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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:その他

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緊急度 3その他
谷川岳 西黒尾根厳冬期登山
質問2021年01月21日 16:42 (2021年01月24日 03:21更新)
今度、西黒尾根からオキ、トマを目刺し天神平より降りてこようと検討しています

夏1度、天神平からは何度か経験があります

去年は日帰りで赤岳を地蔵から上りました

注意箇所はどんな感じでしょうか?
回答2021年01月22日 15:18 (2021年01月23日 19:35更新)
こんにちは。地元民です。

「冬季の鎖場の状況を知りたい」との事ですが、フルシーズンにはすべて雪に埋没します。
とある鎖場は小さな雪壁だったり、またある鎖場では乗っ越しが面倒なギャップになったりします。
ほかに、ノートレースの雪庇帯を越えてゆくには経験値が必要と思います。
ナイフリッジは恐怖を感じるほどではありませんが滑ったら止まらないと思った方が良いです。

晴天・弱風・雪付き安定・トレースありでしたら快適なルートです。
逆に言うと、どれかひとつ条件が悪いと厳しくなります。
記録を拝見しましたが、ソロでゆかれるのでしたら好天の休日に、トレース(ラッセル)を当てにしてトライする事をおすすめします。
お礼 
条件が悪いとやはり危険ですよね💦しっかり見極めたいと思います。ありがとうございました。
回答2021年01月22日 12:53 (2021年01月23日 19:40更新)
ご質問なので連投します

対象に八ヶ岳をあげておられるのでその比較で説明すると地蔵尾根の登下降では基本アイゼンワークが重要で突っかければ酷い目に遭います。上越に比べて積雪量は極端に少なく雪崩も特定の場所で稀に発生するくらいで低温下の強風に気を付けるだけです。

西黒尾根ではアイゼンワークより深雪の斜面でのキックステップが中心でラッセルも加わります。
問題は降雪直後のリッジでの雪面の見極め方で足元から左右に流されれば滑落停止もヘッタクレもありません。
雪が締まっていて天候が良ければもう鼻歌気分で雪山の醍醐味を堪能できますが安定していないと斜面ごと流されるリスクを想定して行動する必要があります。
雪の付き方でとても嫌らしくなることがあるのでお天気と相談して行かれることをお薦めします。
お礼 
そういう事なんですね💦
キックステップは木曽駒ヶ岳で経験しました。斜度や距離はどれだけ違うか分かりませんが…。ラッセルも谷川岳と日光白根山で経験しましたがナイフリッジはやはり心配です。
経験値をあげる為に予定していましたが慎重に検討いたします。ありがとうございました。
回答2021年01月22日 12:22 (2021年01月23日 19:41更新)
西黒からは2018/2月と2019/3月に行きました。
豪雪地帯の雪山は常に同じコンディションではないので、その時の状態により難易度が遥かに変化します。
平日行かれる場合、トレースは期待できないため、少なくとも全行程膝上ラッセルで山頂まで一人で行く体力と覚悟が必要です。日中、雪が溶けてくると途中から引き返すことも困難になります。3月以降になると、身長よりも深い空洞に落下することもあるのでソロは要注意です。好天の土日はトレースが期待できるかもしれません。
現在、谷川ロープウェイは緊急事態宣言を受け、平日は来月もほぼ休業しています。
また、群馬県では、外出自粛要請が出ています。

