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軽量ハイキングシューズの防水性に疑問
質問2020年10月15日 18:06 (2020年12月12日 16:47更新)
比較的軽くてソールが柔らかく、スニーカーに近い履き心地のいわゆる軽量ハイキングシューズというジャンルの登山靴がありますが、自分の経験ではゴアテックス内蔵にも関わらず防水性がすぐに損なわれる印象があります。

決まって浸水するようになるのは、靴前方の足の指が曲がる部分の左右の側面。自分はまだ登山歴三年で登山靴を三足しか使用したことのないビギナーですが、その内の二足の軽量ハイキングシューズ(ゴアテックス内蔵)がここから浸水してきます。

最近も、今年購入してまだ5〜6回しか使用していない靴が浸水するようになり、メーカー検査に出して新品交換して貰った所です。

考えてみれば、ペラペラのゴアテックスフィルムが負荷の大きい屈曲部で破れ易いのは当然のような気もします。そんな経験もあり、自分はソールが柔らかくてよく曲がる軽量ハイキングシューズの防水性には疑問を持っています。欠陥品を騙して売っているとまでは言いませんが、道具としてあまり信頼ができません。

どうせすぐに防水性が損なわれるのなら、最初から防水性のないトレランシューズの方が早く乾いて価格的にも魅力ですよね。



みなさんの軽量ハイキングシューズの防水性は長持ちしていますか?
たまたま自分の運が悪かっただけなのでしょうか。
それとも、登山靴の防水性なんてこんなもんだと大して期待しない方が正しいのでしょうか。

こういうネガティブな疑問は業界と利害関係のある企業のサイトやライターが採り上げることはないと思いますので、質問させていただきます。
回答2020年10月23日 17:00 (2020年12月12日 16:47更新)
追加ですが、絶対濡れるならサンダル系のトレランシューズ サロモン/アンフィビアンの高いやつとかがいいですね。柔らかいけど水はけ最高です。8000円くらいの安いタイプを買ったけど、やはり石や舗装路で滑りやすいソールでした。ネオプレーンのソックスと合わせれば、気温10度であればまったく冷えません。水がソックスの中でタプタプするのが嫌であれば穴をあけてもいいでしょう(使っていけばつま先とか当たる場所に空きますけど)。
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kouyamitaさんありがとうございます。

水はけ性能にも違いが出るものなんですね。
登山を始めた最初の頃はゴアテックスの靴を履いていればそれでいいと単純に思っていましたが、様々な理由で足は濡れるものだし、そしてみなさんも様々な対処をしてらっしゃるんですね。

みなさんが貴重な時間とお金を費やして試行錯誤した経験を、こうして教えて頂けることに感謝します。
回答2020年10月23日 00:36 (2020年12月12日 16:47更新)
実物を見ていませんが、ゴアテックスシューズやウェーダ-あるあるですが、汗や結露というのが非常に多いです。ゴアテックスを使う場合、メーカーへの品質管理が厳しく、酷い商品はほとんど無いと思います。さて、汗ですが、ゴアテックスの水を排出するスピードは、だいたいウールと同じです。ウールやメリノウールのソックスですと丁度いいくらいで、化学系のソックスですとゴアテックスより化学系ソックスの排出の方が多くなり、靴内で汗(水分)が溜まり、水漏れした感じになります。また、ゴアテックスの何を使用でしょうか? ゴアテックスにも色々あってシェルもそうですが、ひき破れやすいものもあります。当然、軽量ですが。薄めのゴアテックスはガレ場には向いてないと思います。富士山でしたら1回でボロボロです。トレランシューズは想定が微妙なんではと思います。 ※批判的に聞こえましたら申し訳ございません。
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grazieさん、ありがとうございます。汗の下り、大変参考になりました。

