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ヤマレコ

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ルートID: r1154 上級 日帰り 妙高・戸隠・雨飾 2019年6月

高妻山
たかつまやま

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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隠れた花の名山「高妻山」。
日本百名山に選出されるこの山は歩いてよし!眺めてよし!貴重な植物を愛でながら遥かに遠い山頂を目指しましょう。要体力&気力!
※公開日:2019年05月30日
ルート長12.4km
登り標高差1181m
下り標高差1181m
行程概要: 戸隠キャンプ場 → 弥勒尾根コース分岐 → ゲート → 帯岩 → 一杯清水(1620m) → 一不動 → 五地蔵山(1998m) → 八観音 → 高妻山(2353m) → 八観音 → 五地蔵山(1998m) → 弥勒尾根1596m点(1596m) → 弥勒尾根入口 → 弥勒尾根コース分岐 → 戸隠キャンプ場
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【妙高・黒姫・戸隠】高妻山の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 変化に富んだルートと素晴らしい展望
  • ひっそりと咲く貴重な花々
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:9時間30
戸隠キャンプ場〜大洞沢〜帯岩〜一不動避難小屋〜五地蔵山〜高妻山〜弥勒尾根〜戸隠キャンプ場
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/ny78kK
コース概要 戸隠キャンプ場から登山を開始する。
しばらくは牧場内を進むが分岐が多く、迷い易い箇所があるので道標を見落とさないよう注意しよう。
やがて沢沿いの道となると高妻山の登山口を通過する。
大洞沢に沿って緩やかに登っていくが、水線間際を進む箇所があり増水時は登山を中止するなどの判断が必要な時もある。
傾斜の緩い鎖場を通過すると滝が掛かる帯岩を通過する。上部のトラバース部は濡れていると滑りやすいので注意が必要だ。
ここからガレた道を急登すれば一不動避難小屋に到着する。
一不動避難小屋は古くから高妻山登山に利用されてきたが、周辺の環境悪化により緊急避難時以外の利用は禁止されているので要注意だ。
避難小屋から細かなアップダウンが続く稜線を進むと、1時間前後で高妻山の前衛峰となる五地蔵山に到着する。
更に八観音・九勢至と通過するが、五地蔵山から高妻山までは厳しい道程となる。山頂を正面に見据えて岩場を登ればやや傾斜が緩み、そのまま稜線を進むと高妻山に到着する。
下りは弥勒尾根経由となるが、上部はかなりの急斜面が続くので転倒やスリップに注意したい。
計画書提出先 長野県警察本部または長野中央警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし。
※早朝から行動する場合には前泊することをおすすめする。
交通 JR北陸新幹線・信越線長野駅よりアルピコバス(戸隠キャンプ場行き:1,400円)にて戸隠キャンプ場バス停へ。
駐車場 戸隠キャンプ場近くに登山者専用無料駐車場あり。
アドバイス 早朝から行動する場合は周辺に前泊するとよい。
1日の行程が長いので早出を心掛けよう。
大洞沢沿いの道は所々に鎖場があり滑りやすい。滑落に要注意。
山頂直下のザレ場・岩場では転落・滑落に注意したい。
弥勒尾根は急な下りが続くので細心の注意を払って下ろう。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《戸隠神告げ温泉湯行館》
登山口から最も近い入浴施設。施設内には食堂があり手打ち蕎麦なども頂ける。
https://togakushi-21.jp/spot/342/