ご参考まで 当日の注意箇所レコに記載
2018/2月西黒
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1380840.html
2019/3月西黒
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1755081.html
お礼 
ロープウェイについては知りませんでした💦
要検討ですね…。ありがとうございました。
回答2021年01月22日 06:10 (2021年01月24日 03:21更新)
積雪期西黒尾根は2007年年末にトレースしました。
アイゼンワークやキックステップや滑落停止やピッケルの扱いが大丈夫だとしてです。
大雪の直後は避ける、移動性高気圧に期待して離京、谷川岳ベースプラザで天気を確認、ラクダのコブの森林を抜けたところで風を見る、で悪ければそれぞれのポイントで引き返せば大丈夫だと思います。
ラクダのコブ手前からコルまでは狭いですが、コルより上はさほど狭いとは感じませんでした。ルートを見ながら登ったためか、鎖に気が付きませんでした。下山時はざんげ岩のあたりで鎖を掴みました。
ワカンもスノーシューも持ちませんでしたが、2007年の時もあった方が良いと思いました。1月下旬で、さらに、今年は積雪が多いようなのでワカンかスノーシューは欲しいと予想します。
繰り返しですが、数日前から天気図やライブ映像を見て、谷川岳ベースプラザまで天候を見みて、日帰りで出発して、ラクダのコルの森林を抜けたところで風をみて、ラクダのコルより上では長居をしない で大丈夫だと思います。悪ければ引き返すです。
お礼 
天気や雪の状態はしっかり見極めたいと思います。ワカンは必需品ですよね!慎重に検討してみます。ありがとうございました。
回答2021年01月22日 00:04
責任を問われる助言でしたら「およしなさい。」です。
責任を問われない助言でしたら「是非とも挑戦してください。」です。
gunjihondaさんの山行記録を拝見すると何度となく目標地点達成前に中止しています。
その判断力があれば、西黒尾根に取り付いてからも十分な判断ができると思います。
雪山は雪のつき方、天候により千差万別です。
極端な場合同じ日の朝と夕方ではアイゼンの刃が全く刺さらい時もあれば、団子になってしまうこともあります。
林道ですら、つまらない平坦地歩きから、林道の跡形もなく雪壁のような急斜面のトラバースにもなります。
槍ヶ岳の大槍も厳冬期は鎖も梯子も全て雪の下です。
十分ご存じかと思いますが、積雪期は夏道沿いではなく、自らルートを決めて歩くものです。
行ってみないことには次のステップはありません。
でも無理をしては次がありません。
ご参考までに
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2315718.html
回答2021年01月21日 20:52 (2021年01月21日 23:05更新)
雪が落ち着いた後ならばラッセル頑張りである程度は行けるでしょうね。
ガレ沢の頭から先はナイフリッジになりますので相応の対応が必要です。
心配なのはザンゲ岩の周辺で過去に雪崩で死亡事故も起きており救助に駆り出された経験もあります。
降雪直後で雪面が不安定なら細心の注意が必要と思われます。

八ヶ岳とはリスクの種類が全く違いますのでご留意ください。
お礼 
リスクの種類とは具体的にどんな事が違いますか?
木曽駒ヶ岳で雪崩は見た事がありますが、遭遇したらおしまいなので、積雪状態や気温、時期は見極めたいと思います。
回答2021年01月21日 18:03 (2021年01月21日 19:17更新)
ご存じかと思いますがロープウェイは臨時休業中で営業日は限られています。gunjihondaさんの山行は火曜日が多いようで、もしロープウェイで下山でする場合注意が必要です。

当方、西黒尾根は12月初旬で厳冬期とは言えないので注意箇所等具体的なコメントは他の方の回答を待ちましょう。

ただ、私の感覚としては年末年始を過ぎると森林帯のトレースでさえ期待できない感じで、森林限界から先は風でトレースは消えるのでないと思って間違いないでしょう。そして稜線はナイフリッジの連続のようです。難易度、危険度は天神尾根ピストンとは雲泥の差。天神尾根とはルートの難易度だけではなく圧倒的に人が少ないでしょう。また赤岳を地蔵からとは、色んな意味で、ちょっと比較の対象にならない感じです。

私のイメージ:ソロで赤岳を地蔵からは冬山初級。硫黄から赤岳そして阿弥陀岳周回でせいぜい中級。
厳冬期、1月末、2月のソロの西黒尾根は上級、もしくはエキスパートというイメージです。
お礼 
急登、ナイフリッジ、トレース無しは覚悟でしたが、エキスパートですか…。鎖場の所がどうなっているのか調べてもなかなか分からなくて💦慎重に検討いたします。ありがとうございました。