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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:その他

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立山・大日尾根の雪庇について
質問2018年02月22日 16:45 (2018年02月24日 21:05更新)
奥大日岳(最高点 2611m)の北面は、国内では最大級の雪庇が出来ると言われています。
通常なら、雪庇は尾根の南東側に形成されるはずですが、大日尾根もしくは奥大日岳の場合、なぜ北側に発達するのでしょうか?
(2000年3月には雪庇の崩壊により、11人が転落、学生2人が亡くなっています。)

立山〜剱岳に吹き付ける暴風雪が奥大日の南側低地で渦を巻く(?)のでしょうか❔
大日尾根の北西側には高い山がなく、強風が吹き付けるはずの北側に巨大な雪庇が出来る成因が不可解です。

https://shum.cdn-dena.com/resize/w/800/h/800/images/uploads/sci17/image/photo/1/027/pc63hosuf7j94ipsenrtenb5ipc6310.jpg
GWの奥大日岳からの立山。北側には巨大な雪庇の崩落跡
回答2018年02月23日 03:53 (2018年02月24日 21:05更新)
立山カルデラに西から吹き込む風は北に旋回し巻き上げます。桑崎山も微妙に双耳峰の頂稜は北側に雪庇を張り出します。称名滝、悪城の壁から大日ヶ原の風も北に旋回します。早月尾根も南、東大谷への雪庇の張り出しはたいした事はありません。小さいです。近年雪崩で残念ながら大量に死者を出した立山大走りも北側に雪が吹き溜ります。最近の福井への大雪がありましたが、雲の流れを見ると朝鮮半島すぐ東の海上からの雪雲帯が福井へぶつかり南下せず、そのまま東に石川富山新潟へと流れています。おかげで私のいる新潟はその雲の流れでは雪は少ししか降りません。通常のオホーツク海で発達した低気圧の為できる日本海上のもろ、北西方向に連なる雪雲群が見られません。今年は極端ですが、立山は北風の成分が少なく西からの風が強いようです。能登半島の所為かも知れません。積雪量が新潟上越地方が富山より多いのは、ズバリ能登半島の所為です。佐渡ヶ島があるので新潟市は雪が降らない事と同じです。更に推察を重ねると、能登半島を越えた風が富山湾で左回りに巻くので立山には西風が当たるのかもしれません。
お礼 
冬季、日本海側の季節風は例外なく北西方向からと思い込んでいました。
なので、北アルプス北部にあって主脈ではなく、前衛的な存在の奥大日に国内最大級の雪庇が
なぜ出来るのかが不思議で仕方ありませんでした。
能登半島から富山湾へ抜けた風は、立山では西側から吹き付け、北へ巻き上げる・・・・・
このような雪雲の流れとは想像が付きませんでした。

大変ありがとうございました。
回答2018年02月22日 21:27 (2018年02月24日 21:05更新)
根拠なく仮定ですが、西へと伸びる谷からの風が強く
北(劔方面)からの風は山を越える間に減衰したとのでは、、
雷鳥沢あたりで風が巻いたのかな?

冬山の安全は自己責任でお願いします。
お礼 
北(劔方面)からの風は山を越える間に減衰し,
西へと伸びる谷からの風が強く、
雷鳥沢あたりで風が巻いた、という仮定ですね。

回答ありがとうございました。