おすすめ周辺情報 《うずら家》
不動の人気を誇る蕎麦店。中社の近くにあり立地条件もよい。週末などは1-2時間待ちが普通なので早めに行って予約を入れておくとよい。
https://uzuraya.nagano.jp/
《よつかど》
戸隠の入口となる下社にある蕎麦店。やや濃い目の汁でいただく蕎麦はやや細目だが腰が強く食べ応え満点。
http://yotsukado-togakushi.com/
《ココット》
地元でも人気の洋食店。ここのハンバーグは柔らかく肉の旨味があふれるおすすめの一品。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~cocotte/
《ヒマラヤの詩》
本格的なネパール・インド料理が楽しめる店。スパイスの香り際立つ料理の数々はどれも本格的で現地の料理と比べても引けを取らない美味しさだ。
https://www.facebook.com/himalayanouta.togakushi/
《ランプ》
中社近くにある落ち着いた雰囲気の喫茶店。竹細工のドリッパーで注がれる珈琲は香り高く美味しい。デザート類も充実している。
http://www.tgk.janis.or.jp/~lamp/
《碓井製菓》
戸隠のお土産ならここのそばまんぢゅうがおすすめ。他にも「森のしずく」や「五穀大福」など人気の銘菓が揃っている。
https://goo.gl/maps/y4yAB63s1HrdbBe1A
1
戸隠キャンプ場より歩き始める。
1日の行程が長いので前泊すると行動に余裕が待てる。
2
キャンプ場内を緩やかに登っていく。
戸隠キャンプ場はそのロケーションや設備の面で人気が高い。
3
やがて牧場内を進むようになる。
牛や馬が草原でくつろぎ草を食む姿は何とも長閑な風景だ。
4
下山で使用する弥勒尾根との分岐を通過する。
各所に牧柵と消毒剤が設置されているので案内を見て指示に従おう。
5
弥勒尾根への道を分けると間もなく一不動・高妻山方面への登山口となる。
6
大洞沢沿いの道は樹林帯の中を左右へ渡渉を繰り返しながら進む。
展望は利かず虫の多いところなので防虫ネットなどが役立つだろう。
7
周辺で最も多く見られるのがコケイランだ。
総状花序で多くの小さな花を咲かせる。
8
こちらはノネビチドリ。
ハクサンチドリやテガタチドリに似るが葉が波状になるのは本種のみ。
9
所々に咲くギンラン。
多く見られるものでもなく県によっては準絶滅危惧に指定されている。
10
サイハイランは地中からの養分摂取や日光による光合成以外にも腐生植物(部分的菌従属栄養植物)の一面を併せ持つ珍しい育成環境が特徴的。
11
戸隠周辺で多く見られるのがショウキラン。
葉緑体を持たずキノコなどの菌類に寄生する腐生植物だ。
12
大洞沢沿いに登り釈迦崩沢を分けると鎖場が現れる。
傾斜も緩く難しくはないが慎重に登りたい。
13
やがて不動滝を巻くように登ると帯岩のトラバースに差し掛かる。
高度感があり濡れている時は滑りやすいので足元に気を付けて通過しよう。
14
一杯清水を通過すると沢の源頭状となる道を進む。
浮石が多いので転倒に注意したい。
15
登山口から2時間前後で一不動避難小屋に到着する。
ここの避難小屋は非常時以外の使用は禁じられている。
16
一不動からいよいよ高妻山へと向かう。
ここから高妻山までは長くアップダウンが連続する道のりだ。
17
絶滅危惧2類に指定されているキバナノアツモリソウ。
長野県のレッドリストでは絶滅危惧IB指定。盗掘などにより個体数が減少している希少種だ。
18
ヒメウズラヒトハランとは異なり萼(がく)片と側花弁の形状が異なり特徴的な斑点が見られないイチヨウラン。
2014年から調査・研究が行われているが新種認定は未だされていない。
19
日本の固有種(1属1種)で長野県では絶滅危惧II類に指定されている。
花弁(花びら)はなく回りの薄紫の部分は萼だ。
20
五地蔵山までは細かなアップダウンを交えながら登っていく。
部分的に急な登りもあるので自分のペースで無理なく進もう。
21
小さなピークを3つ越えると鞍部に向けて緩やかに下っていく。
22
鞍部に降り立つと正面に五地蔵山を望むようになる。
