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立山の山頂について
質問2011年05月23日 22:55 (2011年06月23日 22:34更新)
立山の最高峰は3015mの大汝山。
しかし、立山の山頂といえばよく3003mの雄山といわれています。確かに点名立山の三角点もあります。
どっちが山頂でもいいのですが、雄山の知名度が高いのか、立山のメイン峰が雄山にされているのか、ちと疑問に思いました。
また、室堂や雄山は何度かいってますが立山山頂、雄山山頂（日本100名山3003m）とよく目にします。
私は100名山の山頂はあくまで大汝山と思っていましたが、これもどっちかよくわかりません。
立山といえば三峰（富士ノ折立、大汝山、雄山）ですが、やはりメインは雄山になっているのでしょうか？
100名山も3015mの立山というものの「日本100名山3003m」と書いているものもあり、どっちだ！？となってしまいます。
いろんな意見があると思いますが、みなさんどう思いますか？
しかし、立山の山頂といえばよく3003mの雄山といわれています。確かに点名立山の三角点もあります。
どっちが山頂でもいいのですが、雄山の知名度が高いのか、立山のメイン峰が雄山にされているのか、ちと疑問に思いました。
また、室堂や雄山は何度かいってますが立山山頂、雄山山頂（日本100名山3003m）とよく目にします。
私は100名山の山頂はあくまで大汝山と思っていましたが、これもどっちかよくわかりません。
立山といえば三峰（富士ノ折立、大汝山、雄山）ですが、やはりメインは雄山になっているのでしょうか？
100名山も3015mの立山というものの「日本100名山3003m」と書いているものもあり、どっちだ！？となってしまいます。
いろんな意見があると思いますが、みなさんどう思いますか？
回答2011年06月23日 20:39 (2011年06月23日 22:34更新)
日本百名山で言う立山は深田さんが「立山3015ｍ」と書いているから大汝山をさしていると思ったが、これは新装版で編集されたもの。原書に記載されていたかは不明。全集を持っていたが売り払って手元にない。
それで、ヤマケイアルペンガイド星野秀樹著「劔・立山連峰」の立山の章の冒頭に「立山とは、一般に雄山、大汝山、富士ノ折立の総称で『立山に登る』というのは、雄山に登ることを指す」とあります。これは歴史を背景にしています。
以下私の見方。
平安時代に立山というのは越中から見た今の「劔岳」をさしていたが、江戸時代に登り易い今の立山を信仰の対象にしたのは富山藩の政策で、そのかわり本来の修験者の修行の山であった「劔岳」をご禁制の山とした。これは藩の経済政策が背景にあって、立山詣でを当時の観光政策と取り組んだからだ。藩と芦峅村の利害が一致したのです。このことを書くとたぶん論文が書ける。信仰の対象がそのときに雄山にされて、そこに社が作られた。だから今でも雄山に神社がある。
ですから、立山は標高で言えば大汝山ですが、歴史的には雄山なのだと思います。
それで、ヤマケイアルペンガイド星野秀樹著「劔・立山連峰」の立山の章の冒頭に「立山とは、一般に雄山、大汝山、富士ノ折立の総称で『立山に登る』というのは、雄山に登ることを指す」とあります。これは歴史を背景にしています。
以下私の見方。
平安時代に立山というのは越中から見た今の「劔岳」をさしていたが、江戸時代に登り易い今の立山を信仰の対象にしたのは富山藩の政策で、そのかわり本来の修験者の修行の山であった「劔岳」をご禁制の山とした。これは藩の経済政策が背景にあって、立山詣でを当時の観光政策と取り組んだからだ。藩と芦峅村の利害が一致したのです。このことを書くとたぶん論文が書ける。信仰の対象がそのときに雄山にされて、そこに社が作られた。だから今でも雄山に神社がある。
ですから、立山は標高で言えば大汝山ですが、歴史的には雄山なのだと思います。
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お礼
Re:hagure1945さん
大峰に引き続き回答ありがとうございます
>平安時代に立山というのは越中から見た今の「劔岳」をさしていたが、江戸時代に登り易い今の立山を信仰の対象にしたのは富山藩の政策で、そのかわり本来の修験者の修行の山であった「劔岳」をご禁制の山とした。
なるほど。確かに劔岳は点の記もあるように誰もが登ったことないとされていましたから、その点からみてもそうだったんですね。
>信仰の対象がそのときに雄山にされて、そこに社が作られた。だから今でも雄山に神社がある。
なるほど・・・すごい歴史的な背景を感じました。ありがとうございます。
>ですから、立山は標高で言えば大汝山ですが、歴史的には雄山なのだと思います。