ゴアテックスの種類はわかりません。靴の商品説明にゴアテックスの種類の記載はありませんでしたが、タグなどを見ればわかるのでしょうか?軽量な上に2万円程度の商品だったので、高耐久のものは使われていない可能性が高そうです。

grazieさんは「メーカーへの品質管理が厳しく、酷い商品はほとんど無い」とおっしゃいますが(自分も世界的メーカーがいい加減なプロダクトを送り出しているとは思いません)、同時に「ゴアテックスにも色々あってシェルもそうですが、ひき破れやすいものもあります」とおっしゃってもいますね。まとめると、ゴアテックスだろうが何だろうがモノによっては耐久性に期待できない靴も当然あるだろうが、それは欠陥ではない(用途の違いのため?)、というご意見と理解していいでしょうか。

それはつまり「ユーザーの使い方が悪い」ということになるわけですが、自分を含めて多くの方が間違った使い方をしていそうです。

どうやら軽量ハイキングシューズはあくまでも整備された登山道が多いような低山を気軽に楽しむための靴と捉えるのがいいようですね。よく考えたら当たり前の話です。「軽量ハイキングシューズやトレランシューズでアルプス縦走!」みたいな軽薄な煽り記事を真に受けてしまった面もあるかもしれません。反省しました。その記事はもちろん嘘ではないのでしょうが、靴はすぐボロボロになって廃棄されているかもしれませんよね。

残念ながら、自分はそういうコストパフォーマンスの悪い靴を毎年買い替えて履き馴らしていく財力も時間もありませんので、これからはよく考えて買い物をしていきたいと思います。ありがとうございました。
回答2020年10月22日 08:43 (2020年12月12日 16:47更新)
9年で30足程度登山に靴を使って来ましたが、前提として、雨の日に3時間以上使うと表面が水を吸ったせいで、透湿性がなくなり中が濡れる、毛細血管現象で履き口の生地が吸うので、浅い雪や水たまりや泥の回避に使うものだと思っています。

inov8のロード兼用防水トレランシューズを大雪縦走で使った時に、つま先の一点だけ靴の中で濡れてたので、不良品ということで直営店で返金してもらいました。
他にアウトドライを使うローカット、ミッドも2年くらいで、浅い水たまりに足を少し入れる屈曲部から急速にしみたので、冬のサイクリング用になりました。

トレランシューズの素材は500km使うだけでソールもアッパーも平らになり破れる消耗品なので、レザーアッパーのLaSportiva/TX4(中古)を雪も含めて試しています。屈曲部はトレランシューズほどではないですが、曲がるのですが浸水するほどダメージはまだないようです。
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kouyamitaさんありがとうございます。
9年で30足というのはすごいですね!

汗濡れや毛細管現象、結露を水漏れと勘違いするケースはかなり多そうですね。自分がメーカー検査に出した靴の場合も、両足の靴下が絞れるほどに濡れていたのにも関わらず、漏水が認められたのは片側だけでした。こんなに濡れるものなんだと驚きました。

それとは別に、やはりみなさんのお話を伺って、軽量のハイキングシューズはあまりハードに使うものではないんだなという思いを強くしています。価格と軽量性がトレードオフにしたものは当然ながら大きいということでしょうか。

トレランシューズのお話、参考になりました。軽量ハイキングシューズから乗り換えても、さらに短いスパンで買い替える必要に迫られそうですね。貴重なお話ありがとうございました。
回答2020年10月20日 10:12 (2020年12月12日 16:47更新)
inaritozanさん

私は現状2足の登山靴(軽量とそこそこの中級レベル)を持っています。
1足はソールも固めでゴアテックスです。
こちはら、使うたびに、ソールを洗い、ライニング部も汚れると洗います。
それで、少々高級な汚れ落としと防水スプレー(ゴアテックス使用化)を使っています。
もう1足はソール柔らか目、オリジナル透湿素材です。
こちらも同じく、使うたびに、ソールを洗い、ライニング部も汚れると洗います。
ですが、ライニング部はあまり水洗いせず、タワシに水付けてこする程度です。
勿体ないですが、同じもので汚れ落としと防水スプレーを使います。

