコリスに関しては、日本が世界のマイノリティかもしれません。
スペインカンゾウはマメ科の植物で、ヤブカンゾウなどとは全く違う植物とのこと。
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