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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:カラダ管理

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緊急度 3カラダ管理
人工股関節での登山について
質問2014年09月04日 23:20 (2014年09月17日 17:17更新)
このほど、母親が人工股関節置換術により、左足のみ人工股関節となりました。

登山歴45年、200名山達成目前、海外での(複数回の)登山経験ありの
元祖山ガール(!)な母ですが、痛みを抱えての山行に限界を感じ、6月に手術を受けました。
術後の経過は順調で、リハビリとトレーニングを経て、
日常生活には全く問題のないレベルになりました。
近所の低山(標高300m程度、1〜3時間程度の歩行)にも行き始めています。
本人は、残り4つの200名山を今年度中にも達成するつもりのようです。
(常に父親と2人で行動しています、単独での山行はありません)

人工股関節で登山をされている方、そういった仲間や知り合いがいらっしゃる方、
いらっしゃいませんか?
どのような山行をされていますか。
コースタイムは依然と比べてどうでしょうか。
また、手術前と比較して変化した点や注意点などがあれば教えてください。
(ネットで検索したり、山仲間に聞いたりしても、なかなか見つかりません)

母は「脱臼が怖い」と言っていますが・・・。
心配ですが、生き生きと山行を語る母、山が大好きな母を
応援したい気持ちでいっぱいです。
ぜひ経験談をお聞かせ願えれば、と思います。

よろしくお願いいたします!
回答2014年09月08日 12:12 (2014年09月17日 17:17更新)
片側人工股関節にした祖母がその数年後、洗濯物の取り込みをするため少し背伸びした時に脱臼しました。同居の家族は仕事や学校で家におらず、全く歩けないため腕を使って這って家中に入り、棒を使って電話を棚上から叩き落として救急車を呼んだとの事でした。
このように大した運動でもないふとしたことで脱臼してしまうこともよくあるようです。
元祖山ガールのお母様ゆえ、体力はおありかと思いますが、「絶対大丈夫」はありません。
痛みや体力的に無理がなくお母様がぜひ挑戦されたいと言う事であれば「脱臼するかもしれない」と言う事を念頭に、いざという時に対応できるような体制でサポートされてはいかがでしょう。たとえばお父様だけでなく元気なご家族複数名やガイドさんに事情を話して一緒に登るとか、常に救助要請ができるような連絡手段を用意する等…。
山は初心者なので、登山中の状況には詳しくないのですが、手術後数年たってもちょっとしたことで脱臼する可能性があることはお伝えしたくコメントしました。
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tamanekoさん、回答ありがとうございます。

ご祖母様、大変でしたね。
うちの母も背が低いので洗濯物を取り込むときは背伸びしています。
こんな日常的な動作でも脱臼することもあるんですね。
脱臼=転倒というイメージをもっていたので、本当にびっくりしています。
本人はもちろん家族も「絶対大丈夫ではない」ことを肝に銘じておきます。

ありがとうございました。
回答2014年09月05日 22:14 (2014年09月17日 17:17更新)
そうですね。お母様の様に、術後に何らかのスポ−ツをされる方も半数以上います。
リハビリを兼ねての運動は年齢に関係なく、健康維持のためには最適なのでは。
ただ、200名山近くの経験のあるお母様の場合は、今までの満足度(達成感)を得るには少しハ-ドルが高いのではないでしょうか。

>近所の低山(標高300m程度、1〜3時間程度の歩行)にも行き始めています。
との事ですが、人工関節を支持する骨の質を良くするためには、数百メ−トルの山をゆっくりと登られるのも、骨を繋いでいる筋力の強化にもなり、さらにバランス感覚が保たれ人工関節が緩むリスクも低くなります。でも、ソロでの山行は好ましくありません。
人工関節も昔は耐久性には乏しかったですが、今は改良に改良を重ねていますので、飛んだり跳ねたりを繰り返してするスポ−ツ(マラソンやジョギング等)以外でしたらOKなのでは。

>母は「脱臼が怖い」と言っていますが・・・。
一般的には、スポ−ツによる脱臼や人工関節の損傷や周囲の骨が折れたりする事は考えられません。
先程、ハ−ドルが高いのではと言ったのは、登りより下りの方が、繰り返しの強い外力(衝撃も加わり)が掛かるからです。
seterさんも回答している様に、ダブルストックは必要ですね。その際出来るだけ進行方向の身体の中心を突くようにして下さい。

>母の主治医の話を総合すると、「登山がダメとは言わないし、登山をやっている人もいる。しかし、登山と言ってもレベルは様々なので最後は自己責任」という感じです。
一気に登ろうとせずに、体調に合わせて、ゆっくりと途中で山小屋等で泊りながら、を目標にレベルを少しずつアップさせるのが、良いのでは。「自己責任」ですが、少しでもリスク低減のためにも複数での登山を。
楽しい山行をされます様に願っています。
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harukasuさん、回答ありがとうございます。