基本は雨だと山に行かないので(と言っても曇ってて帰りは雨とかはありますが)
それで水漏れで困った事はないです。
但し、ソール柔らか目、オリジナル透湿素材の方は本当にハイキング程度でざれた山にはあまり使いません。
きっと参考にはならないような気がしますが。。。ご参考で
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nightsさんありがとうございます。
nightsさんは水漏れに悩まされてはいらっしゃらないんですね。それは良かったです。

登山靴は水洗いせずにブラシで汚れを落とし、頑固な汚れは水洗いで対応するのが基本のようですが、自分も結構最初から水洗いしてしまうことが多いです。水漏れが酷い靴は水をかけて洗っているだけで内部までグッショリしますし、ゴアテックスが破れている部分を裏から押すと表面に水が染み出してくるのですぐにわかります。

自分も基本は雨の日には山には行かないのですが、それで縦走中に大雨にやられたり渡渉コースに行って初めて気付くなんてケースがありますね。それ以来、靴の状態をちゃんとチェックするようになりました。
回答2020年10月19日 14:35 (2020年12月12日 16:47更新)
メーカー、商品名を書くのは気が引けるので書きませんが、これまで同じメーカーの同じような靴を10足以上使ってきました。その経験、事実、考えは次のとおりです。

〇inantozanさんの意見に賛成します。防水性は期待できません。
〇2、3年経つと、早い、遅い、多い、少ないはありますが必ず水漏れします。
〇水漏れがひどくなると新しい靴を購入しました。同じタイプの靴です。
〇このタイプの靴は水漏れするものと理解していました。
〇昨年、また水漏れがひどくなったので新しい靴を購入する際、売り場の人がゴアテックスの靴は水漏れしない旨を強調するので、メーカーで検査してもらいました。
〇その検査の結果はinantozanさんの書かれていることと全く同じですが、新品交換はありません(1年以上使っているので当然ですが)。
〇inantozanさんの「考えてみれば、云々」の段落はまさに私の考えに一致します。

ところで私の対策ですが、水漏れの恐れがある時はバイク用のゴアテックスのオーバーソックスを使っています。登山用のものも持っていますが、バイク用の方が使い勝手が良好だったので。
これを使っても水漏れがひどくなったときは新しい靴を買っています。
なお、撥水材も必要な時に使っています。

(追加でお伝えしたいこと)
〇名前の「ri」を「n」と間違えました。申し訳ありませんでした。
〇これまで同じような靴を10足以上使ってきたのは、水漏れをしても、その靴に満足してきたから。私にとってフリクションを使った楽しい歩き方が可能です。
〇ゴアテックスのオーバーソックスを使うと、靴の中が暖かく(場合によっては暑く)感じます。
どうぞ良い山行を
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Kazanhaさん、大変貴重なお話をありがとうございます。
これから登山を始めたいので靴を選ぼうというビギナーさんへの注意喚起としても、非常に価値のあるお話ですね。


あまりにクレームや返品が多いとビジネスとしては成立しないでしょうから、水漏れに悩む人は多数派ではないのかも知れませんが、靴の構造を考えると長持ちする筈はないんですよね。
靴自体が加水分解で廃棄になるまでの3〜5年間とりあえず持てばいいという判断なんでしょうけど、全然持ってません。耐久性に問題のある製品を作っておきながら、「あなたの使い方が悪いんだ」とユーザーに責任を転嫁して売り逃げしているのではと思ってしまいます。

ただ、登山用品店の店員さんが水漏れを認めないのは、もちろん商売上の都合が大でしょうが、単なる汗や結露などを水漏れと勘違いするユーザーが多いためなのかな、という気もします(どちらにしろ不誠実な態度ですが)。


ゴアテックスのソックスをお使いなんですね!
自分も以前に考えた事がありましたが、中々に高価なのと、結局これもすぐに破れるんじゃないかなと思ってすぐに忘れてしまいましたが、試してみたいと思います。トレランシューズと組み合わせてみるのも面白そうです。

