ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > ヤマレコ質問箱 > カテゴリ装備 > おすすめのツェルトを教えてください

ヤマレコ質問箱 カテゴリ:装備

回答受付中
緊急度 3装備
おすすめのツェルトを教えてください
質問2025年07月30日 16:52 (2025年08月02日 19:54更新)
これまで緊急時の備えとしてモンベルのエマージェンシーシートを携行しておりましたが、恥ずかしながらツェルトを持っておりません。
初めて買うツェルトとしておすすめのものを教えていただきたく存じます。

想定している使用環境
・ほぼソロ山行、たまに二人山行
・8月連休に北アルプスの岩場歩きを予定しており、急な雨に降られた際のビバーク用に使用したい
・今後の山行でも常に携行したいので、なるべく小さく軽いものが望ましい
・テントとしての積極利用よりもエマージェンシー対応として使いやすいものを想定
・そのまま被って、中で折りたたみ傘を広げて空間を確保できる程度の大きさが欲しい
・汎用性が高いと嬉しい(そのまま被る、家型に設営する、タープとして使える等)

現時点で検討しているのは、アライテントのビバークツェルトデュオかビバークツェルト1ロングですが、上記条件に見合うおすすめのものがあれば教えていただきたく存じます。他にも、みなさまが実際使ってよかったもの、失敗だったことなどを教えていただけたら大変助かります。

何卒よろしくお願い致します。
回答2025年08月02日 19:54
どすこい🔰さん、こんにちは。

以前はアライテントのビバークツェルトデュオ、今はアライテントのツエルトタープを持っています。正直、ツエルトは快適に使うというより一時的にやり過ごすが最大目的です。私はテントがあるためツエルトを立てて使うことなんてないなぁと思い、買い替えをきっかけにタープにしました。被る以上のことを緊急時には出来そうもないと感じたからです。いつか風のないような里山林間なんかでタープ泊くらいは出来たらいいなとは思っての選択です。まだそんな使い方は出来ていません…。ただ風にはデュオよりタープのが煽られやすい気がしますので、風の強いとこでは飛ばされないよう注意が必要です。タープが2人で十分包まれるかはやったことないので不明です。
回答2025年08月01日 08:05 (2025年08月02日 17:58更新)
どすこいさま

はじめまして。
私は緊急避難とツェルト泊で分けて考えた方がいい気がします。
もちろん通常のツェルトで兼用はできるし、これまではそうでしたが。

緊急時はとてもセッティングの余裕などないのはご存じの通りです。
ツェルトはかぶるだけになります。
上手く全て押さえたつもりでも、突風で煽られるとだいたいどこかが開いてしまいます。
それに生地が垂れ下がり空間を作るのが難しいです。
傘で空間を作る方法もありますが、傘の分重量も増えるし使い勝手も微妙です。
自分とザックが重しになり煽られてもまず開かない上、空間確保が容易なエム・シェルターが最適解だと思います。(2人ならエム・シェルター2)
https://www.juza.co.jp/em-shelter1.html
横にはなれませんが、メーカーはあえて横になれないようにしてるようです。
(※DKシェルターはシートが無いため自分とザックを重しにすることができない。要写真比較)

ひとつ言いたいのは、よく顔を出して座り込んでビバークしてる風の写真です。
あれができるのは暖かい季節限定です。
冬に一度、そこら辺の低山で一晩実験してみれば、冬の本チャンでは絶対無理なのがわかります。
銀色のエマージェンシーシートで冬山など論外です。

ツェルト泊をするのなら、同社のL&E-ShelterかL&E-Shelter Wideがおもしろいかと。
https://www.juza.co.jp/le-shelter.html
https://www.juza.co.jp/lew-shelter.html
ツェルトにメッシュが付いた形です。
このポールの立て方はウィンパー式と言って、ドーム型が出る前の主流で風には強いです。

難点は2つ持つ分、重量が増えることでしょうか。
参考になれば幸いです。
お礼 
Akamichiさん、ご回答ありがとうございます。

DKシェルターとの違い(シートの有無)は大変参考になりました。ピコシェルターよりもビバークツェルトデュオのほうが良い?と思った理由もシート(フロア)の有無だったので、この点ではエムシェルターのほうが明確に優れていますね。

みなさんの回答から、積極利用をするなら汎用性のあるもの、そうでないなら緊急避難特化のものが良いと方向性が見えてきました。初心者でも使えるエムシェルターは大変魅力的ですね。