「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1500m以上の山というWikiに書いていましたが、その点から考えても大汝、雄山、富士ノ折立の全てを登るべきという意見もあり、歴史的には雄山になるということが納得できました。
詳しい回答、本当にありがとうございました。
大峰に引き続き回答ありがとうございます
>平安時代に立山というのは越中から見た今の「劔岳」をさしていたが、江戸時代に登り易い今の立山を信仰の対象にしたのは富山藩の政策で、そのかわり本来の修験者の修行の山であった「劔岳」をご禁制の山とした。
なるほど。確かに劔岳は点の記もあるように誰もが登ったことないとされていましたから、その点からみてもそうだったんですね。
>信仰の対象がそのときに雄山にされて、そこに社が作られた。だから今でも雄山に神社がある。
なるほど・・・すごい歴史的な背景を感じました。ありがとうございます。
>ですから、立山は標高で言えば大汝山ですが、歴史的には雄山なのだと思います。
「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1500m以上の山というWikiに書いていましたが、その点から考えても大汝、雄山、富士ノ折立の全てを登るべきという意見もあり、歴史的には雄山になるということが納得できました。
詳しい回答、本当にありがとうございました。
回答2011年05月24日 18:09 (2011年06月23日 22:34更新)
似たような例ですと、丹沢山もそうですね。
最高峰は紛れもなく蛭ヶ岳ですが、丹沢山ということになっていますね。
丹沢山山頂に日本百名山の標柱もありますし。
が、深田久弥も丹沢山塊というひとつの塊としてとらえていますし。
また、三角点が必ずしも最高地点ではないお山もありますから。
お山の世界は結構アバウトなところが多いですね。
最高峰は紛れもなく蛭ヶ岳ですが、丹沢山ということになっていますね。
丹沢山山頂に日本百名山の標柱もありますし。
が、深田久弥も丹沢山塊というひとつの塊としてとらえていますし。
また、三角点が必ずしも最高地点ではないお山もありますから。
お山の世界は結構アバウトなところが多いですね。
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お礼
zeizeiさん
はじめまして、こんばんわ＾＾
丹沢山もそういえば、最高峰は蛭ヶ岳ですが、100名山は丹沢山になっていますね。
ちなみに調べていくと、深田久弥の100名山について、あいまいな定義が結構あるようです。
はじめまして、こんばんわ＾＾
丹沢山もそういえば、最高峰は蛭ヶ岳ですが、100名山は丹沢山になっていますね。
ちなみに調べていくと、深田久弥の100名山について、あいまいな定義が結構あるようです。
回答2011年05月24日 13:01 (2011年06月23日 22:34更新)
aptx4869さん、こんにちは
もうちょっと調べてみたら、明確な定義がなく、曖昧なようでした。
『日本山岳誌』ナカニシヤ出版（日本山岳会・編集）では、
�ゞ控舛領�山は立山本峰(雄山・大汝山・富士ノ折立の3つのピーク)を指し
�∈廼控舛如⇒沙海鬚気后蔑�山御前）
『日本の山1000』山と溪谷社では
�Ｎ�山神社を祭る雄山か浄土山・雄山・別山を含む立山三山をふつう立山と呼ぶ。
�す掌融�代の山岳画家の谷文晃は、『日本山岳図会』で立山・別山・剱岳をまとめて立山としていた。
他の書籍では、簡潔に 立山 3,015mと表記しているようです。
だんだん混乱してきました？
もうちょっと調べてみたら、明確な定義がなく、曖昧なようでした。
『日本山岳誌』ナカニシヤ出版（日本山岳会・編集）では、
�ゞ控舛領�山は立山本峰(雄山・大汝山・富士ノ折立の3つのピーク)を指し
�∈廼控舛如⇒沙海鬚気后蔑�山御前）
『日本の山1000』山と溪谷社では
�Ｎ�山神社を祭る雄山か浄土山・雄山・別山を含む立山三山をふつう立山と呼ぶ。
�す掌融�代の山岳画家の谷文晃は、『日本山岳図会』で立山・別山・剱岳をまとめて立山としていた。
他の書籍では、簡潔に 立山 3,015mと表記しているようです。
だんだん混乱してきました？
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お礼
alpsdakeさん
どうもありがとうございます。
私のほうでもいろいろ調べていきましたら、確かにalpsdakeさんのおっしゃるとおり、「立山神社を祭る雄山か浄土山・雄山・別山を含む立山三山をふつう立山と呼ぶ」と書いています。つまり、一般的に「立山に登った」というのは雄山を指すのと、まさにおっしゃるとおり、最狭義で雄山をさすようです。