周辺には初夏の花の代表格とも言えるゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲き乱れる。
23
一不動避難小屋から1時間前後で五地蔵山の山頂に到着する。
正面に見えるのは黒姫山だ。
24
五地蔵山から七薬師まではわずかに下っていく。
25
八観音のピークを越えて緩く下っていく。
正面には大きな山容の高妻山がそびえる。
26
この稜線ではアカモノも多く見られる。
秋には甘く真っ赤な偽果を付ける。名前の由来は「赤桃」の訛りだ。
27
ベニサラサドウダンは通常よりも花弁の色が濃い亜種。
甲信越の高山帯でも余り見られず比較的珍しい。
28
八観音から緩く下り再度登り返すと九勢至を通過する。
ここから高妻山までは指呼の距離だが見た目よりも長く急だ。
29
周辺からは北アルプス方面の展望を得ることができる。
右から白馬岳・白馬大雪渓・唐松岳・剱岳・五竜岳・立山・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳・針ノ木岳と連なる。
30
高妻山への稜線にはシラネアオイが登山道脇に群落を作っている。
31
やがて岩場混じりの急登が連続する。
ロープや鎖が設置された箇所もあり転倒や落石には十分注意したい。
週末は下山者とのすれ違いで渋滞することもあるので譲り合って先に進もう。
32
岩場を抜けると傾斜が緩み頂稜を進むようになる。
間もなく高妻山の山頂だ。
33
山頂付近で多く見られるハクサンチドリ。
運がよければ白花(アルビノ亜種)を見れるだろう。
34
山頂の岩場で見られるトガクシナズナ。
クモマナズナの亜種となりトライコーム(毛)が生えていることで見分けられる。
35
登山口から6時間半ほどで素晴らしい展望を誇る高妻山の山頂に到着する。
36
北には乙妻山の背後に頚城黒姫山・明星山・雨飾山・焼山・火打山を望む。
37
北アルプスは栂海新道の最北部から後立山連峰・槍穂高連峰を一望できる。
38
山頂を後にして下山を開始する。
五地蔵山までは往路と同じ道を戻るが山頂直下は急な下りが続くので転倒しないよう足元に注意しよう。
39
五地蔵山からは平成24年に整備された弥勒尾根を下る。
40
往路と比べると岩場などの危険個所は少ないが急な下りが続く。
特に雨天時や濡れている時はスリップに注意が必要だ。
41
弥勒尾根も中間部を過ぎれば歩きやすい気持ちの良い尾根道となる。
42
最後に沢を渡れば戸隠牧場内へと導かれる。
増水時には渡れないことがあるので出発そのものを控えたい。
43
戸隠牧場内を進む。
道標が設置されているが迷いやすくキャンプ場に戻れないことがあるので注意しよう。
44
飯縄山を望みながら歩けば間もなく戸隠キャンプ場へ帰着する。
45
【入浴】
「戸隠神告げ温泉湯行館」は登山口から最も近い入浴施設だ。
施設内には食堂があり手打ち蕎麦なども頂ける。
46
【おすすめ周辺情報】
「うずら家」は不動の人気を誇る蕎麦店。
中社の近くにあり立地条件もよい。週末などは1-2時間待ちが普通なので早めに行って予約を入れておくとよい。
47
【おすすめ周辺情報】
「よつかど」は戸隠の入口となる下社にある蕎麦店。
やや濃い目の汁でいただく蕎麦はやや細目だが腰が強く食べ応え満点。
48
【おすすめ周辺情報】
「ココット」は地元でも人気の洋食店。
ここのハンバーグは柔らかく肉の旨味があふれるおすすめの一品。
49
【おすすめ周辺情報】
「ヒマラヤの詩」は本格的なネパール・インド料理が楽しめる店。
スパイスの香り際立つ料理の数々はどれも本格的で現地の料理と比べても引けを取らない美味しさだ。
50
【おすすめ周辺情報】
戸隠中社に近い「ランプ」は落ち着ける雰囲気の喫茶店。
竹細工のドリッパーで注がれる珈琲は香り高く美味しい。デザート類も充実している。
51
【おすすめ周辺情報】
戸隠のお土産なら「碓井製菓」のそばまんぢゅうがおすすめ。
他にも「森のしずく」や「五穀大福」など人気の銘菓が揃っている。
※上記の情報は記事公開日(2019年05月30日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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