さて、なぜ富士川に沿って湿った空気が入ってきたかと言うと、湿った空気は、山にぶつかると、そこで堰き止められるので、谷や川に沿って内陸の方に運ばれていきます。今日は高気圧が東に抜けて南風が吹く気圧配置でした。風は気圧が高い方(高気圧の方)を右手に見て、等圧線に沿って吹くので、天気図を見ると、南風になることが分かります。
そのため、富士川に沿って南から水蒸気が運ばれてきました。その水蒸気を含んだ空気が山の斜面で上昇させられて雲を作っています。左の写真はまだ、水蒸気がそれほど多くなかったと昨日(5月12日)の写真、今日は水蒸気が多くなって雲の量や厚みが増してきています。
雲は色々なことを教えてくれるので、雲を見るのはめっちゃ楽しい!
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