ただし、立山そのものの最高峰は大汝山の3015mですので、地図やパンフレットなど、立山の標高を示すものは3015m立山と表記しているようです。
そして100名山の立山についてですが、これもなんとなくわかってきました。
深田久弥自身も立山といえば雄山だとか大汝山とか定義しているようではなく、その峰すべてを立山と呼んでいるようです。（定義がない）
そう考えて解釈してみると、立山の100名山というのは、おっしゃるとおり立山本峰(雄山・大汝山・富士ノ折立の3つのピーク)が入っていると思われます。
本当にいろいろとありがとうございます
どうもありがとうございます。
私のほうでもいろいろ調べていきましたら、確かにalpsdakeさんのおっしゃるとおり、「立山神社を祭る雄山か浄土山・雄山・別山を含む立山三山をふつう立山と呼ぶ」と書いています。つまり、一般的に「立山に登った」というのは雄山を指すのと、まさにおっしゃるとおり、最狭義で雄山をさすようです。
ただし、立山そのものの最高峰は大汝山の3015mですので、地図やパンフレットなど、立山の標高を示すものは3015m立山と表記しているようです。
そして100名山の立山についてですが、これもなんとなくわかってきました。
深田久弥自身も立山といえば雄山だとか大汝山とか定義しているようではなく、その峰すべてを立山と呼んでいるようです。（定義がない）
そう考えて解釈してみると、立山の100名山というのは、おっしゃるとおり立山本峰(雄山・大汝山・富士ノ折立の3つのピーク)が入っていると思われます。
本当にいろいろとありがとうございます
回答2011年05月24日 07:34 (2011年06月23日 22:34更新)
aptx4869さん、おはようございます。
国土地理院は、一般的に標高点の最高の所をその山の標高(山頂)としていると思われます。
日本の山岳標高（→富山県の山）http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html
雄山(標高点3,003m)には、一等三角点(2991.59m)があります。
地図閲覧サービス 2万5千分1地形図名： 立山(高山) http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=363433&l=1373711
深田久弥の日本百名山では『立山 3,015m』としています。
雄山、大汝山、富士ノ折立をまとめて立山として、現在では一般には最高点の大汝山を山頂としているように思われます。古来から信仰登山対象だった時は、雄山を立山の頂上としていたかも知れません？
国土地理院は、一般的に標高点の最高の所をその山の標高(山頂)としていると思われます。
日本の山岳標高（→富山県の山）http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html
雄山(標高点3,003m)には、一等三角点(2991.59m)があります。
地図閲覧サービス 2万5千分1地形図名： 立山(高山) http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=363433&l=1373711
深田久弥の日本百名山では『立山 3,015m』としています。
雄山、大汝山、富士ノ折立をまとめて立山として、現在では一般には最高点の大汝山を山頂としているように思われます。古来から信仰登山対象だった時は、雄山を立山の頂上としていたかも知れません？
お礼
alpsdake様＞
お返事どうもありがとうございます。
現在の立山山頂は大汝山とされているようですね。
深田久弥の日本百名山ですが、よくパンフなどで書かれている「3003m立山」というのは嘘になるのでしょうかね＾＾；
私も日本百名山立山は3015mと表記されているのを見ますが、一般的に立山の山頂は雄山（日本百名山：3003m）というのをみていたので疑問になっていました。
正直、立山の山頂が雄山であろうが大汝山であろうがどっちでもいいですが（石が積みあがっただけの標高が大汝らしいですから）、最近（昔かもしれませんが）どうも一般的には雄山になってるのではないかと思って質問してみました。。。
お返事どうもありがとうございます。
現在の立山山頂は大汝山とされているようですね。
深田久弥の日本百名山ですが、よくパンフなどで書かれている「3003m立山」というのは嘘になるのでしょうかね＾＾；
私も日本百名山立山は3015mと表記されているのを見ますが、一般的に立山の山頂は雄山（日本百名山：3003m）というのをみていたので疑問になっていました。
正直、立山の山頂が雄山であろうが大汝山であろうがどっちでもいいですが（石が積みあがっただけの標高が大汝らしいですから）、最近（昔かもしれませんが）どうも一般的には雄山になってるのではないかと思って質問してみました。。。