ありがとうございました🙇‍♀️
回答2025年08月01日 01:31 (2025年08月02日 17:50更新)
ビバークツェルト1ロングに、自作でサイドリフターを取り付けて使っています。常にザックに入れていますが、緊急時に使った事はまだありません。
主に2000m以下の樹林の山をツェルト泊縦走する時に立てて使ったり、山頂で朝日が出るのを待っている間、寒い時に被ったりしています。
古くなってくると、天頂部というか、山でいうと尾根の部分のシーリングが傷んできて、雨が垂れてくるようになりました。(縫製してある部分なので、シール剤が剥がれると水が染み込む)
シール剤の寿命なので、自分でシーリングテープを買ってシールし直して使っています。他の製品も古くなってくると似たような状況にはなると思います。あと、透湿性が無いので、雨で湿度が高いと、ツェルト内に霧が発生します(^^;
他の方もおっしゃっていますが、付属の袋は小さい(サイドリフター付けたら、余計入らない)ので、別のスタッフバッグにペグや張り綱と一緒に入れてます。その方が、取り出し易いし、仕舞い易いですし。
(北アルプスのような岩稜歩きの時は、ペグは持ちませんが。)
ツェルトを使うほどの雨というと、よほどの状況かと思いますが、北アルプスの稜線で立てて使うのはあまり現実的では無いと思うので、基本的には被って使う想定ですよね? 1人で被るなら充分ですが、2人でとなると、ビバークツェルト1ロングのスペック上は可能でも、現実的には狭すぎて難しいんじゃないかなと思います。
かといって、どちらかお一人だけが滑落してビバークとかもあり得るので、2人で1つ大きいツェルトを持つよりは、各自で自分用に持った方がいいかと。
まとまりのないダラダラ文章でごめんなさい。
お礼 
そやじいさん、ご回答ありがとうございます。

実際に使用した際の様子などとても参考になりました。予定している山行では、同行者はツェルト2ロングを持っているのでそれを使ってもらい、自分用のツェルト(シェルター)を新調しようと思っています。岩稜帯でのビバークとなると雨か風かどちらか、または両方が強い状況と思いますので、ご指摘の通り被るだけの使用となりそうです。大きめの袋に入れておくのはとても便利そうですね!

ありがとうございました🙇‍♀️
回答2025年07月31日 21:24 (2025年07月31日 23:38更新)
アライテント・スーパーライトツェルト1を愛用しています。同じくアライテントのスティックペグを必要数常備しています。
テントとして使用した場合には正直狭いのですが、寝るだけと割り切ってしまえばそれほど悪いものでもありません。ザックを足の下に敷いて、足を高くして寝ると快適でしょうか。
重量280gと、常にザックに入れておいても邪魔にはなりません。純正の収納袋は少々キツめなので、一回り大きな袋に移し替えておくと利便性が大きく変わります。夏以外の時期の食事休憩時など、下半身にツェルトを巻き付けておくだけで、体の冷えがずいぶん軽減できます。緊急時と言わず、普段から積極的に使いたい装備だと思います。
幸いなことに、緊急時や荒天時に使ったことは無いのですが、普段から活用することで緊急時にもスムーズな利用ができるのではないかと期待しています。
お礼 
pumi3さん、ご回答ありがとうございます。

はる999さんに続いてスーパーライトツェルト1に二票目、やはり信頼できる製品のようですね。

休憩時に防寒として使われるとのこと、大変参考になります!雪山登山で、休憩やアイゼン換装などで下半身が冷え切ってしまったことがあり、こんなときツェルトを巻きつけておけばかなり違っただろうなと思いました。やはり普段から使用していないと、いざというときに使えないものなんでしょうね。

大変参考になりました、ありがとうございました🙇‍♀️
回答2025年07月31日 10:43 (2025年07月31日 23:00更新)
現在ツェルトは2つ持ってます。
小200x90x80(h),230g。大220(底辺、天頂部170)x100x95(h),340g。どちらもファイントラック。
高さ80だとうまく張っても頭が天井に当たります(中央がどうしても下がる)。
テントとしての積極利用の場合は大を持って行き、枝等で張り綱を取ります(数多く経験あり)。
エマージェンシー対応なら使用することは希ですから小のみ持参してましたが今は封筒型エマージェンシーシートのみ。理由は今年、古希(数え年)を迎え残りの登山人生において、不測のビバークの可能性とそのエリアからエマージェンシーシートだけで良いと判断したから。