大変参考になりました。こちらに質問した甲斐がありました。ありがとうございます。
回答2020年10月18日 18:53 (2020年12月12日 16:47更新)
こんばんは、
自分も経験は浅いのですが、幾つか靴を所有していますので感想をお伝えさせて頂きます。


ラ・スポルティバ ブレードGTX

仰られている靴と同じカテゴリーと思われる軽量でソールの柔らかいシューズです。ミッドカットではありますが、アッパー側はメッシュになっております。
アッパーまで浸水するような渡渉を行った場合に、主にアッパー側から浸水ジワジワと浸水しました。
履いて数回だったのでショックでしたが、メッシュ系なので耐水性はこんなものかも知れないと思いました。


SCARPA ZG Lite GTX(海外限定モデル)

軽量登山靴とテクニカルブーツとの中間にあたるモデルですが、ソール剛性はそれなりにありつつもかなり軽量といえます。
靴全体が合成の皮っぽい素材ですが、部分的に軽量化の為にメッシュ風のホールがあります。

上記と同じく、アッパーまで渡渉した際には少しずつ染みてくる感じでした。使用して一年では、アッパー以下ではほとんど浸水してくる感じはありません。(長時間だと浸水する可能性はあります。)


SCARPA トリオレプロGTX

アッパーまでザブザブと渡渉しても、
全く浸水してくる様子はありませんでした(^^;


御参考になれば幸いです。
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KaRzUさん詳細なレビューありがとうございます。

トリオレプロはやはり信頼できますね。

個人的には、ソールのほとんど曲がらないアルパインブーツはゴアテックスフィルムへのダメージも最小限に抑えられ、防水性が長持ちするのではないかと考えています。フルレザーの製品などは革自体の防水性もあるのでさらに信頼ができそうです。そういう意味で、アッパーに一枚革を使用して革とゴアの二重防水になっているLowaのモデルは気になっています。


自分がメーカー検査に出した靴は左右ともに浸水していると思っていましたが、検査(メーカーでは漏水検査と呼んでいます)の結果では片側だけでした。調べてみると、靴の内外の温度差による結露や靴下の足首部分からの毛細管現象などを勘違いするケースもあるようです。

確実に浸水していると判断できた場合は、登山用品店を通してメーカーに送ると、靴の状態が良くて使用回数が少ないと評価された場合には新品交換して貰える確率が高いようです。御参考までに。
回答2020年10月16日 16:19 (2020年12月12日 16:47更新)
私はこれを使っています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B001GCB2GC/?coliid=I2LPW2S9CKYM3B&colid=R9VM9D9KOKGB&psc=1&ref_=lv_ov_lig_dp_it

ゴアのシューズにも結構効果ある感じです。
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kisさんありがとうございます。

撥水スプレーは重要ですよね。
自分も使っていますが、ゴアテックスによる防水性と靴表面の撥水加工は全く別の話なので、ここでは言及しませんでした。
回答2020年10月15日 19:31 (2020年12月12日 16:47更新)
軽量ハイキングシューズの防水性は長持ちしないです。ゴアでもinaritozanさんと同じ所から浸水してきます。ということで、ローカットならメッシュのトレランシューズを使用してます。どうせ濡れるなら早く乾くので。ただメッシュは足が汚れますね、日帰りならいいけど、テント泊だと多少足の汚れが気になります。
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やはりそうですか。
ソールの張り替えが出来ない靴はどのみち加水分解で3〜4年くらいの寿命なのですから、防水性も精々それくらいは持ってほしいと思うのですが、自分のケースでは全然ダメでした。これではゴアテックス内蔵の軽量ハイキングシューズをまた購入したいとは思えません。

岩場、縦走から軽い雪山も行けるようなソールの固いライトアルパインと、日帰り用の非防水トレランシューズの二足体制がいいのかな…などと考えています。

メッシュのトレランシューズは足が汚れるというのは気になるポイントですね!覚えておきます。

mtkenさん、ありがとうございました。お話が伺えてよかったです。