眼前に広がる広大な景色、目前に迫る巨大な岩隗をとらえたいとき、このレンズの広い画角が役に立ちます。20cmまで寄れるので、花の撮影も案外行けます。
　f値が大きい＝暗いことが欠点ですが、今のカメラはかなり感度を上げられるので、曇りの樹林帯でなければ何とかなります。
　魚眼特有の像のゆがみは、本物の（画角180°の）魚眼よりは抑えられているので、杉林みたいな直線が多い構図でなければ、余り気になりません。あえて直線（例えば稜線）を画面の端に持って行って特殊な効果を狙うことも出来ます。
　超小型軽量で、価格も安く、マイクロフォーサーズのカメラをもって山歩きをする方にはおすすめです。