経験から、緊急時の設営は不可(稜線の爆風や、そもそも平坦地が無い)なことが多い。どすこいさんの目的からエマージェンシー対応のみなら小さい方が良い感じです。
ファイントラック(finetrack) FAG0121 ピコシェルター OGは120gで350ml缶より小さいので、こんな感じがお勧めです。

ツェルトはかぶっても保温力はないですが、エマージェンシーシートには保温力があります。極力風の避けられる所に座りかぶると効果ありです。

ピコシェルター OGとエマージェンシーシートを携行すれば鬼に金棒です。岩陰でピコシェルターをかぶり、エマージェンシーシートに入り傘をさせば暴雨風をしのげます。

もし、汎用性を考えるなら高さ95センチのツェルトは欲しい。
北アルプスの岩場歩きだけを想定してなら、どうせ設営できないからピコシェルター程度1個で良い感じ。

設営例、ツェルト大 七倉岳天場 9月末、テント代わりに持参
https://yamareco.org/modules/yamareco/upimg/474/4741695/fdf33476e033760b6e8b8d61383b6124.jpg
設営例、ツェルト小 谷川・笠ヶ岳 4月初旬 避難小屋内に雪が入り込んでいてドア開かず。ツェルト小を緊急使用
https://yamareco.org/modules/yamareco/upimg/42/426942/e46b67ba64153ff2d276313b7c845f92.jpg

★封筒型エマージェンシーシートの実証実験のヤマレコ日記。タイムラプス撮影、時間経過ごとのシート内の気温を計測。状況等詳しく解説。シート内、8度→20分後は16度。
https://www.yamareco.com/modules/diary/12758-detail-230170
お礼 
ケンさん、ご回答ありがとうございます。

実際の運用など詳細に記載していただき、大変参考になりました!
いただいたアドバイスと、ツェルトをテントとして運用するのは今の自分にはハードルが高いこと、直近で想定される使用環境は岩場での停滞、などを加味すると、やはりパーソナルシェルター的なものが良いと思い始めています。

おすすめいただいたピコシェルターか、ほば同じ大きさ・重さでフロア付のビバークツェルトデュオか、時間見つけてさかいやスポーツに見に行こうと思います(時間作れなかったら、値段の安いビバークツェルトデュオを買うかも)。

その後テント泊経験積んで、自信がついたらテント運用も可能なツェルトを買い増ししてケンさんのように二個運用するのがベストかなと思いました。

エマージェンシーシートの実験もとても参考になりました!実際使ったことがないのでよく分かってなかったのですが、とても効果のあるものなんですね。常時携行しておくべき装備だと思いました。

ありがとうございました🙇‍♀️
回答2025年07月31日 08:20 (2025年07月31日 22:14更新)
アライテント スーパーライト・ツェルト1 370100とかも1〜2人用ですごい
小さく軽く持って行けますよ。
(私、これ持ってます。)
まだ使ったことは無いのですけれど(笑)、広さとかも十分じゃないかとは。
お礼 
はる999さん、ご回答ありがとうございます。

王道のツェルトですよね!これ持っておけば間違いないという安心感を感じます。
ビバークツェルト1ロングとよく似ていますが、こちらはサイドリフター付で居住性が良さそうですね。

大変参考になりました、ありがとうございました🙇‍♀️
回答2025年07月30日 21:23 (2025年07月31日 21:47更新)
どすこいさん、
被って使うことに特化したものは、検討されているアライテントのものの他に、最近ではこんなものもありますね。
・DKシェルター https://sangakui.jp/products/ground/products_original001.html
・エム・シェルター1 https://www.juza.co.jp/

さて、ツェルト(シェルター)で携帯性と汎用性との両立は難しいかも…。私自身のツェルトはテント代わりに使うことが多いので、オーソドックスな1人用です。ただし、日帰り山行ではエマージェンシーシートと薄手の防水ナイロンシート(200×140cm)を持っていくことが多いです。
お礼 
山ボーイさん、ご回答ありがとうございます。

DKシェルター良さそうですね!ツェルト機能を敢えて排してシンプルにすることで、緊急時に迷わず使えるという、設計者の意思が伝わってきます。

おっしゃるとおり、汎用性をもたせるとどうしても携帯性が犠牲になりますよね。とても悩ましいですが、ツェルト泊にロマンを感じるものの、普通のテント泊ですら経験不足なので、テントとして利用する目的(汎用性)は優先度を下げてもいいのかなと感じています。

日帰りメインの自分の山行スタイルでは、パーソナルシェルター的なものがいいのかな?と方向性が見えてきました。ありがとうございました🙇‍♀️