無理をしないこと、足の状態にあった歩き方をすることはもちろん、
周りの筋肉やバランス感覚にも配慮が必要なのですね。
母も、「手術以降、体のバランスが左右対称じゃないような気がする」と
気にしていました。(ダブルストックで歩いています)

若い頃はバリバリのピークハンターで、低山には見向きもしなかった母(父も)ですが、
足を悪くしてからというもの、「低山は低山でいいね」と言うようになりました。
父と母はとても仲が良く、常に二人三脚の山行です。
母の荷物を軽くするべく、父も張り切ってトレーニングをしているので、
今後も楽しく続けてほしいと願っています。

アドバイスありがとうございました。
回答2014年09月05日 20:32 (2014年09月17日 17:17更新)
はじめまして。
柔道整復師をしています。
脱臼を心配していますが、脱臼の心配をするのは手術後入院中のみです。退院している現在では、まず脱臼する事はあり得ません。置換術もいろいろあり関節窩、骨頭ともに変えたのか、骨頭のみなのかわかりませんが、登山をする事に関しては禁止する事はないです。しかし、当然、登山回数や負荷に比例して、念頭に置いておかなければならないことがあります。
1、股関節周囲の筋力トレーニングを行い十分に耐えられる関節にする事。
(特に中小殿筋、バランス訓練を)
2、骨粗鬆症になってくると関節頭が骨盤(関節臼)を突き上げます。
(今すぐという事ではなく一般人よりなりやすいという事です。)
3、荷物はなるべく軽く、特に下山の際はダブルストックを使ってゆっくりと。
現在のレベルに合った山を選択していただき、だんだんレベルアップしていけばよろしいのではないでしょうか。
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seterさん、回答ありがとうございます。
お礼が遅くなって申し訳ありません。

先ほど、母に回答を読ませたところ、
「具体的なアドバイスがありがたい!」と大喜びしていました。
また、「やっぱりきちんとトレーニングしないと!」と
決意も新たに意気込んでいました。

明日、家族一同で近所の低山に登りに行きます。
楽しく安全な山行を心がけます。
本当にありがとうございました!
回答2014年09月05日 10:47 (2014年09月17日 17:17更新)
はじめまして。

普通に山を歩くのであれば脱臼は問題ないと思います。

問題となるのが大きく股関節を曲げたときに膝が内側に捻じれるときですので、大きな段差や休憩時の立ち座りでしょうか。
大きな登りの段差では骨折していない足から、下りは骨折した足から下ろす。休憩は地面など腰を掛けられない場合には骨折していない足を軸に動けばリスクは少なくなります。

もし可能であれば担当していた理学療法士に相談してみてはいかがでしょうか?
個々の手術による代償動作は医師よりも専門だと思います。
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chamachamaさん、回答ありがとうございます。

なるほど、休憩する時の姿勢も気を配るとリスクが減りますね。
登山=歩き、だけではないのを忘れていました・・・
具体的なアドバイス、ありがとうございます。
母に伝えます。きっと喜ぶと思います。
回答2014年09月05日 07:46 (2014年09月17日 17:17更新)
はじめまして。私の母が8年前に、左の股関節を骨折して人工骨頭にしましたが、その時に医師から言われましたが、確かに身体の動かし方によって脱臼しやすい動きがあるそうです。私も、ウル覚えで恐縮ですが ‥‥‥‥‥‥たしか「脚を内側(胴体の方)に向かって捻ると脱臼しやすい」と聞いたように思います。詳しいことは、やはり整形外科の担当医師に聞かれる事をお勧めします。お役に立てなくて、申し訳ありません。m(__)m
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rinaさん、回答ありがとうございます。

私の母も、主治医や理学療法士に、脱臼についてのレクチャーは詳しく受けたようです。
やはり、脱臼は誰もが心配することなのですね。
リハビリの際、母は、歩き方や体の使い方、注意点などは自分の体と耳に
しっかりと叩き込んだようです。

rinaさんのお母様は山には登られないのでしょうか。
いずれにしても、今後もお大事になさってくださいね。
回答2014年09月05日 00:17 (2014年09月17日 17:17更新)
人工股関節置換術を受けられた整形外科医師に質問されるのがいいでしょう。手術の術式によって脱臼を誘引してしまう動作も異なり、またどの程度術後に筋肉の機能が残存しているかは、手術をした医師でないとわかりませんから。
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Gentianaさん、回答ありがとうございます。

やはり、個人差があり、お医者様にしかわからないのですね。
母の主治医の話を総合すると、「登山がダメとは言わないし、登山をやっている人もいる。しかし、登山と言ってもレベルは様々なので最後は自己責任」という感じです。
もちろん、年齢や性別、そもそもの体力や筋力など、個人差によるのでしょうが・・・

ありがとうございました。